笑ゥせぇるすまん 69 『幻のスタア』

アニメ

5/13更新

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画像も無しでレビュー

  • 理不尽度・4:本人と名乗る偽物はキツイ
  • 自業自得度・8:しっかりとした忠告無視
  • 変わり種度・7:本当はどうなの?との疑惑
  • アンハッピー度・3:スタアになりました
  • 度ーん・9:侍ドーン!

概要

今日のお客様

  • 勝手 良三(かって りょうぞう)74 元・映画俳優 (星 新三郎)

勝手 良三(かって りょうぞう)74 元・映画俳優 (星 新三郎)

・本名が勝手亮三、役者名が星新三郎、役名が月星半平太と三つの名を持つ、歳を取っただけでそんな「目」垂れる?、「鼻」広がる?「下唇」出る?と疑問が湧く、しかし何かと面影があると言われる元スタア(スター)。本人のバックグラウンドは一才なく若者期と老人期のみ描かれ、その経緯は謎であり家族構成等は全くもって不明である。金はあるのか立派な老人ホームに住み、自由に外出は出来る程の体力は有してバーに出入りしている一見自由人でもある。

立ち位置(もぐちゃん)

  • VHSの角に頭をぶつける
  • 喪黒マーケディング
  • サムライ喪黒

VHSの角に頭をぶつける

・VHSを頭にぶっ込まれた為に前のめりに卒倒するところから物語に登場する、謂れの無い不当な暴力を受けながらもVHSのラベルをチェックする余裕を見せ、古い作品の古い俳優まで記憶しターゲットに取り入ろうとするセールスマン根性?発揮する。

喪黒マーケディング

・今話の最大の謎である「喪黒のマーケティング能力」セールスマンなので当然に備えているであろうスキルだが規模がデカい!まさに「老いも若きも男も女も」更にはマスコミも巻き込んでブームを再燃、現代とは比べ物にならない程に閉鎖的な情報網に入り込み世に浸透させる。マネージャー業までこなし恐らく「新・星新三郎」問題もプロディースしている。

サムライ喪黒

・お客様気分に合わせた立ち振る舞いをして結果的に感涙からの隙間埋め成功?セールスマンの鑑である。漆黒の着物に真紅の唇紋?をあしらった和装に身を包み、いつもの帽子(山高帽?)はマイケルジャクソンかジュリーでしか見た事ない「斜め被り」をして、かの名匠の伝説の一振り(知らんけど)を帯刀してやけに力の入った作画で「勝手亮三と星新三郎」を殺しに掛かる!

ココロのスキマ

  • スタアの末路を悲観

スタアの末路を悲観

・今ではすっかり忘れさられた事を悔やみ悲観しながらもどこか諦めを感じさせる言動。50年の空白期間がそうさせたようであり、その間の活動はどうしていたのか?等は描かれていない。

あらすじ補足

序盤

  • 月星半平太(役割不明)
  • 耳が悪い老人と頭の悪い老人
  • 月星半平太(役名)
  • 老人ホーム(最高級)

月星半平太(役割不明)

・白黒の映像に良く映える、今にも折れてしまいそうな月、、、の明かりに照らされる端正な青年、世は幕末、場所はどこぞの寺の境内、「」の羽織りに身を包んだ輩に囲まれその青年は刀を構える。10人は居る新撰組に囲まれながらもその青年は果敢に飛び込む!世直し組とも言われる新撰組に相対する謎の青年、しかし描かれ方はどう見ても正義の味方。新撰組を一方的に切り伏せ、背中に「」をあしらった振袖を見せ付けるようにそしてその背中で哀愁をも漂わせつつも表情は微笑を湛える青年、、、性は星、名は新三郎!って言うか何してんの新三郎は?どーゆー設定?

