笑ゥせぇるすまん 64 『ガラス越しの愛』

アニメ
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画像も無しでレビュー

  • 理不尽度・8:嗾け剰え、誘拐を幇助してます。
  • 自業自得度・6:まー、、お持ち帰りするよね。
  • 変わり種度・4:話の構成は普通、なぜか「田亀源五郎」が脳裏に掠る。
  • アンハッピー度・8:希望は恐らく叶わない。
  • 度ーん・7:ドーン!にもテクノロジーの波。

概要

今日のお客様

  • 甲田 亀太郎 (こうだ かめたろう)32 プログラマー 
  • 独身貴族!
  • 人となり(再確認)

甲田 亀太郎 (こうだ かめたろう)32 プログラマー

・「名は体を表す」を体現している男性、甲羅こそ背負って無いが骨格(頭骨)が「ほぼ亀」、話し方も相まって「ちょっとアホっぽい」が職業はなんとプログラマー!インテリジェンスを感じない面だがなんとも時代を先駆けたインテリ亀である。亀の様な富士額?と亀の様な半開きの目と亀の様な大きな口を持ち、独身であり、少々金を持ってる事を公言している(家持ち)、性格が破綻している訳でも無く亀のような「人畜無害さ」を感じる。

独身貴族!

・海辺に家を持ち、車も持ち、仕事はフルリモート?、スキューバダイビングを趣味に持ち、人との接触を「煩わしい」と感じながらも100は越える亀達に囲まれ「息抜き」が出来て、喪黒からも『この亀さん達があなたのココロノスキマを埋めてくれている訳ですね!』とのお墨付き。

人となり(再確認)

・「KAME」とプリントされた(漢字ならまだしも)黄色のシャツを愛用、最早センスを問うのは野暮である、しかし面とシャツ以外には「亀」を感じさせるモノは無く、休日に一日中亀の水槽に張り付く以外の行動は至って常識人?なのかもしれない。酒を常飲している様だが肴は勿論「亀」である(愛でるだけ)。喪黒からの『亀次郎君と顔立ちまで似てますからね』とのディス?にも喜びを感じる程の亀愛を持つが、幼少の頃は『カメ、カメ、ドンガメ』をイジメにあってた悲しい過去を持つ男である(実際鈍臭いかは不明だがどう見ても鈍臭そう、体型は殆ど蛙)

立ち位置(もぐちゃん)

  • 亀好き(嘘)
  • 借りただけ(嘘)
  • いつも一緒に居られる様にしてあげましょう(嘘)

亀好き(嘘)

・「私も亀が大好きでして、、」と息を吐くように嘘を付き甲田と接触!確かに一日中亀の水槽に張り付いてる奴に近づこうを思えば「これほど簡単で効果的な言葉」は無いだろう、躊躇なく真正面から騙しに行く喪黒も酷いが、一縷の疑問も覚えない甲田も大概である。しかし出会いの場は「伊豆カメ水族館」の閉園間際、こんなニッチな水族館に居るところを見ると、もしかすると本当に亀好きなのかもしれない。

借りただけ(嘘)

・泥棒の常套句である、返す気などさらさら無い、少々ネタバレになるが喪黒が水族館から亀次郎を拝借する場面がある、目的は甲田に会わせる為であるが、明らかに「やりすぎ」である、結局は甲田にも、亀次郎の為にもなる事は無く関わる人間(+亀)全員が振り回される形となった。甲田に亀を「借りパク」する様に差し向けておいて、後で「借りているだけ」とは酷い話である。

いつも一緒に居られる様にしてあげましょう(嘘)

・甲田の最終的な願いを聞き入れ、その願いを叶える為「ドーン!」するが、とてもじゃないが「一緒」になる結末が見えてこない、どう考えても「隔離コース」である、詳細は後半にて記述するが喪黒は全く「解決」するつもりがない様に思える。何も「問題」が無かった流れに余計な事しやがって!っと王道の様な話の構成にも感じる。

ココロのスキマ

  • この亀さん達があなたのココロノスキマを埋めてくれている訳ですね!(喪黒公認)

・ハイ!喪黒も認めました、ココロのスキマ有りません!これにて解散!、、、、とは行きません、亀次郎と「直」で接して無い事を強調して僅かな「ココロのスキマ」を認識させ、更に不安や疑問を投げかけて隙間を広げ、遂には希望を与え隙間を「ガバガバ」にする悪どいやり口!心に隙間が無けりゃ作りゃいいだろ!的な、相変わらず汚いヤローである。

