9/16更新
画像も無しでレビュー

- 理不尽度・9:※あの男に限る(お客様は6くらい)
- 自業自得度・4:29年間の考えは急には変わらんよ
- 変わり種度・2:「清」でなく「汚」に寄るのも良いかも
- アンハッピー度・3:かわいそうなのは周りの人間(家族、職場、あの男)
- 度ーん・2:ちょっと早計過ぎない?ドーン!
概要
今日のお客様と愉快な仲間たち
- 清家 津寿貴 (せいけ つづき) 29 OL
- がさつで大雑把な性格の男
清家 津寿貴 (せいけ つづき) 29 OL
・ぱっと見「野比 玉子」メガネが丸くない以外はそっくりである。後に判明するがかなりの家柄のようで母親から『津寿貴さん』と「さん付け」で呼ばれている、実家住まいなのは良いとして、その家がすごくデカい!家柄詳細不明、家族構成不明、母親は音声のみ、父親に至っては生死すら不明、多数の「お見合い」が来ている事から家柄と共に津寿貴自身もそれなりの「モノ」なのだろう。自分磨きに余念が無く「エアロビ」「ヨガ」「牛乳風呂」「ジョギング」「六甲のおいしい空気」は欠かさない。結局「何の会社なの?」的なデカいビルのオフィスでレディをしているオフィスレディのようでちゃんとした社会人ではある、しかし家庭ではまだ二十代ではあるものの母からの『そろそろ決めてちょうだいよ』との圧力に晒されながらも牛乳風呂に浸かる毎日。潔癖らしく電車の取手にハンカチ無しでは掴めず、職場では手袋とマスクはマスト、今となっては珍しくもない光景であるがちょっと「ズレた人」扱いなのだろう。どう見ても処女(喪黒予想)
がさつで大雑把な性格の男
・ジャイアン的な「前髪」の男、その前髪が似合うのはまさにジャイアン!その男はまさに「オッサンになったジャイアン」。津寿貴に「がさつで大雑把」と言われるものの物語中にそのような描写は無い、少なくとも筆者が感じる点は無かった、オス度?が高いのは分かるし認めるが正義感が強く体力もあり、身のこなしも良い、登場時の変な下心が無い感じも良く、それでいてちゃんと段階を踏んだ上での「男性としての欲求」を出す紳士ぶり、しかも声が良い。「無職感」は否めないが確定では無い、帰宅ラッシュ時に電車に乗ってる事からワンチャンあり、ふらついてるだけの無職はそんな時間に電車に乗らない。そこら辺を差し引けば所謂「普通のオッサン」である、喪黒の「つくり」の疑惑は残るものの彼の顛末は「かわいそう」の一言、このオッサンに感情移入してしまうと、せめて「喪黒側」で居てくれと願わざるを得ない。ちなみに名前は出てこない。
立ち位置(もぐちゃん)
- タバコとウェットティッシュ
- 魔の巣は閉店?
- 愛を語る(肉体編)
タバコとウェットティッシュ
・今は不可能とされる駅のホームでの喫煙、当たり前に描かれる事に時代を感じる、しかも喪黒が吸ってるかのように描かれているのにちょいと驚き(他に吸ってる場面あったっけ?)唐草模様の愛用のバッグにはウェットティッシュ(ボトルのヤツ)を常備しているようでまた一つ謎の習慣が披露される、除菌と言う概念があるのか不明であるが用意がいい事である、考えてみれば喪黒からは清潔感を常に感じる、流石はセールスマンである。