耳が悪い老人と頭の悪い老人

・って言うビデオ謎設定時代劇(VHS)を見ている爺さん(勝手良三)、長寿楽々老人ホームの一室にて明かりは消して、音量は爆音でビデオ鑑賞に耽っている様子、そこへホーム仲間の丸ヒゲ爺さん(見た目)が部屋へ乱入!そして叫ぶ!『勝手さん!いい加減にしてくれませんか!毎日、毎日やかましくて寝れやしない!』勝手との距離はおよそ1.5メートル、丸ヒゲ爺の怒号は部屋に響き渡る!勝手は華麗にスルー(って言うか聞こえてない、って言うか丸ヒゲ爺の事を見てもない)、続けて『勝手さん!』と決して届かない叫びと共にブラウン管の前に立ちはだかりTVをオフ!勝手『いきなり何をするんじゃ』と聴覚的、視覚的に無反応なのにTVが消えた事に対する変化はすぐに感じる耳の悪い爺さん(目も?)。突然ですがここで怪奇現象が起こります、ファーストコンタクトの際に勝手はノーメガネなんですが丸爺が眼前に飛び込んで来た時にはメガネ掛けてるんですよ〜怖いですね〜恐ろしいですね〜。丸爺は畳みかける!『あんた耳が遠いから大きな音も平気だろうが隣の部屋の身にもなってくれ!』と隣の部屋の住人が「うるさくて寝れない程」の騒音をそれなりに耐えてきたであろう異常事態を感じながらもそれに負けない異常事態が起こる。丸爺は徐に(ではないが)ビデオデッキからテープをイジェクト!『こんな物は!』と窓から「放り投げる」レベルでは無く斜め下45度で投げ落とす!十分に異常行動ではあるが更に悪いことに投げ捨てた先が道路である、敷地内では無く、道路である、夜とは言え一般人や車が往来する一般道である、そして異常行動が危険行動となり最悪のアクシデントが発生!一般道路の一般では無い何かにビデオテープがぶつかる。

月星半平太(役名)

VHSの角をかなりの速度で頭にブッ込まれ喪黒が前のめりに倒れる、そしてすぐに立ち上がる!『おや?』とほぼノーダメージの様子で立ち上がりつつぶつかって来た物を確認している喪黒、と同時くらいに勝手が喪黒の前に現れる、、、ブッ込まれた時の映像から部屋は建物の2階以上に位置している事が分かる、しかも投げた瞬間には丸爺と勝手は同じ場所にいる、なのに勝手はパルクール上級者でも厳しい時間で喪黒の前に現れる。勝手『それは僕のじゃー』と傷害の事はそっちのけ(そもそも犯人不在)でテープの所有権を主張、喪黒もかなりの速度でビデオテープをブッ込まれた事はお構い無しにテープのラベルに書いてある題名に気が向いている様子、喪黒『おー月星半平太とは随分古い映画ですねー』と無駄に広い知見を披露、勝手は知ってる事に驚き感心すると共に自分語りを始める『君!月星半平太を知ってるのかね?その映画の主役は何を隠そうこの僕なんだ!』と拳を握り、のけぞり、ドヤ顔で語る。喪黒も負けじと語り始める『主役と言うと確か、、星新三郎、、、』と一匹のジジイに三つも呼び名が出てくるとややこしくなるわーって感じてきたところである。喪黒目線で勝手が「4段階」で若返る演出が入るが、1を全盛期として4〜3〜2と順当に若返るが2〜1の変化が異様で「目」垂れる?、「鼻」広がる?「下唇」出る?と若返りではなく変態を遂げている(別人説あり)。頸椎捻転確実!フクロウ超えの首曲げ(時計の針が進むように顔が回転する)をしながら喪黒は若返り演出に突入した勝手を眺めながら『あ〜確かにそんな気も〜、、』と納得したようなしてないような。

老人ホーム(最高級)

