画像も無しでレビュー
- 理不尽度・4:異様な環境なものの心変わりが原因
- 自業自得度・7:欲が湧くと良い事は無い
- 変わり種度・3:流れは一般的
- アンハッピー度・8:完全に廃人となる
- 度ーん・3:ダメ押し的な使い方で存在意義が薄い
喪黒の「運命」についての一説がよく効いてくる。(まとめにて)
概要
今日のお客様
- 日陰 久利 21 マンガ家
- 締め切りに追われる色白な青年
- 家賃滞納、オンボロアパートに住んでいる
出だしから「気持ちの悪い」作品を披露してくる。
押し入ってきた大家から逃れる為に押入れに隠れるのが日常。
立ち位置(もぐちゃん)
- 日陰が住んでるのに次の住人として現れる(大家もヤベー奴)
- 行き場が無い日陰と相部屋して生活をする
- 日陰のマネージャー的な存在になる
普通に部屋を賃貸しにくるのが逆に怖い、日常が描かれると不自然さが半端ない。
引っ越してくるものの荷物はカバン一つ、仕事柄ほとんど家に居ない、一体どんな生活をしているのやら、、、
日陰の精神状態を良く分かっていて最適な解を与える、相変わらず優秀な社会人、「胎内回帰」と言うワードで日陰の気持ちを理解し、蘊蓄まで披露。
「ドーン!!」を除けば「不思議な力」は登場せず、それで余計に不気味さが増す。
ココロのスキマ
- 押入れの中が異様に落ち着く(アイデアがよく浮かぶ)
- 日に当れない体質になる
漫画家として伸び悩む、売れない、アイデアが出ないのを悩む。
押入れが最適な場所となる。
ドーン!まで
- 喪黒のアイデアで漫画のアイデアはどんどん浮かび、作品作りが捗る
- ファンも増え始める
- ありがちな喪黒との「約束」が破られる
大掛かりではあるものの「テレビ的な仕掛け」で「チープ」でもある今回の喪黒の作戦は必見!
約束を破るまでの経緯が急なのが少し残念、日陰の心の移り変わりがもう少し描かれればより「押入れ」と言う空間を引き立たせるだろう
ドーン!後
- 完全にダメ押し「ドーン!」
- 約束を破った時点で十分日陰は墜ちているので余計に感じる
一体どんな「罰」(適切な表現では無いが)なのか分かりづらい終わり方になっている、もう少し日陰の「ココロ」にくるようなオチでないと「笑ぅせぇるすまん」の良さが出ない
一番の被害者は喪黒のアイデアに協力している一般人?らしき人であろう。
感想
まとめ
「今の自分」には良くても「今後の自分」には決して良いとは言えない、「欲が身を滅ぼす」というのが分かりやすく描かれている。
あと「お客様」以外には実に喪黒は普通?一般人的に映っているのだろうと感じる、他の人に対して普通に対応している姿が印象に残る。
「人はいずれ太陽の下に生み落とされる運命」これは人生の無常さと希望を同時に伝える良い台詞だと感じた。
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