あらすじ補足

序盤

  • かぶりつき
  • 見てるのを見てる
  • 亀とプログラマー
  • 亀太郎と亀次郎

かぶりつき

・「KAME」のシャツを着た、亀面の男(甲田)が、亀の水槽にかぶり付いていたらどうしますか?先述したが「伊豆カメ水族館」と名を冠するニッチな所であるが設備は大したモノである、まずはウミガメを一度に7〜8匹は同時に飼育可能な巨大な水槽、弧を描くように曲線を持たせて中心には亀次郎を飼育する円柱の水槽まである、どう見ても同種を個別に展示しているがその無駄なスケールがこれまたでかい、どう考えても経営難の未来しか見えない雰囲気だが客の入りは上々、老若男女非常に賑わっている、そんな中に上記した風体の男(甲田)が単独で亀の水槽にかぶり付いて亀次郎に話しかける、、、『亀次郎、もうすぐ閉館時間だけどまた来週来るからな、元気でいろよ』そして甲田にまた別の男が急接近!『もしもし、、』

見てるのを見てる

・振り返る甲田、マジで目と鼻の先に喪黒がデカい面を近づけて話しかけている、驚愕の甲田、構わず喪黒は『よっぽど亀がお好きの様ですね、先程からずっとこの亀の水槽の前から離れずにいらっしゃる』、甲田の風体を見ればどう見ても「亀好き」なのは理解できる、しかし「亀をずっと見てる甲田」をずっと見てる喪黒の理由が謎である。『私も亀が大好きでして、、』と今まで一度たりとも聞いた事ない喪黒の嗜好だが甲田には十分過ぎる程「刺さった」模様。『こいつは亀次郎って言うんですよ、、』とずっと眺めてた亀の紹介が聞いてもないのに始まる、、と同時に閉館のアナウンス。外はすっかり日が暮れてしかも土砂降り、2人は水族館を出て甲田の車でどこぞへと向かう。

亀とプログラマー

・どのような流れで車に乗り込んだのかは不明だが「最寄りの駅まで」的な事なのだろうか?『すみませんね〜』との喪黒の発言に続き甲田の『亀好きに悪い人は居ませんから』と結局は法則が破綻した「その法則」に乗っかり、調子に乗った喪黒が『それじゃ竜宮城までお願いします』とマジに捉えられたら「痛い人」にしか思えないとっておきの「亀ギャグ」をマジに捉えて亀面?になって驚く甲田、しかし甲田はツボったのか『面白い人ですね〜』と爆笑!亀好きには堪らない亀ギャグに思わずご満悦。何事も緊張と緩和から始まる、喪黒はここぞとばかりに自己紹介(名刺のシーン)、甲田は運転中とは思えない程に名刺に注目して訝しげな表情、ありえないほどに前方不注意だが難なく運転をこなしている。『セールスマンですよ、、』自らをそう名乗る喪黒、続けて『現代人の心の病からお救いするのが私の仕事なんです』普通なら怪しすぎてまともに聞く気すら起きない話だがさすが亀好き?気が長いのだろうか、落ち着き払って『変わったお仕事ですね、、』と軽く流す。『私ははプログラマーです』と甲田が喪黒の問いに答える、1991年、当時としたら結構希少種なのでは思う、喪黒も何か感じたのか『亀とプログラマー』面白い組み合わせですね!と興味津々!甲田も亀好きシンパシーに従い『ちょっと私の家に寄って行きますか?』この亀結構乗り気である。

亀太郎と亀次郎

・海辺の崖から軽く飛び出す形で家が立っている。『私は独身ですが、お金はあまり使うことは無く、コツコツ貯金して、この建売を買ったんです、家の中で一日中モニターの数字や記号と睨めっこの毎日ですから、だんだん人と話すのが煩わしくなってきてしまって、、こうして亀達と接している時間が結構息抜きにもなって結構楽しんですよ』と自らの人生を殆ど語り尽くした甲田。部屋には10は越える水槽があり、全てに亀が飼育されている、亀好きと自ら自負するが殆どミドリガメ、バラエティは少なめ。『この亀さん達があなたのココロノスキマを埋めてくれている訳ですね!』と自らの存在不要論を唱え喪黒は亀を眺めている。

中盤

  • 嗾ける
  • 朝まで亀の話で盛り上がりましょう(不可能)
  • スパイ映画?
  • 亀の鳴き声?

