画像も無しでレビュー
- 理不尽度・8:夫と含めて関係者「しょーもない」奴ばかり
- 自業自得度・2:不平等な二択を迫り恐らくどっちを選んでも酷い仕打ち
- 変わり種度・4:連作のある意味本編、なんかツケが全部回ってきた感じ?
- アンハッピー度・3:蝶子の今後を考えれば寧ろ良かったんじゃね?
- 度ーん・6:追い詰めてからのドーン!「ゴルフだけの人生をくれるハズじゃ、、、」
※ゴルフとは紳士のスポーツである(喪黒談)
概要
今日のお客様
- 虫味 蝶子 (36) むしみ ちょうこ 主婦
- 夫 虫味一郎(盗人)
- SP2より続けて登場、世界線は継続
・百合の才能あり?、パーマ中分と言う形容し難い髪型を持つ明らかに「ブス」側の表現をされているが「困る」「喜ぶ」等の仕草が可愛い一面を持ち、且つ少々サービスショットも提供し「主婦」としての役割はしっかりとこなし何も問題が無い女性。
・ゴルフクラブ窃盗犯!しかし、あのイカしたショップのオーナーが示談にした模様(オーナーは今作品トップクラスの善良市民)、ドーン!後も普通に登場する数少ない体験者、しかし魂を抜かれたかの様に無気力になっている。
・前回の「虫味ゴルフクラブ窃盗事件」のその後を描いている、前回から十分キャラが立っていたが今回はお客様扱い、夫の尻拭い直後からのハードなハンデを抱えた状態からのスタート。
立ち位置(もぐちゃん)
- 虫味を破滅(仮)させても尚、虫味家にたかってくる寄生虫
- 人として問題有り(お金も暇も山程ある人)な人物を蝶子に当てがう
- これほど追い詰める意味は?
・なんの恨みがあるのか?虫味家を壊滅させたいのだろうか?波乱を乗り越えてひと時の娯楽を楽しんでいる蝶子の前に喪黒再び登場
・別のゴルフコーチ(ジャイアンに似た奴じゃないよ)が登場するが当然「ヤベー奴」、喪黒の知り合い(事情も知ってる模様)(喪黒の影響下にあるのかは不明)
・理不尽な二択を迫られる、、、忠告を守り続けるも「守らせないような」力が働き結果、約束を破ったかの様に扱われる。
ココロのスキマ
- 無い、前作から結構充実した生活をしてるっぽい
・喪黒に会う前は無かった(夫の件はスキマとは言えない)のに、、、
あらすじ補足
序盤
- 近いよ
- お品書き
- ヒヨドリシナコ登場!
・なんか知らんが蝶子がゴルフをしている(打ちっぱなし)旦那があれだけの事をいているのになぜゴルフに近づいてくるのだろうか?Tショットにてドライバーによるフルスイングされた凄まじいゴルフボールがこれまた凄まじい跳弾で喪黒の鼻に直撃!鼻の穴に少し入った程度で済んでいるがとんでもない強靭に鼻を持つ喪黒である。そもそも立ってる位置が近すぎる、あからさまに不自然で知り合いでもこんなに近づかねーよって距離に突っ立ている。そしてノーダメージの喪黒から早速ゴルフ指南が始まり、早速ゴルフ会員権のセールスに間違われるがすぐに誤解が解けた模様。
・蝶子『あのゴルフショップの主人が理解のある人でホントによかったわ、警察沙汰になる所を示談にして頂いて』『だけどあなた、あんな高価なクラブばかり集めて買い取ってもらう時は苦労したのよ』『だからあたしが少しくらいゴルフ場でプレイしたからってバチは当らないわよね!』と、およそのあらすじ、経緯、これからの流れをわざとらしく夫婦の食卓にて会話がされる。喪黒を「ちょっと変わった人」と称してコーチを紹介された事も説明して余す事なく今回の話のお品書きを口頭に説明している。旦那は終始俯き相槌を打つ程度。
・打ちっぱなし併設のカフェにてコーチを待つ蝶子、『コーチって一体どんな人がくるのかしら?』ぎゅーっと縮こませたストローの紙袋に水を垂らしニョロっと伸びる様を眺める「紳士の暇つぶし」をして待ち侘びている、更に『やだ!なんか恋人待ってるみたい、、』を今後の展開に色を添えるような発言をした所に丁度よく登場!「宝塚の男役」としか表現できない様な見た目、髪はショート、タイトなスーツ、ハキハキした口調、過剰にならない程のアクセサリー、ナチュラルなメイク、水色に光る目!二重螺旋のもみあげ?、蝶子は一目惚れの様子。その後ゴルフ指南を受けるが「恋する乙女」状態、二人羽織の様なマンツーマンレッスンで常に体は密着、終始顔を紅潮させ、汗もダラダラ、眉毛もハの字、瞳も潤ませ、背景もラメのピンク、もう「そーゆー風」に見られても仕方なし!
