笑ぅせぇるすまん 56 『極楽風呂』

アニメ
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画像も無しでレビュー

  • 理不尽度・2:僅かに追い詰めた感はあるがほぼ本人の意思
  • 自業自得度・9:ものすごくあっさり規則違反
  • 変わり種度・6:結果に喪黒も自画自賛
  • アンハッピー度・1:ハッピーエンド!
  • 度ーん・3:スケールのでかいドーン!珍しさは無い

概要

今日のお客様

  • 湯網 好男(ゆあみ よしお) 39 水道局員
  • 髪型が、、、
  • 登場が、、、
  • 銭湯好き

・小太り亀面のおっさん、家族構成不明、黄土色のスーツに温泉マークネクタイの際どいセンス、「水道局員」と言うピンポイントな職業、職業柄?の特技を持つ。

・伏線と言えば大袈裟かもしれないが頭頂部に謎の「アホ毛」(波平の3本バージョン)がある、後に完成形を拝めるが現状だとただのアホ毛のように見える。

・昔ながらの下町を歩きながら登場する湯網、お目当ての銭湯を発見して満面の笑みを浮かべる、時刻は夕暮れ、町の通りはそれなりに賑わいを見せ、銭湯前には「老いも若きも男も女も」居る、そんな中浮かべる湯網の笑顔は「クソ気持ちわる」何かやらかすんじゃないかって思われても仕方ないくらキモい。

・いち社会人として持ち歩いていると思っていた手提げの鞄の中は「マイお風呂セット」、中身はタオル類が少々、電動シェーバー、ドライヤー、ヘアートニック(あの毛を管理するには必須)、ワイルドシャンプー?、ワイルドリンス?と充実した内容、一部謎の「野生み」を感じるモノがあるが今後触れられることは一切無い、しかし銭湯マニア的な雰囲気は感じ取れる。

立ち位置(もぐちゃん)

  • 裸の付き合い
  • 嘘つき
  • 露出多め

・出会いは銭湯内、お互い生まれたままの姿、何も無いハズは無くヤツが背後から近づく、、、。マジで突然に湯網の背中を洗い始める喪黒、100歩譲ってそれは良しとしても何故か喪黒は全身泡だらけで「目と口」だけが出てるだけ、圧倒的なマナー違反、圧倒的社会性の欠如、今時の小学生でもやらないような「わんぱくぶり」で現れる喪黒。周りが注目して無いのも何か異様って言うか怖い。

・突然の事に驚く湯網だが喪黒は「あなたと同じ銭湯マニアです」とサラッと虚偽の申告を湯網にする。あっさり気を許し、言われるがままに背中を洗われ、続いて喪黒の背中を洗い始める湯網、更に取り入る為なのか?本当に上手いのか?「お上手ですね」なんて褒めて完全に喪黒のペース、そして喪黒のホーム!

・魔の巣にて更に意気投合(名刺有り)、後日もう一発風呂屋へ行く事に(喪黒とっておきのお風呂屋さん)。始まって4分程だが今回2度目の喪黒ヌード披露!(泡無し、ポロリもあるよ)。しかし相変わらず「いい体」している喪黒、一部のマイノリティーな嗜好の持ち主にはたまらんだろう!

ココロのスキマ

  • サウナやヘルスセンターもどきが多くなってなんかやりきれなさを感じる

・喪黒が要約してくれるが「情緒ある銭湯がどんどん姿を消しているのが残念」らしい、しかしその割にはシェーバーやドライヤーを持ち込み、挙げ句の果てには備え付けを使う事なく「ワイルドシリーズ」を使用し、更に妙な特技を使い銭湯が使用している水に文句を付ける始末。

あらすじ補足

序盤

  • 昔のまんま
  • テイスディング
  • お背中流しましょう
  • 風呂へのこだわり

・古き良き時代の銭湯に来た湯網は「こういう昔のまんまの銭湯が一番落ち着くなー」としみじみ語るがそもそも銭湯に関するバックグラウンドが全く描かれてい無いのでイマイチ言葉に厚みが無い。野暮なツッコミかもしれ無いが15人分以上の洗い場がある銭湯に4人入れば満員の風呂は小さすぎる、