・『当時は日本中どこへ行っても僕の事を知らな人は居なかった、しかしその星新三郎も今じゃすっかり忘れられて、僕自身もすっかり老いぼれちまって、、』と老人ホームの中庭にある爺と婆のモニュメントがある噴水の脇の老人ホームにピッタリな菊の花の側に座り勝手がしみじみ語る、小高い丘の上に立ち、地上3階、部屋数はおよそ3〜40はあろうかと思われる規模、壁の薄さが疑われるもののかなりの高級物件である。喪黒は『まだ隠れファンが居ますよ』なんて適当な事を言って気持ちを揺さぶりに掛かる。今やっと諦めの境地に立ちそうになった勝手である、そして「良い所」に身を寄せながらも『スターの末路なんて大体こんなもんさ、、』と終末に向けて落ち着き始めた勝手に悪魔が囁く『勝手さんお望みなら昔の人気を取り戻して差し上げましょうか?』ところが悪魔の囁きは勝手には届かなかった、、、『っえ?なんですって?』衰えた聴覚機能を補おうと手のひらを耳の横で配置し再度「悪魔の囁き」を聞こうとする勝手、お年寄りを相手に会話をした事がある人なら誰しも経験があり、自ずとやってしまう自然の摂理、その摂理に喪黒も逆らえずに思わず声を荒げる『昔の人気を取り戻して差し上げましょう!』からの〜名刺攻撃!、『申し遅れましたが私こうゆう者です』しかし勝手に通じない!『あ〜、、老眼でよく見えんが、、』イマイチ喪黒の事が伝わって無いが自身満々のドアップで序盤の締めに掛かる『私のマーケティングにお任せ下さい!』。

中盤

  • レンタルビデオ
  • 人気再燃
  • 名乗り出れない人気者
  • ファンレター

レンタルビデオ

・今は亡き(無くなっては無いが)レンタルビデオ屋にて月星半平太シリーズが大人気!(レーザーディスクもね)、90分のモノクロ作品であり、謳い文句は「50年前の感動再び」あの名作!月星半平太の悲しみの殺陣を描く「連鎖」(レンタル中)から、悲哀の為に刀を振るう「愛染歌」(レンタル中)、刀を鞘に納め半平太はどこへ、、「始末記」(レンタル中)、月夜に蠢く群像劇「黎の月夜」(レンタル中)、新たなる敵はジャパニーズニンジャ「忍法帖」(レンタル中)、激動の時代に半平太動きます「幕末の剣」(レンタル中)、半平太おまえ勤王だったんかい!「新撰組対勤王」(レンタル中)、名優星新三郎の新天地「殺し屋の星」(未レンタル)が「イッパシカン太」や「ハットラー」「ゴーストハスダー」「レイグース」「バットルマン」を抑え堂々レンタル中!街には『星新三郎のビデオいっつも貸し出し中(怒)』と不満を声にする所謂「レンタルビデオ難民」が増えてビデオ屋の店員も対応に追われる始末(本数五倍にするらしい)、電車の中吊りには星新三郎が所狭しと並び、電車に乗るJKが『レーザーディスク買っちゃった!』『えー!ダビングしてー』と星の話題で盛り上がっている(ダビングは駄目でしょ、つーかどーやんの?)、特集を組んだ雑誌は複数平積みで売られ、そして飛ぶように買われていく。星新三郎ブーム到来!

人気再燃

・当然テレビでも大々的に特集をされ多くの人の目に触れている。長寿楽々老人ホームの人々(丸ヒゲ含む、勝手除く)が爺さん3人、婆さん3人(夫婦?)が見事な男女比で広間のテレビを見ている、当時(50年前)を振り返りながら懐かしみ、そしてブームになれば誰しもが気になる「ある疑問」に収束する、『まだ生きてるんでしょ?』『きっと素敵なロマンスグレーになってるわね』と残念ながらハズレている期待を込めた発言で盛り上がっている、、、のを後ろで聞いている勝手(ロマンスグレーではあるがロマンスハゲでもある)『ふっふっふっふ』とドヤ顔である。