中盤
- すっとぼけ
- お褒めの言葉
- 夫を愛し、女に惚れる
- お返しのお返し
- サービスタイム!
・『虫味さんじゃありませんか?』喪黒は帰宅途中の虫味(旦那)と接触、そのまま「魔の巣」へ、『クラシッククラブの収集辞めたんですか、安心しました』と「すっとぼけ」から始まり話は「嫁がゴルフにハマっている事」に移る、喪黒は『ゴルフは健康や美容に良いしストレス発散にもなりますし、どんどんやらした方がいいじゃありませんか』とまとめる、言ってる事は正しいがどうも釈然としない。
・お似合いの真っ赤なスポーツカーにて自宅まで送ってもらった蝶子、『これからも頑張っていきましょうね』と握手を求められる蝶子、求める側のシナコは目が水色に光っている(結局これは何を示しているか不明)、蝶子はその目にやられているのか?トランス状態(めは虚、口は半開き、顔を紅潮)。完全に寝ている旦那の部屋に乱入して叩き起こし『今日の出来事』を勝手に一方的に喋り出す、如何にシナコがスゲーのか、そしてそのスゲーシナコに褒められた私がスゲーのか、とても夫婦じゃなきゃ聞いてられないくそつまらない内容である(夫婦でも結構キツイだろう)
・『相変わらずご熱心ですなー』と打ちっぱなしで蝶子と喪黒が遭遇(喪黒は何してんの?)。『あの人(シナコ)はお金も暇も山ほどあってゴルフしかする事がないんですよ、、』と喪黒はシナコを説明する(結局何者だかは不明)、しかし蝶子はお構いなしでシナコに「お熱」の様子、『女が女に惚れるくらい素敵な人よねー』と完全にイカれちまっている様子だがそこへ喪黒がピースサインを示し『二つだけ忠告させて下さい』と語り出す、少し割愛するが要するに1つ目は「ハマりすぎんな」って事、旦那をほったらかしにすんなとも言っているがそこで蝶子は『これでもちゃんと夫を愛している』とイカした発言、喪黒も『聞かせてくれますなー』と良い返し、2つ目「ゴルフは紳士のスポーツです」って話、要するに約束やマナーをちゃんと守ってねって事、要するに「これから守らないよってこと」と同義である。それにしても蝶子のイヤリングがスゲーセンス(まんまゴルファー)
・お世話になったお返しとして蝶子はシナコを「高級レストラン」的な所に招待して(ビルの高層階にある如何にもなレストラン)、プレゼントも渡す(金色に輝くカードサイズ程度の用途不明、且つ、結局猫?虎?の顔を模った謎の小物を渡す)シナコ『まぁ素敵!嬉しいわ、ありがとう』と絶賛、瞬時にこれが何かわかったんだろうか?続けて『私にもお返しさせて』と提案、蝶子『そんなお返しだなんて、せっかくのお礼の意味が無くなっちゃくわ』と非常に節度ある返しをする、シナコ『お返しと言っても2人で楽しめる事よ』と意味深な発言をしつつさっき貰った「謎の小物」を胸に付けている(ここでやっとブローチと判明)『あなたをカワネホテルのゴルフ場にご招待したいの』と詳細を説明(ドスケベな想像をしてる紳士諸君には申し訳ないがそんなもんである)
・自宅にてパターの練習をしている蝶子、ウキウキ気分でパターをブンブンと自宅内で振り回しいる、心ここに在らずで聞いている?様子の旦那はお構い無しに自らの世界に没頭している(旦那をほっといてる的な描写が描かれている、TVのチャンネル選択権を奪う等)。クソどうでも良いが唐突なサービスタイムが始まり蝶子の入浴シーンが流れる、しかし谷間が強調され誠に遺憾だが目がいってしまう。電話が鳴り蝶子が出る「内容は明日迎えに行くよ的な事」その傍で旦那はなぜか寂しそうに「あのオルゴール」を眺めている。
終盤
- 虫味死にかけ
- 紳士とは?
