上映期間終了間近に見てきた
人気作品ではあるが上映期間終了間近なのか観ている人が自分を含めて二人だけだった、100人程入る部屋だったが二人しか居ない、家で見ているのと変わらない気分である。
平日の朝8時からの上映、、、朝からアニメ映画を観る、なんとも言えない罪悪感的なものも感じる。
不満点
扱い(ヒーロー)
上映時間は100分程、通常のアニメ約5本分の時間、その中で物語を終わらせなければならない。
そうなると当然出てくる「活躍しないキャラ」、A組だけで20人居るので全員出て来れるわけもない。序盤から「選別」が行われていているのがよくわかる。当然出てくるキャラはA組以外にも居る。
前線に出てくる理由は語られるが「出てこない」理由はイマイチ描かれないので、未活躍キャラの「仲間ハズレ感」がよく伝わる。無理矢理でも参加出来ない「言い訳」を描くなり、せめてセリフにしてほしい所である。
人気もしくは扱いやすいキャラが活躍するのは分かるが、完全に外野扱いなのはちょっと不憫に感じる
敵(ヴィラン)
敵の魅力が全く無い。取り巻きも当然だがボスに本当に何も感じない、暗躍する理由が弱い、組織である強みが弱い。
悪事を働く理由が自身の能力(全てを反射する)による幼少から今に至る苦悩らしいが、全く活かせていない、特に幼少期の苦悩を語るセリフはいくらでも伏線として活かせそうなのに全く触れない。
その能力も終盤の戦いに出てくるだけでイマイチその脅威やそれを持つ苦悩が伝わってこない。
戦い
後半敵味方3対3の構図になるがそれぞれの戦いが正直面白くない、タイマンの形になるので協力する場面が無く戦いが薄く感じる。見てる側はヒーローがどう動くのかを見たい訳で、個人で活躍するとなると大体出来る事も分かっているのでパターンが読める。
映画オリジナルキャラ
これもよくない、オリキャラ自体好きでは無いが良さが全然出てない。
キャラの過去や父親が物語に関わってくるが、全部カットしても差し支えないくらい活かせていない、当然個性持ちでもあるがそれを出すまでの流れが悪い、かなり後半まで引っ張るが引っ張る程のモノでも無い。使い所も正直読める。
あと「ワールド」である必要も無い気がする。
満足点
「ヒロアカの映画」これに限る、好きな漫画の映画の時点で見る価値は既にある。
不満はもちろん感じるがとりあえず見とけってなる。
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