笑ゥせぇるすまん 62 『愛の贈りもの』

アニメ
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画像も無しでレビュー

  • 理不尽度・7:結局は喪黒のアテンドが発端
  • 自業自得度・9:清々しいまでの自業自得
  • 変わり種度・6:過去を回想しながら(喪黒と接触済み)
  • アンハッピー度・2:後は産名好子(うぶなよしこ)次第
  • 度ーん・4:ドーン!は1〜2年の矛盾を超える

概要

今日のお客様

  • 上木 四郎 (うわき しろう) 33 セールスマン
  • 既婚 妻 娘(ゆか) 
  • 三年前(夏)に浮気

上木 四郎 (うわき しろう) 33 セールスマン

・中分なのか卑猥なのか判断が付かない髪型の33歳にしては老けてるというか、所帯染みて、左頬にでかいホクロを持ち、目を瞑って見るとジャッキーチェンにしか感じられない男性(声的に)

既婚 妻 娘(ゆか)

・妻(名前共に年齢不明)見事な富士額を持つ女、以上。娘(ゆか、5歳)既に母性本能を開花させているのか、クマのぬいぐるみを赤ちゃんに見立て「ママごと」をしている、庭で遊んでいる際、上木の妻(母)より「哺乳瓶」を渡されているが自立歩行をし、既に言語を習得してる娘に対して必要なのか大変疑問に感じる(クマ用?)

三年前(夏)に浮気

・出だしから「家庭円満」をフルに描いているが上木は既に「やってます」、何も清算することなく、勝手な理由を付け、山奥にまで逃走する。

立ち位置(もぐちゃん)

  • 三年前の清算
  • 恋愛相談所?
  • 嗾ける(けしかける)

三年前の清算

・過去の清算をする為に上木の前に現れる(3年ぶり)、「三年前の件」で上木は喪黒との「約束」を破っているハズだが特にお咎め無しの模様(逃げられたのだろうか?)三年放っておく理由はよく分からないが「今」が一番の「お仕置き時」との判断なのだろうか?

恋愛相談所?

・『同じセールスマンです』と自称セールスマン(笑)の喪黒が話しかけて、喪黒恋愛?相談所がスタートする。『何か悩みがありますね?』と決まり文句で切り出し、「セールスマンに向いてない」と語る上木に対して『ホントは取引先の女の子が気になって仕事も家庭も上手くいかないんでしょ』と急カーブのようなド直球?をくらわせて上木を翻弄、ココロのスキマが「ガバガバ」になった上木はその後自ら高まりつつある「浮気心」を吐露して「いつもの流れ」へ。

嗾ける(けしかける)

・「ココロのスキマに入り込んだ恋の橋渡しをするのも私の仕事」とよく分からない事を言い出して更に上木に擦り寄る、不倫相手(産名好子)との「つながり」は無さそうだが、言葉巧みに「カマ」をかけたり、完璧な身辺調査をしたり、更には『幸せな家庭が有るからこそアバンチュールを求めたくなる』と豪語して「浮気なんかする度胸がない上木」(本人談)を完全に嗾けている。

ココロのスキマ

  • 取引先の女性が気になって仕事も家庭も上手く行ってない

取引先の女性が気になって仕事も家庭も上手く行ってない

・しかし「コレは」三年前の話、、、現在はそのスキマを適当に埋めて半端のまま逃げ出している。今は逃げ出した先でそれなりに上手く行っている様子、つまり今は「ココロのスキマ無し!

あらすじ補足

序盤

  • 山奥でセールス
  • 三年前の夏
  • 上木の浮気
  • 浮気する度胸
  • 同業者同士

山奥でセールス

・「山々駅」、、トトロの森かと思うくらいの鬱蒼とした森の中に駅がある、まともにバスが来るとは思えない程の環境だがしっかりした待合室があり(電車の駅も兼ねている?)電気も煌々と点いている。なぜか上木は謎のピンク色のでかい荷物を抱えながら外でバスを待っている、傘をさして、、、(中で待てよ)。結局ドコが仕事の拠点なのか不明だし、自ら「セールスマン」と言っているがこんな山奥で何をセールスしているかは不明である。「田有町経由、深森ニュータウン行、ワンマン」のバスが到着して上木は丁寧に傘の雨を払いバスに乗り込む(その時気づいたが外に居ないとバスにスルーされるのかな?)上木はバスの先頭から乗り込み、最後部の座席へと座った、、、つまりバス全体を見ている、上木の後から誰かが乗り込んだ様子は無い、なのにあいつが現れる『上木さん、、探しましたよ、、