・蛇口から出る水を舐め「ほう、荒川の水か、かなり鉄サビの味がするな」と水道局員必須?能力?特技?を披露、今後全くいかされる事の無い勿体無い力である(生かす方法は浮かば無いが)。少し考察すると「味が分かる」と言うことは荒川の水を飲んだことがあると言うこと、、、ただただ湯網の体が心配になる。

・泡だく喪黒が現れたのは偶然でなく、むしろストーカー行為に近かった模様、「行く先々で湯網を見かけている」と話し、ちょっと声を掛けたくなったと告白する、その気持ちが爆発して「泡だく喪黒ドッキリ突然背中流し」に至る。普通に行けよとは思うがそうはいかない我らがもぐちゃん。

・互いに理想の銭湯を議題に昨今の銭湯事情の悲哀を語り合うが(とにかく昔が良かった的な内容)、喪黒の「銭湯の湯に浸かると日頃のやな事など忘れます」が印象的、湯網に合わせた発言のようにも取れるがもしかすると本音を語っているのかと思うと「一体誰が喪黒のスキマを埋めてくれるのだろうか」と、考えるような、考え無いような。そして喪黒は湯網をとっておきのお風呂へご案内。

中盤

  • 近代的
  • パラダイスバス
  • 江戸時代の風呂屋
  • しっかりと丁寧な規則説明
  • こんな日は、、、

・2人は高層ビルのエレベーターに乗っている、不安そうに湯網は喪黒に「こんな所に銭湯なんかあるんですか?」と尋ねる、喪黒は「ありますとも26階にね、26つまりフロ、、、」ホーっホッホッホ!

・青い扉が現れる「PARADIS BATH 会員制」、会員制と言う事に完全にビビりまくっている湯網を尻目にカードキー(手のひらサイズ、木製でたまに飲食店などの靴箱にあるシステム)を取り出す「会員番号13」(凄くかさばりそう厚み約五㎝)20基近い鳥居を潜り銭湯が登場!喪黒曰く「江戸時代の風呂屋をそのまんまに再現」ビルの中に木製の二階建ての建物が現れる、とりあえず「ちょんまげ」の人が多々出てくる。まず現代的な用具は没収される(自己申告)、せっかくの雰囲気を壊すとの事で湯網の「お風呂セット」は全て使用禁止、ある意味全否定!、しかし湯網はワクワク感が隠しきれず「にやけ面」、小太りのおっさんがこれまたおっさんの服を脱がす酷い絵図らだがもぐちゃんのポロリもあるのでご愛嬌!

・予めお断りしておきますが文書化するのが難しい。広さは近代とさほど変わらず床や壁は全て木製、個別の蛇口などは無く思い思いの場所で体を布で擦っている、座っている人、立っている人、店員?らしき人に背中を洗ってもらっている人、桶はあるがどこで湯を調達するのかは不明、奥の壁に横長の穴が有りその奥が湯船になっている模様、湯船は広さは有るが薄暗く、隣のジジイが人の迷惑も顧みず大声で歌っている。喪黒の「いい所でしょ!」の問いに湯網は満面の笑みで「ええ」と答える。良さが全く分からんがどうやら気に入ったらしい。

・二階は休憩所のようで酒を飲みながら将棋を指している、すっかり病みつきになった湯網に喪黒は「これを差し上げます」と風呂屋のカードキーを差し出す「会員番号59」。会員になれる喜びに加えて無料である事に驚愕する湯網、喪黒は「近代的な物の使用は厳禁です、規則を破れば即座に除名され2度と会員になれません」と、いつになく分かりやすく簡潔にいつもの「約束」を説明、湯網もしっかり話を理解したようでちゃんと相槌を打つ。

・真夏の炎天下、湯網は汗だくで街を歩いている、暑さや息苦しさを感じさせる演出(満員電車、渋滞する車、信号で待つ人混み)が入り湯網は「こんな日は、、」と呟き「あの銭湯」へと向かう。ここら辺で初めて湯網がこの現代社会と少し距離を取りたがっている様子が伺える、ただの風呂好きでは無く、今の生活に何かしらの不平、不満がある感じ、ネタにはなりづらいがこっちの方が「ココロのスキマ」じゃ無いだろうか?