魔の巣は閉店?
・新宿から離れているのだろうか?津寿貴の職場は新宿で間違い無さそうであるが、最寄りの情報が不明である、場所のせいなのか「魔の巣」が登場しない、代わりに何の変哲もないカフェが登場する、何か仕掛けがあるのでも無くそこに現れる喪黒もコーヒーを飲む始末。魔の巣の閉店も疑われたが潔癖を題材にするとあの店は出しにくいのだろうか?ともかく今回は魔の巣はお休み。禿げたオヤジがマスターで暇そうに新聞を読んでいるがかなりの一等地にある、超駅近って言うか「ほぼ駅」。
愛を語る(肉体編)
・はっきりとした明言は避けているが明らかに「セックス」の事を話している。「恋人が居ない」「手を握ったことも無い」「キスをした事がない」などと職場の上司が言いようものなら、、、考えるだけで恐ろしい事になる事をズバズバと津寿貴に言い放つ喪黒、出だしこそ「強がる」津寿貴に潔癖症を絡めつつ「軽いジャブ」であったが二人の関係にステップアップを感じるや否や「男の欲求」と言うキーワードを持ち出し「セックス」を「自然な成り行き」や「いやらしいモノでは無い」とウブなネンネにF◯CKを力説する猥談志喪黒。
ココロのスキマ
- 潔癖症

潔癖症
・名前から分かるように「潔癖」を全面に「スキマ」として描いているがスキマの本質はそこでは無く、まさに喪黒のツッコミにあるように「男性を寄せ付けない」点である、理由は何でもよく、その結果、その現状がまさにスキマであり潔癖を治しただけでは蓋をしたに過ぎず解決とはならない。そもそも潔癖症の描写も乏しく「行きすぎた感」は全然ない、喪黒もその点には全く手を付けようとはしなかった。
あらすじ補足
序盤
- デザートは六甲のおいしい空気
- 潔癖感
- 右手左手の妙技
- 名刺不発
- 潔癖と健康の間に
デザートは六甲のおいしい空気
・平成初期を感じさせる派手な(主に蛍光色)タイツに身を包みエアロビクスに勤しむ津寿貴、そしてなぜかそのままの格好でヨガ(瞑想)をしている。真っ白な液体で満たされている風呂桶で漬け込まれる津寿貴、傍にはパックの牛乳が置かれている、風呂桶を白く染めるには一体何リットルの牛乳が必要なのだろうか?そもそも「イイもの」なのだろうか?そして風呂上がりにはフェイスパック、そしてジョギング!なんで!と思ったがこれは朝のルーティーンなのだろう(風景が朝、エアロビは夜っぽい)、格好は当たり前のように「ダサく」赤いヘアバンドが時代を感じさせる。走り終え息も絶え絶え、肩で大きく呼吸をするや否や取り出したるは『大きな缶』ストロング缶500大の缶!どっから出したんや!とヤボなツッコミをしたくなる缶!「六甲のおいしい空気」(正確には「気」が見えないけど)と書いてある缶!空気なだけであって酸素とは書いて無い、果たしてその気体を吸う事によるメリットは何なのか?そしていちばんのツッコミどころは蛇腹のホースが付いてる点である(邪魔だろ)。