- イカれちまった
- 蝶子不調
- 夫『さよなら』
・翌朝(恐らく早い時間帯)蝶子は出掛けざまに旦那の部屋に顔を出して『じゃぁ、あなた行ってくるわね』と声を掛けドアを閉めようとしたが旦那の様子がおかしい事に気づく、うんうん唸っている旦那、歯を食いしばって苦しんでいる、いつもの頭痛かしら?と呑気に言ってるがいつも以上にのたうち回ってるい旦那、手を額にあて『すごい熱』と驚愕!そこへ、、、
・そこへ丁度よくシナコの車が到着した様子、「来た事の合図」なのかクラクションが鳴らされる(結構連発してる)蝶子も直ぐに気付き『シナコさん、、』瞬時にシナコと旦那が天秤に乗っけられる、、、つーかその前に早朝だろ、とんでもない近所迷惑である、まともな社会性を持ち合わせていない様子が垣間見える、紳士とは、、、蝶子『困ったわ、、』どっちを優先すべきかを迷っている様子、その様子を察したのか旦那は『行って、、来なさい、、』と死にかけだがハッキリして意思を示してる(辛いけど私より自分の趣味を優先していいよ、でも少しは僕の事も気に掛けてくれると嬉しいな、、程度にしか見えない)、蝶子『でも、、』とかなり旦那を気遣っている様子。事情を説明するとして一旦外にいるシナコに接触する、シナコ『さあとにかく急いでゴルフに遅刻は禁物よ!』と何故かちょいキレ気味で言い放つ(あんたが来るのが遅いんじゃね?)事情を説明する暇も与えず事が運ぶ、そこへ以前喪黒から受けた忠告が脳裏に浮かぶ「ご主人をほったらかしにしない」と「ゴルフは紳士のスポーツですから約束はまもる」シナコの紳士っぷりは置いといて追い詰められる蝶子。仕方なく『すぐに帰るから』とのたうち回る旦那を置いて蝶子はゴルフ場へと向かう。
・場所はゴルフ場、旦那が気掛かりの様子の蝶子雑談の輪から外れ公衆電話に向かう、『もしもし』と喪黒が登場、『よっぽどゴルフとシナコさんにイカれちまったんですね』と全く蝶子の苦悩が理解してない様子の喪黒、続けて『頭痛と高熱のご主人をほっぽり出して来るなんてねー』と更に『あなたはご主人とゴルフを秤にかけてゴルフをとったんですね』とシナコの紳士っぷりも知らずに畳み掛ける、蝶子『私はゴルフのマナーを守りたくって』と反撃!追加攻撃『主人も行っても良いって!』と追撃。喪黒『ご主人も心の中ではきっとゴルフをやめ看病してもらいたいと思っていたでしょう』(メンドーな旦那である)『あなたもそれはわかっていたハズ』と捲し立て遂には『ゴルフだけの人生を送るのです』と、とんでもない飛躍した発想からのドーン!行っちゃいます。
・その後の蝶子は酷いもので打つたびに失敗続き、成績は散々であろう、時々旦那ののたうち回る様が出るが結局しっかり夕方まできっちりプレーをした様子、蝶子『今日はすみませんでした、本当にご迷惑ばかり掛けてしまって、明日から一生懸命練習しますからこれからも、もっと厳しいレッスンをお願いします』、背中で聞いていたシナコが振り返りながら『これからもですって?』と意味深な切り出し、少し悪い顔になって『あなたとのお付き合いは今日でお終いなのよ』と、えらい演技口調、続けて『喪黒さんとの契約は今日までなの、じゃお別れね、さよなら』と、また水色に目が光ってシナコは去っていく。
・当然帰りはタクシーの蝶子、急いで旦那の元へ向かう!『あなたー!』寝室のベットには居ない、トイレにも居ない、リビングには一枚の書き置きが「さよなら」、、、と、重し代わりにしていたオルゴールが転がり鳴り始め悲壮感を醸し出し遠目からのロングショットになり喪黒のおっさんが語り始め物語が終わる『ゴルフのOBは打ち直しが出来ますが人生のOBってやつはなかなか打ち直しが出来ないもんですなぁ』
感想
・虫味(夫)お前は1人で生きていけんのか?あんなん直ぐに野垂れ死じゃありませんか?そもそも元気じゃん、出ていけるくらい、てめーの尻拭いしてもらってちょっと趣味に走ったからって出てくって、そりゃないわーと思った。どーせ喪黒も、もし旦那を選んでもドーン!しちゃうんでしょとも思ったね。
あとがき
・レッスンプロにまともな人はいないんじゃないかってくらいの世界
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