ドーン!まで

  • 美人局?
  • 規則をあっさり破る人

・こいつは職務中じゃないのか?風呂に入るのは良いとしてちゃっかり一杯ひっかけてやがる!(とっくり二本目)そしてなんの脈絡もなく「風呂上がりでしかも着物がはだけて且つ昼間から酒を飲んでて発情してるとしか思えない様子の女」が「蛙みたいなおっさん」に声をかけてくる「お兄さん、ご一緒して良いかしら?」と、そして女に何のメリットがあるのか知ら無いが「膝枕」をしてもらっている湯網、しかも団扇で仰いでもらっている。結局「これは」話の演出上登場した女なのか、それとも江戸時代当時「そーゆーサービス又それに準ずる行為」が実際にあったのかは不明。

・膝枕で寝ていた湯網だが突如「電子音」で目が覚める、女はいない、「夢か、、」と寝ぼけまなこで湯網は懐からポケットベルを取り出す、差出人は会社で内容は「サボルナヨ」ガッツリばれとるやないかい!当然の演出だが湯網は自分のした事に全く気付いていない、もちろん視聴者ともぐちゃんはしっかりと気付いていますよ!

オチ

  • 風呂がない
  • 原因究明
  • 世捨て
  • パッピーエンド

・外回りで汗びっしょりのお疲れ湯網(結局こいつの仕事は何なんだ?)当然足はあの銭湯へ向かう。エレベーターに乗り26階へ(フロ)、エレベーターの扉が開き、いざ風呂へ、、、無い、お風呂無い、何も無い屋上になってる!会員1人のポカで風呂屋が全て消え去るの?リスクデカすぎだろ!他の会員はどうすんだよ!従業員は?等としょうもないツッコミは置いといて、驚く湯網の前に喪黒が現れる。

・湯網は喪黒に「無いんです、どこにも無いんです」と原因が全く分かっていない様子、喪黒は力強く人差し指を突き出し規則違反は除名だと改めて説明する、しかし湯網は「私が何を、、」とすっとぼけ!「てめーの頭の中身は温泉か?」と言いたくなるのを抑え(嘘)喪黒は「ポケットベル」ですと親切に教える。言われるまでマジで分かってなかった事にびっくりするわ。「番台に預けなかったのがあなたのミスです」と厳しく指摘、確かに「一度服を脱いで風呂に入り浴衣に着替え二階で寝る」この一連の動作中に一度としてポケベルの存在に疑問を持たなかったのはどうかしてるとしか思え無い。

・申し訳ありません、もう2度と規則は破りません、お願いです、何でもします、からの土下座、あらゆる謝罪をしてもう一度あの風呂屋へ行けることを喪黒へ懇願する、しかも泣いてる。見上げる湯網目線のアングルの喪黒であるが湯網を一才見て無い感じがなんか怖い喪黒だけど「もう一度チャンスをあげましょう」と優しさを見せる、しかし優しさだけでは無く「2度と極楽風呂から出れなくなります」と条件を付ける(極楽風呂って名前だったんだ)、言われた瞬間は躊躇している様子ではあるが「なんか社会に嫌気さしてる」雰囲気が出てあっさり快諾!そして夕日バックドーン!(構えるシーンが少しかっこいい)

・極楽風呂に現れる喪黒、そこには見慣れた頭髪の男が客の背中を洗っている、男は喪黒の存在に気づき近寄る、正体は湯網で頭がちょんまげになっている、以前の髪型だとアホ毛に見える毛も、頭頂部の毛が無くなる事でアホ毛が完璧な温泉マークと化して湯網が完全体へと変貌している。仕事も板についている様子で本人も満足している様子、口調も江戸っ子になって心から楽しんでいる様子。正にハッピーエンド!喪黒も去り際に「たまには良いことするんですよ」と自画自賛。

感想

あとがき

・結局風呂好きって言うより社会に嫌気さして引きこもりましたって事じゃない?人がひとり社会から抹殺されたが、された本人が満足しているので誰かが文句を付けるような話ではないね。

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