潔癖感
・オフィスビルでは「キーン、コーン」とベルが鳴り響き終業を知らせている、時は夕暮れ「黒地に緑文字」ウィンドウズ以前のパソコンを前に津寿貴は仕事をしている、口元はマスク、手元は手袋、目元は元からメガネはかけているが「潔癖感」を醸し出している。ベルが鳴り終わるのを待つ事なく『お先に失礼します』と「そそくさ」とそして前傾姿勢なのかストレートネックなのか分からない首の角度でオフィスを後にする。駅のホームで電車を待つ津寿貴、今では考えられないが背後に立つ男がタバコを吸い始める!咳き込むものの当時は「ダメな事」では無いので周りの人間も一切気にする様子は無い、注意することも出来ず場所を変える津寿貴、背後に立つ人物はあの黒い男(珍しい喪黒の喫煙シーン、後ろ姿なのでふかしかも)
右手左手の妙技
・当然に吊革は触れない、掴まない訳にもいかないのでハンカチ越しで掴む津寿貴、しかしマスクは駅に来た時から外している矛盾。そんなハンカチ越しの手に「別の手」が重なる、、、異様に白く、そして意外とゴツい、しかしなんか柔らかそうな手が重なる、『キャッ!』とたじろぎ相手の顔に眼を向ける津寿貴と同時にその相手はカバンを弄り始める『いやっ!あ〜失礼、どうかこれで手を拭いてください』とカバンから謎のボトルを取り出し津寿貴は差し出す、『ウェットティッシュですよ』差し出したモノの説明をしつつもその左手で差し出されたウェットティッシュの更に前に右手で名刺を津寿貴の方へ差し出している、高度な手業と視線移動の妙技を織り交ぜつつファーストコンタクトを測るその男は喪黒であった。
名刺不発
・『わたくし、こうゆう者なんですが、あなたのような方を探して居たのです』と右手に名刺、左手にウェットティッシュを持ち一通りの自己紹介を済ませる喪黒、津寿貴『どんなご用がお有りなの?』と明らかな不審者にも丁寧に対応をしている。『わたくしセールスマンです』と自分のターンになりデカい顔を近づけ『あなたのように心にスキマがある方をお助けするのが私の仕事なのです』といつもの口上を口にする際、差し出した名刺を胸の内ポケットにしまっている、受け取らないと判断したのか、潔癖の女にバイキン扱いされて傷ついたのかあっさりと引っ込める喪黒。「スキマなんて無い」と断る津寿貴に『ボランティアですからご心配なく』と全く心配を解消させる事の無い追撃を加えるもちょうど良く駅に到着してしまい津寿貴は下車してしまう、喪黒も追うように出口に向かうが乗り込んできた乗車客に押し戻される、発車する電車内で押し潰されるようにもみくちゃにされ客の間で挟まっている喪黒を眼で追う津寿貴、不審がるようにそして可哀想な人を見るかのように。
潔癖と健康の間に
・ホームから出口に向かう間の僅かな時間の間に雨が降り始めている。潔癖ならそこら辺を見越して準備しているだろう(筆者の勝手な思い込み)と思ったがカフェの店先で雨宿りをする始末、困った様子で空を見上げていると『そんなトコに居ないで中に入ったらどうです?』と背後から声が掛かる、津寿貴が振り向くとあのオッサンが手を振っている、ヤツは確実に電車に乗っていた!どうやっても先回りするのは不可能なハズ、、、その点は気にする事も無く、なぜか観念したかのように大きく「ため息」をつき店内へ、席につくや否や『あたしには心の隙間なんてありませんから!』開口1番に喪黒不要論を唱える津寿貴、『そうでしょうかね?』と疑って掛かる喪黒へ若干って言うか、まーまーキレ気味に畳み掛ける!『あたしは健康には人一倍気を付けています、タバコもお酒も飲まないし、睡眠をたっぷり取って規則正しい生活を送っています、毎日エアロビやヨガは欠かしません、ですから体も心も健康そのものです!』とそこまで聞いてないよ!って思う程に自己開示をしてくる女に怯む事なく喪黒は『健康第一は結構ですがあなたの場合、潔癖すぎませんか?』と応戦する、『潔癖すぎる、、、?』鳩が豆鉄砲喰らったような顔で津寿貴は自分語り大好きドヤ顔から一気に頬を赤く染め己を恥じるかのように語気も急に弱まる、喪黒の口撃は止まらない!
中盤
- 娘をさん付けで呼ぶ家柄
- あたし、こんな所初めてです、、、
- おとなしい処女
- 傘が無い、、、のか?
- ところで助言させて頂きます!
娘をさん付けで呼ぶ家柄
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あたし、こんな所初めてです、、、
・

おとなしい処女
・
傘が無い、、、のか?
・
ところで助言させて頂きます!
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終盤
- 彼の欲求
- 今更な汗とタバコの臭い
- 普通の生活を営む権利
- ダースベーダー化した処女
彼の欲求
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今更な汗とタバコの臭い
・
普通の生活を営む権利
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ダースベーダー化した処女
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感想
・知らないゲームを「ベリーハード」でやらせて、上手く出来なかったからと言って『才能ありません!』って、、、そりゃ無いよー
あとがき
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