三年前の夏

・びしょ濡れの喪黒、足元には水たまりが出来ている、、ものすごくバスに迷惑を掛けている、が自覚は無さそう。『こんなところに居たんですね』と上木に詰め寄りデカイ面を急接近させる、上木の動揺っぷりから「何か」あった事は察せられる。『お忘れですか?上木さん?』と一枚の写真を喪黒は上木に見せる、『思い出して下さい、産名好子』、写真には1人の女性が写っている。『うぶな、、』動揺を隠しきれない様子の上木、汗だくで目を見開き、ガクガク震えている。続けて喪黒『確か取引先の女性でしたね、初めて出会ったのはちょうど三年前の夏でしたね、、、』回想へ続く。

上木の浮気

・どこかの会社の応接室にて、『上木さん、以上の説明でお分かりいただけましたか?』産名が上木に「何か」を説明している、上木は頬を赤く染め、目は半開き、口も半開き「イってる」訳じゃなく明らかに「ぞっこん」の様子である、目の前の男がこんな状態でも平然と会話を続ける産名もどうかと思うが、彼女は「綺麗どころ」として描かれているので「こんな事」は日常なのだろうか?『上木さん?』と呼びかけられて我に帰る上木、その後「課長に報告します」やら「お世話いただくように配慮します」など言っているがどんな仕事だったのかは全くの不明。上木『あれは本当に一目惚れだったんです、、

浮気する度胸

・現実に戻りバスの中、『しかしあなたには家庭があった』喪黒の協力の元過去回想が進む。『もともと私には浮気する度胸なんか無かったんですよ』後悔の念を押し出すように上木は語る、喪黒が被せてくる『そうでしょうか?』上木は少し声を荒げ『そうですとも!だいたい私を嗾けたのは喪黒さん、あなたじゃ無いですか?』喪黒も口調を強め『おや?私のせいにするなんて酷いですな』上木は更に強め『違いますか!』上木は眉が釣り上がり怒りの表情、喪黒はいつものツラ、、、喪黒もこの流れが良くないと思ったのか話を変える為か改めて名刺を差し出し『上木さんよく思い出して下さい、あの日のあの場所を、、、』再び回想へ。

同業者同士

・「魔の巣」出会いの部分は全カットされて不明、既に魔の巣で飲み、初めて名刺を渡されるシーンから始まる。『ココロのスキマ?』名刺を受け取った上木は「何言ってんだこいつ?」的な疑問の表情を浮かべ名刺を見ている。『あなたと同じセールスマンですよ、同業者同士お互い頑張りましょう』と胡散臭くもあり、心強さもある、しかし結局胡散臭いテンションで更に上木へ語り掛ける『今日はやけ酒ですかー?、何か悩み事がある感じですね?』怪しい輩の使う常套句を用いて早速上木のスキマへ入り込もうとする、突然そう言われて素直に「正直」に話す奴は居ない、上木は『小心者でして、営業の仕事に向いて無いのではないか?子供が大きくなる前に転職でもしようかな?』と「それっぽい」「いかにも」な話をしてその場を乗り切ろうとする、しかし我らが喪黒、そんな適当は見逃さない、恐らく会って数分、大した会話もしてないハズだが「持ち前の?謎の能力」で真意に迫る!『本当は取引先の女の子が気になって仕事も家庭も上手くいかないんでしょう?』てめーはエスパーか?上木『えー!ど、どうしてそれを、、?』と驚愕の様子、、、と茶番も良いとこだが的中の様子、喪黒はカマを掛けていたのか『やっぱりそうなんですか?言ってみるもんですね』とネタばらし、違ったらどうすんねん、とは思うが相変わらず上手い。

中盤

  • 喪黒の仕事の一環
  • 身辺調査
  • 攻めの上木
  • 一発やって終わりかい!
  • 身勝手発言
  • 背負わなければならない宿命!

喪黒の仕事の一環

・上木『お恥ずかしい話ですが妻子ある身ながら他の女性に惚れちまって』となぜか江戸っ子のべらんめい口調みたいになって自らの心境を語る。『不倫ですね、、』喪黒の飛躍した言葉に『冗談じゃない、手すら握ったことは無いですよ』と自らの奥手具合を話す、喪黒はデカいツラを急接近させ『でも好きなんでしょ』と小学生並みの煽りで上木を詰め寄る。愛しさと、切なさと、デカいツラに絆されたのか俯き、声を震わせ、懺悔するかのように『寝ても醒めても彼女の事が脳裏に焼き付いて、、』溢れ出す感情を止める事が出来ず「男上木」が一世一代の心の解放をする、そんな上木を喪黒は『男なんてみんなそんなもんですよー、幸せな家庭が有るからこそアバンチュールを求めたくなるのです』、と時たま「笑うせえるすまん」に出てくる「アバンチュール」というあまり聞き慣れない言葉を用いて上木を擁護しつつ肯定までして唆す。しかし上木は『女房や娘に申し訳ない』と酒を煽り頭を抱えテーブルに伏せ、『私はもうダメだー』と嗚咽まじりに自らを戒める。喪黒曰く『心の隙間に入り込んだ恋の橋渡しをするのも私の仕事です』と初めて聞く内容だが、どうやら初案件では無い様子で解決案を提示していく、『とにかく彼女の事をもっと知るべきです、私にお任せください、オーっホッホッホー』と、再びバスの中へ、、、(場面展開が多く分かりずらいかも)