嗾ける

・亀次郎が大好きな亀太郎、、、分かりづらいので亀次郎(亀)、亀太郎(人)もしくは亀太郎(ほぼ亀)でも間違いは無いがやはり、ややこしいので甲田で統一します。亀次郎に対する熱い思いを語る甲田(兄弟の様だとも語る)、当の本人は満足した生活を送っているのに明らかに嗾けるような発言をする喪黒『しかし甲田さん兄弟の様に親しいのに亀次郎君と会う時はいつも水槽のガラスに隔てられている、何か物足りなく無いですか?』さらに続け『亀次郎君と直に会って話をしたくは無いですか?』甲田は「実現しない」と理解した上で空想に浸る、『いいですねー、一緒に大海原を泳げたらさぞかし楽しいでしょうね」希望を語るもののどこか悲しげ含む亀面の表情、その亀面を押し除けるように「でか面」がカットイン!『その夢叶えましょう!』、甲田『あなたそんな事まで世話してくれるんですか?』と「何で信じるの?」とは思うがそんな疑問を持たせないほどの自信ありげな発言と表情(いつものデカいつら)そして更に自信有りげに『おまかせください!

朝まで亀の話で盛り上がりましょう(不可能)

・『嬉しいなー、それじゃ是非お願いします!』と超ご満悦の甲田、お互い酒が進む(亀を見ながら飲んでる)、『あっどーも』なんて頭を掻きながら酒を受け取り床に座りながら(なぜか正座)飲む喪黒の絵が少し新鮮に感じる。そして特に亀に興味の無い「一般人」からすると驚愕の発言を耳にする、甲田『さあ!朝まで亀の話で盛り上がりましょう!』そんなにネタねーだろ、と思うのは所詮一般人だからなのだろうか?喪黒『是非とも!』と脅威の対応力を見せる喪黒にサラリーマンの本気を感じる、そして2人はお互いのグラスを「カチン」と鳴らし、お互いの「亀を」、、、じゃなくて「亀の」知識を語り合うのであった(内容はカットだが笑い声が聞こえる、そんな笑う話あるか?)

スパイ映画?

・甲田と亀次郎が海でランデブー、当然甲田の「夢の中の場面」であるが起こされ方が酷い、海中遊泳を楽しむ素敵な場面にクソデカい喪黒の顔が乱入!酷い目覚めになる。飛び起きる甲田、そこには喪黒本体はすでに無く、多数並ぶモニターに喪黒の姿が映っている。甲田『も、喪黒さん』、喪黒『昨晩はごちそうさまでした』、『ところで明日は水族館の休館日です、そこで亀次郎君に会えるチャンスをあげましょう』、甲田『しかし明日は仕事が、、』、喪黒『たまには有給休暇を取りなさいな、亀次郎君と直に会えるまたと無いチャンスですよ』、時代を感じる古いPCに詰め寄る甲田『そりゃ会いたいですが、、、』ここで驚愕の事実が判明する!このやり取り「CDROMに記録されているだけの映像」である、気づけよ!とは思うがあまりにも上手く会話が成立してるから「プログラマー亀」も気づかず一人芝居をする羽目になる。そして最後に喪黒から一言『水族館の北側の砂浜で待っていて下さい、尚この映像は自動的に消滅する、なんちゃって!』、ここで映像が終わる、、、と同時にPCから煙が立ち上る、謎の技術もさる事ながら、人の商売道具になんて事するんでしょうかね?

亀の鳴き声?

・甲田『こりゃ、待ちぼうけかな?』砂浜に佇む甲田、流石は亀の化身である!気が長い、確かに時間指定はなかったはずだが恐らく午前(9〜10時)から現在(夕暮れ)まで待ち続けている様子。「コイツはいつまで待つんだ?」と思った所へ、海に向かって左奥の砂浜から確かに聞こえる『キューン、キューン』(明確に文字化するのが困難、因みに亀に声帯は無いそうです)亀次郎がこちらへと向かってくる、素人にはとても判断出来ないが甲田には一目で確信をする『亀次郎!どうしたんだ?こんなところでー、直にこうして会うのは初めてだな〜』と感動の場面、亀面とリアル亀面が急接近して直の対面に感動している(亀次郎も頷き、恐らく感極まっている、目も潤んでいる)、甲田『硬い甲羅!澄んだ瞳!』亀次郎の存在を確信して感極まる!(亀次郎じゃ無くても甲羅は硬いだろとは思うが)

終盤

  • 、、でこの後は?
  • お持ち帰り
  • どーゆー仕組み?
  • もうすぐだよ、、

、、でこの後は?