名乗り出れない人気者

・『いやーほんとにすごい人気ですなー』魔の巣にて、小走りが出来るくらいだから自由に出入りは許されているのだろう勝手がカウンターで湯呑みに入ったお茶を飲んでいる、『みんなあなたのおかげです』と耄碌してた爺さんだけど最近の人気のおかげなのかハキハキとしている、対する喪黒はブランデーグラスを片手で下から掬い上げるように持ち答える『いえいえ、全て星新三郎である勝手さんの実力ですよ』と、あくまでマーケティングだけによるものでは無いと強調しつつも、マーケティングの凄さが浮き彫りになる。勝手『老人ホームのお婆ちゃん達も大はしゃぎしていまして名乗り出るにも、出ずらくって、、』と承認欲求が止まらないジジイに対してすかさず「忠告」が入る(罰則は無い)『それは黙ってた方がいいでしょう』

ファンレター

・これは全部星新三郎宛のファンレターです!と、なぜかブランデーグラスを床に置き代わりに大量のハガキをカウンターに置く喪黒、そして『星様に会いたい!』『私の胸も張り裂けそう』と書いてある内容を「推し活」を小馬鹿にしたような演技を織り交ぜつつ読み上げる喪黒、そしてこのブームをぶち壊しかねない核心的なタブーにヤローは触れる!『もし今のあなたの姿をこのようなファンの人達が見たら、、、』と大事なトコロは自分で言わず「あんた分かってんでしょ」的な意地悪なパスを勝手に出す、勝手も即座に理解して、そもそも以前から理解していたかのように観念した様子(目を瞑り、眉は八の字、下唇はしゃくれ、頭は禿げる)で『恐らく、、、がっかりするでしょうな、、』瀕死の勝手に忠告は続く『全国の女性達の夢を壊さずにそっとしておきましょう、神秘のベールに包まれた星新三郎のその後、ますます人気が高まりそうですなーオーホッホッホッホ』と男性ファンはそっちのけの喪黒の笑いが魔の巣に響き渡る。

終盤

  • 星さま登場!
  • ニセ者は誰だ!
  • ノリノリ喪黒
  • ドーン!斬
  • 勝手な勝手さん

星さま登場!

・『ええ、そうです、「私がホシシンザブロウ」です』、、、と「森国の言いたい放談」と言う対談番組に出演しているホシシンザブロウはそう答える。バスガイドみたいな格好した森国と丸テーブル越しに二人は向き合っている。森国『うわー!カンゲキー!!今どちらにいらっしゃるんですか?』と甘ったるい口調でホシに質問をする、『ええ、伊豆の方に、、、私は海が好きなもんですから、、』と答えるその男は明らかに「カヤマユウゾウ」をオマージュしたような素敵な「イケおじ」で、我らの知る「星新三郎」とは似ても似つかない男である。『素敵〜』『昔の面影そのままねぇ』『ほんとね〜』と「森国の言いたい放談」を見ている長寿楽々のメンバーがうっとりしている、、、のを後ろから拳を握り締め汗だくになり全身を「ワナワナ」させファイティングポーズでも取ってるかのような構えで『そ、そんなバカな事が、、、』、耳が悪い設定はどこへやら?しっかりテレビの音声が聞こえている星は居ても立っても居られず『みんな!騙されるなー!』とTVの前に躍り出る!凄まじいブーイングに晒されながら「汚い方のホシ」は「キレイな方のホシ」を『こいつは偽物だ!本物の星新三郎はこの僕だ!』と、この大ブームを根底から覆すスキャンダラスな暴露をする!、、、が当然誰からも信用されることは無く「ジジイがジジイ」を取り囲み、押さえ付け、羽交い締めにし、TVから引き離されて、その様子をババアが拳を振り上げ煽っていると言う地獄のような光景が繰り広げられている、揉みくちゃにされながらも汚い星は叫ぶ『僕が星新三郎だー!僕が星様なんだー!』ジジイとババアの叫びが夜の長寿楽々に響き渡る。

ニセ者は誰だ!

ノリノリ喪黒

ドーン!斬

勝手な勝手さん

感想

・嘗て、勝手をかけてんの?

あとがき

コメント

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