身辺調査

・喪黒は一枚の紙を上木の前に差し出している、恐らく「身辺調査書」なのか?なんか字が変な気もするが置いといて。調査書には産名の事が細かく記載されている(氏名「産名好子」、住所「東京都田無市」、生年月日「S42・8・25」、身長「158」、体重「45」、3サイズ「83・58・85」、勤め先「シンエイ商事」、学歴「大卒」、趣味「歌舞伎鑑賞」、勤務評定「優良」、男性関係「特定の男性は居ない」)よく調べている、喪黒曰く『彼女は職場の華、頭の切れるキャリアウーマン、その美しさゆえ男性からは高嶺の花として敬遠されている、したがって「」を知りません!』と含みを持たせつつ上木に語る、(因みに住所の東京都田無市はかつて実在してる)。喪黒は『そしてあなたは彼女の唯一の趣味を通じて接触を図った』過去を責める訳では無いが上木のやった事を思い出させるように力強くもわざとらしい説明口調で語り、再び回想へ、、

攻めの上木

・上木『いやーしかし偶然ですねー』、産名『本当、上木さんが歌舞伎をご覧になるなんて』、(興味もない歌舞伎を見てまで近づこうなんて「とんだスケベやろー」である)、場面は歌舞伎鑑賞後のレストラン(ビルの上で高級っぽい)産名『そう言えば、例の商談の事ですが、、、』と仕事の事を持ち出そうとする流れを遮るように上木が『今日は仕事の話はやめましょう』と少々「攻め」に掛かる、『せっかくあなたと2人きりになれたのだから』と更に続け『好子さんは素敵な人ですね』と辿々しくも「ずっと俺のターン状態」、効果は抜群なようでその後デートを繰り返す様子が描かれる(道路沿いを歩く、公園のボート、歩道橋を歩く)字面はしょうもなく見えるが徐々に2人の距離が近づいているのが分かる(ほろ酔いの2人が肩を寄せ合う)、このままいい感じで行くとこまで行っちゃうの?って所で喪黒のデカいツラがカットイン!『上木さん、約束したじゃありませんか?』、上木は過去の事だったのか忘れている様子、喪黒は改めて「約束事」説明する『私はあなたが彼女と付き合えるようにかなり細かくアドバイスしましたね、彼女は真面目な女性です、あなたが世帯持ちだという事をキチンと話してからお付き合い下さいと念を押したじゃありませんか』、(説明したら良いんかい!とは思うが)追い詰められる上木(汗だく)続けて喪黒『それなのに独身などと嘘をついて』と、観念した様子の上木は『嘘を付いた訳じゃありません、ただ彼女を失うのが怖かったんです、だから言い出せなかったんですよ』、とダメやろー全開で見てるこっちも少々苛立ちを感じる所に我らがモグちゃん『それがかえって彼女を傷つける結果になってしまったのです』と、静かに語り、なぜか良い人風な感じにいつの間にか描かれている。

一発やって終わりかい!

・喪黒は「ブローチ」を上木の前に差し出す(金色の葉っぱみたいヤツ)、上木は一瞬で察したのか『そっ!それは〜!』と驚愕、過去の回想へ、、。どっかのビルの展望室みたいなトコにて、産名『嬉しい、このブローチを植木さんだと思っていつもい胸に付けておくわ』上木『好子さん、、、』、産名『上木さん、、いいの、、好子って呼んで、、』、産名は上木の胸をツンツンしながら、頬を染め、目を伏せ、人類独特の発情期を感じさせる雰囲気を醸し出し、上木は動揺しつつも産名を抱き寄せ、2人は熱い抱擁を人目も憚らずに前戯の一貫のような勢いで行う、上木『好子、、』産名『ハイ、、』。夜が更けていく、、、上空からのカット、そこはホテルでした!、、、当然の流れであるが翌朝のホテルの一室、一戦交えたことは疑う余地は無い、って言うかどう見ても「やってる」、ダブルベットには産名が1人で寝ている、、のを傍で上木が見ている、とんでもなく急展開だがすでに「お別れ」の感じが漂っている、上木が1人で部屋を出て、それを背中で感じて涙を流す産名、金のブローチも悲しみの輝きを携えている、、、訳もなく意味ありげにカットインしている(って言うか、一発やって終わりかい!)