・喪黒はこの後をどう想定していたのか?そりゃ連れて帰るよね、甲田は亀次郎を車に乗せ自宅へと向かう、その途中に水族館の飼育員が亀次郎を捜索している姿が映り、その横を車ですり抜けて行く。飼育員『そっちは居たかー?、どこのどいつだ!亀を逃した奴はー!』明らかに無許可であることが分かる。って事は気を利かして水族館に連れて帰ったら「えらいこと」になってたよね?

お持ち帰り

・すっかり「酔っ払っている」甲田は急遽用意したのか?元々あったのか(どちらにしてもすごいスケール)巨大な水槽の中に居る亀次郎を眺めグラスを傾ける、『こうして毎日お前と一緒に居られるなんて俺は幸せ者だよな』。『甲田さん!!』再びモニターに喪黒が現れる(当然甲田は驚愕)、『私はあなたが亀次郎君と直に会ってみたいと言うから一時的に彼を借りただけですよ』と嘘から始まり『それなのにあなたは亀次郎君を連れて帰ってしまうなんて、水族館では大騒ぎでしたよ』と自らの行いまで甲田に被せ自分を正当化、そこら辺の経緯を気にする事もなく甲田はたまらず『わ、私は亀次郎に触れたらもう離れられなくなって、、』亀好き過ぎるだろ!

どーゆー仕組み?

・喪黒『そんな狭い水槽では死んでしまいますよ、なるべく早く水族館に帰すべきです』ここだけ聞くと至極真っ当だが亀誘拐の犯人です。甲田は汗だく、目もガン開き、よく見りゃ卑猥に見える髪型『いやだ!帰すなんて!私は1日だって亀次郎と離れないぞ』と何か「いっせん」を超えたような感じでラリってるかのような状態。喪黒『そうですか!それほどまで言うのなら仕方ありません、亀次郎君といつも一緒に居られる様にして差し上げましょう、、、ドーン!!』とりあえず「ドーン!」されましたがここからが問題!この一連は「中盤、スパイ映画?」と同じように「記録された映像」とのやりとりである(CD-ROMが回っている)、当たり前の様に、テレビ電話かの様に対話してるけどまだ「そんな時代」では無い、「時間やタイミング」等多数の矛盾を抱えているが一番の問題は「そこ」じゃなくて「ドーン!」がデータ化出来る事実である「呪いのビデオ」に通じる物が有り、悪影響度は「核兵器」をも凌ぐ代物と思うが、、、

もうすぐだよ、、

・いつもの円柱型水槽に亀次郎を確認できる、どうやら元の水族館に返された様である。相変わらず「伊豆カメ水族館」は盛況で沢山のお客が来ている、そして「KAME -T」を着てる「いつもの奴」がいつもの「かぶりつき」をしている、、、が何やら様子がおかしい『亀次郎、、もうすぐだよ』口調はいつもの様に穏やか『もう少ししたらお前といつまでも一緒に暮らせそうだよ』、カメラアングルが変わり、甲田の顔が映る、、、「亀化」が進んでいる!、物語の出だしから「大体亀」だったが更に亀化している、とは言っても皮膚が「亀っぽく」なっただけ、『ケケケケー』となんで「ケ」やねん?と思う謎の鳴き声を発して「亀っぽさ」を演出しているが、これじゃただの「バケモン」やんけ!としか思えない。もうすぐ、と言う事は更に亀化すると思われる、もしかしたら「亀」になったら「一緒暮らす」が有り得るが、まーその前に研究所送りでしょ。

感想

・敢えて突っ込むが亀次郎はオスだよね?せめてメスじゃない?まさか亀太郎が、、、、?このご時世ジェンダーレスとは言うものの「カメ」はどうなんでしょう?

あとがき

・亀次郎が擬人化した方が面白いかも金髪美女にするとか色々追加要素を加えて、、、

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