ミラベルと魔法だらけの家

映画
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魔法を持つと言うこと

超あらすじ

・代々魔法を使える家系に生まれたミラベルだが幼少期に受ける儀式が失敗に終わり魔法が使えず大人になった。

良い所

・魔法表現

家の魔法表現が斬新と感じた、正確な線引きは分からないが家具や食器などには魔法が無く至って普通の物で家自体に魔法の力があるようだ。食器を並べる際も皿が飛んで来るわけではなく、テーブルに並べるまでの家自体の壁や床が動いて手伝いをしてくれる。

物理的な矛盾を無視した爽快な怪力表現なども観ていて気持ちがいい

・ミュージカル部分は文句の付け所がない

音楽も当然ながら映像も進化も感じる、映像表現が凄まじく質感の表現が凄く良い、実写とは程遠い外観であるが質感は実写を超えるほど、その実写を超える技術で非現実を描くと映像に矛盾を感じない。音楽と歌も相まって一瞬たりとも飽きない。

悪い所

・登場キャラはそんなに多くないが顔がすぐに覚えられるが名前が出てこなくなる、当然見せ場の量に差があるので覚えられる順位が出てくる、姉妹以外は忘れやすいかも知れない。序盤にしっかり紹介があるのでしっかり覚えておこう、会話で名前だけ出たりするので覚えておかないとややこしくなる。

あえて描かない設定や分かりづらい表現がある

まとめ感想

・魔法の力に支えられる集落の栄枯盛衰が描かれる、その中で魔法の使えないミラベルがひたむきに力になろうとする姿は非常に心地いい、決して聖人君子として描いている訳でもなく家族との小さな対立もあったり、言葉の表現も荒い場面もある、しかしそれが普通でありその普通なミラベルが普通じゃない魔法と言うものを持たない事による苦悩が時に「我感ぜず」として描かれたり時に「痛々しく」描かれる。この映画はミラベルの成長物語では無い、成長要素は無くすでに完成している。周りも含めて魔法に頼る事のない状態へと向かう衰退の物語とも取れる。

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