画像も無しでレビュー
- 理不尽度・6:喪黒に落ち度無し
- 自業自得度・7:類は友を呼ぶ
- 変わり種度・6:異常な絡みと喪黒の趣味
- アンハッピー度・3:身体的損傷のみ
- 度ーん・7:何ドーン!?
概要
今日のお客様
- 酔手 壮郎(よって そうろう) 31 サラリーマン 帰国子女?
- 角刈り?横分?色黒面長、喪黒並にデカいクリクリお目目、泥酔時は上下から瞼が半開きになる謎仕様
- 異常な絡みを伴う悪酔い
酔手 壮郎(よって そうろう) 31 サラリーマン 帰国子女?
・結局理由は分からず終いだが「オーマイガー」ってよく言う、当然ただの言葉なのでいくらでも言って良いし、言ってはいけない言葉でも無いので文句は無いが「違和感」がスゴイ!、使うシチュエーションに問題は無く「オーマイガー」はその時の気持ちを明確に表しているが「そーゆーキャラ」でも無さそうなので釈然としない。因みに社会人としては若干「至らない」感じ。
角刈り?横分?色黒面長、喪黒並にデカいクリクリお目目、泥酔時は上下から瞼が半開きになる謎仕様
・無骨でありつつも端正で色黒、一見するとアスリートの様な顔立ち。目が特徴的で単純にデカイ、後述する謎仕様を目立たせる為に縦に大きい楕円の目。泥酔時はその縦に長い目を「据わらせる」為に上下から瞼が閉じる、当然ありえない構造だが「目が据わる」を分かりやすく表現していて、酔手のシラフと泥酔時の二面性をよく表している。因みに爬虫類並の瞬膜も搭載している高機能なお目目。
異常な絡みを伴う悪酔い
・人が酔うと呂律が回らなくなる、フラつく、寝る、顔が赤くなる、変化無し、等が有るが酔手の場合「声と態度がデカくなり、ビールジョッキを振り回し、テーブルの上の料理は吹き飛ばし、土足でテーブルの上に立ち、ビールをぶちまけ、同僚に押さえ付けられながらも悪態をつく」お茶目っぷりを披露する。
立ち位置(もぐちゃん)
- ディフェンス能力
- 洗濯屋もぐちゃん
- カメラ小僧
- 適切な診断と「とっておきの物」
ディフェンス能力
・お茶目モードの酔手と喪黒が夜の公園で邂逅!そしてバトルスタート!酔手が凄まじいラッシュを喪黒に仕掛けるが、、、華麗なスウェーと軽やかな跳躍で全て回避!決して酔手は弱く無いだろう!予備動作は大きいものの腰の乗った鋭いスマッシュと軸のブレないこれまた鋭い回し蹴りに旋風脚、武術の心得が有ると見た。そんな酔手を軽く「あしらう」喪黒、直接に手を出すことはせずラッシュの隙を突き酔手を「指先一つでダウン」、本当に指先と「ドーン!」の掛け声一つでダウンって言うか近くの川まで吹き飛ばす!一子相伝のアレ並にオフェンス能力も高い。
洗濯屋もぐちゃん
・流石に酔いが覚め、魔の巣にて喪黒へ謝罪をする酔手、店内には酔手の服が干してある(下着も)。生けつのまま椅子に座り酔手は喪黒へ自分の酔い方について反省を込めて説明をする、喪黒が好き勝手やっているがマスターは文句を言う気配は無い、喋ったことも無い。喪黒「私が絡み酒から立ち直れるようお手伝いしましょう」と名刺のシーン、精神科医に間違われるがセールスマンだと主張、続けてマイブームの件へ
カメラ小僧
・「実は最近ビデオに凝ってましてね」と徐に時代を感じるビデオカメラを出す喪黒、そのツラでビデオが趣味とはヤベー方にしか考えられないが、流石は我らがもぐちゃん斜め上を行く、「あなたの行動を数日間撮らせていただきました」と恐ろしいカミングアウトをする喪黒、「悪いとは思いましたが、、」と言い訳を付けるもとてもじゃないが寛容されるもんじゃ無い。実は序盤から撮ってるぽいシーンがあったりする。
適切な診断と「とっておきの物」
・ビデオの内容は出だしの暴れるシーンに始まり、同僚に撒かれて1人で飲んでるシーン、調子こいて飲み屋の親父に絡むも返り討ちにされるシーン、別の店で扉を破壊するシーン等、、、「てめーはドローンかよ」って思う程で全てが素晴らしいアングルとタイミングで撮られている、明らかに飲み屋のカウンター内から撮っている場面もあるが撮ってる場面が怖くて想像出来ません。盗撮もののドキドキと主演が自分だと言う恥ずかしさで酔手は決心する「酒は金輪際やめます」と、、、しかし喪黒が「無理ですな」とバッサリ、「あなたは絡み酒で精神のバランスを保っている」「酒をやめたらストレスで病気になる」と精神科医に間違われたが精神科医並みの適切な分析を披露、さらに酔手から「どうしたらいいのか?」と問われ「ストレスを溜めなければいい」と、もぐりのモグちゃんも披露。これで終わると「ただの出歯亀ヤロー」で終わってしまうが、ありますよ!いつもの「とっておきの物」
ココロのスキマ
- スキマ?