身勝手発言

・シーンはバスに戻り、上木『彼女が側に居たら、私はどんどん駄目になってしまいそうだったんです』と、とんでもない身勝手な畜生発言をサラッと言って、自分の行動を肯定しようとする上木、更に『あのままズルズル付き合っていたら私は家族を捨てていたでしょう』と、「いやーあぶねーとこだったー」的な危険を回避して「安心」の気持ちと、まさに気持ち程度の彼女への申し訳なさを顔全面で表現している(9対1くらい)。しかし「会社を辞め」「山奥に引っ越したこと」を喪黒に問いただされると上木は更なる身勝手発言『その方が彼女が諦めてくれると思ったんですよー』、『魔が刺したんです』、『こうする他に方法がなったんです』と言いたい事を言い切った上木は涙ながらに拳を固め苦悶の表情を浮かべる、表情の無い喪黒からは感情が読めない、少しの時間を使い意味ありげな喪黒のデカイツラをアップにしてこちら側に謎の感情を投げかける、そして静かに語り始める、、、

背負わなければならない宿命!

・『彼女には私からあなたが妻帯者である事実を話しておきました』喪黒は優しく語る、上木の身勝手は続く『そうですか、では私の事は諦めてくれたんですね』『よかったー』とも言い安堵する、そして上木はシメにかかる『喪黒さん本当にご迷惑お掛けしました、でもこれでよかったんですよね、、、』終わる気マンマンだが喪黒はそうでは無い!『そうですね』と一旦同調しておいてからのー『しかし上木さん!』ハッピーエンド?を一蹴するかのように元々怖い顔と怖い口調になって上木を断罪にかかる!『約束を破った以上はあなたには背負わなければならない宿命が待ってます』上木『なんですそれは?』と、あほヅラで返す、喪黒『いずれ分かります!いーずーれー』からのー「ドーン!」

終盤

  • ゆかちゃん5歳
  • ゆかちゃんの妹のお母さん。

ゆかちゃん5歳

・どこかはわからないが(深森ニュータウン?)上木の自宅(一軒家の並ぶ住宅街)、娘のゆかの誕生日を祝う歌が聞こえてくる、誕生日を祝うケーキが写り5歳の誕生日だと言うことが分かる、上木『ゆかは良い子にしてたからパパからのプレゼントだよー』昨夜の謎の荷物なのだろうか、赤ん坊の人形をゆかちゃんへ手渡す、以前から熊を赤子に見立て遊んでいるゆかちゃんは『前から欲しかったのー』と歓喜!そのまま庭へ出ていく、その様子を温かい眼差しで見守る上木と嫁(名前なんだっけ?)共に見つめ合い幸せを分かち合っているかのような微笑ましい場面である。

ゆかちゃんの妹のお母さん。

・『ゆかちゃん?』、庭で人形をおんぶして遊ぶゆかちゃんが誰かに呼ばれる、ゆかちゃん『おばちゃんだーれ?』声を掛けてきたのは隣に引っ越して来たと言う女性、後ろ向きなので顔は見えない、『ゆかちゃんは赤ちゃん好きでしょ?』と急な質問に驚いた様子だが『うん!』と答えるそして、ゆかちゃんはその女性が赤ん坊を抱えている事に気づき笑顔を見せる、『おばちゃんはねーゆかちゃんの妹のお母さんなのよー』と大人でも少し理解するのに時間が掛かる言い回しでゆかちゃんに赤ん坊を見せる、ゆかちゃんに近づくその女性の顔はどう見ても「産名好子」そしてその赤ん坊には「実父と思われる男」と同じような特徴的なホクロがと同じところにある。『ゆかー!みんなでケーキ食べよー!』と上木が庭に顔を出してゆかちゃんに呼びかける、そして上木は状況を一瞬で理解したのか、凄まじい理解度を発揮して目の光が失せて崩壊しました。その後のゆかちゃんの『あはは!かわいいー!』発言が静寂の中から聞こえるのが、その後の上木の「背負う宿命」を感じさせる。

感想

・「心当たりのある方」はくれぐれも気をつけて下さい、との喪黒さんからのありがたいご忠告。

・三年前の過ちから計算して今赤ん坊が居るのは少し時間的に変じゃありません?

あとがき

・過去と現代を行き来して場面展開が多くて上手く伝わっているか心配です。

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