スキマ?
・「普段は気が小さく言いたいことも言え無いんですが、酒を飲むと訳がわからなくなって、酔いが醒めるといつも自己嫌悪に陥ります、でもついついまた同じ事を繰り返してしまって」と見事な自己分析、しかし内容は「スキマ」と言うには少々「でかい」のでは無いだろうか?明らかに何かが欠落しているようにしか思えない、まじもんの精神的な異常を感じる。ツッコミとしては「気弱」な部分が描かれていなくて唐突感が否めない。
あらすじ補足
序盤
- 絡みどころじゃねー
- 一日経てば
- 1人でも
- リアルファイト
絡みどころじゃねー
・タイトルの所以と内容を象徴する出だしの酔手が暴れる場面(今日のお客様・異常な絡みを伴う悪酔い・参照)、SNSの発達した現代なら一瞬で「バズる」程の暴れっぷり。内容は悪質そのものだが、周囲の人が寛容なのか何か法的な裁きを食らっている様子は無い、時代が許したのだろうか?とは思ったがしっかりと周りから「ハブられる」始末。とても「絡み」で済まされるモンじゃない。
一日経てば
・どうやって酔手を家に返したか想像も出来ないが翌日には普通に出勤してくる、しかも覚えていないと来た!当然「総スカン」、同僚からは「何であいつを飲み会に呼んだんだ」「勝手に付いて来た」とも言われて、酔手が挨拶しても無視、そんな状況に酔手は「オーマイガ」と呟く、そんなもんで済む訳もなく、ひどく落ち込み「北朝鮮の司令室にあるパソコン」みたいなパソコンに座る(とても時代を感じる)
1人でも
・酔手は上司に呼ばれ「ワープロなのに何で誤字脱字が多いんだ」と叱られる意外と「至らない」酔手、しかも電話対応している間に同僚に撒かれ1人残されるハメになる(オーマイガー有り)、踏んだり蹴ったりだが自業自得である。って言う一連の流れを向いのカフェ?的な所からビル越しに撮影している出歯亀1人発見!その後酔手は1人居酒屋へ向かう。
リアルファイト
・ひとしきり暴れた後(立ち位置、適切な診断、参照)、公園に居たカップルに絡んでいる時に喪黒に出会う。カメラを構えたまま話しかけてくる喪黒にキレるのも分かるし、「ホーっホッホッホ」の笑いに「何がホーっホッホッホだ!」とツッコんだのも印象的。結局「ドーン!」で決着が付いたのだが特に「何かの効力」が有る訳でも無く、単に酔手を吹っ飛ばしただけ、非接触型暴力に過ぎない。
中盤
- 喪黒診療所「1・辱め」
- 喪黒診療所「2・問診」
- 堪忍袋
- 鬱憤(うっぷん)
- 良い同僚
喪黒診療所「1・辱め」
・酔いの醒めた酔手と喪黒は魔の巣に居る、そしてディレクターズカットバイ喪黒「ある男の絡み」を本人の目の前で上映し酔手の自尊心を粉々にする、自らを恥じる気持ちはあるようで居た堪れない様子の酔手は頭を抱える、そんな様子を横でニッコニコで見ている喪黒。
喪黒診療所「2・問診」
・禁酒を宣言する酔手だが喪黒に真っ向から反論される。要するに「絡み酒」は酔手には必要なモノでそれが無いと酔手自信が駄目になってしまうものらしい、、、そーくれば酔手は「ではどうしたら?」と言うしかない、そーくれば喪黒は「とっておきのものがあります」と言うしか無い。
堪忍袋
・相変わらず同僚からの冷たい視線と、同じく相変わらずの上司からの叱責(優秀で無い点が更に悲惨さを物語る)、お決まりの「オーマイガー」が出るが今日はいつもと違う!「とっておきのもの」があるから。暮なずむビルの屋上で酔手は自分が1人である事を確認する、そして「堪忍袋」なる赤い布製の袋を取り出した!(まーまーでかい、少なくとも酔手の頭部よりでかい)そして喪黒からの説明を思い出す「ストレスが溜まりに溜まった時この堪忍袋の中に積もり積もったうっぷんを吐き出すのです、さあやってごらんなさい!」酔手は袋の口に向かって叫ぶ!
鬱憤(うっぷん)
・鬱憤内容要約「会社連中のバッカ野郎」「課長のノータリン」「取引先の鳴金なんかクソくらえ」「お前らのかーちゃんでーべそ」色々気にはなるが、まずは「鳴金」、、、また出てきたよ、どんだけ関わってくんだよ、何者だあいつ、結局クソ野郎なのかよ、そもそも酔手の会社は何やってる会社なんだよ。一つ分かった事は課長が「脳が足りない」らしい(現在では差別用語、放送禁止用語らしいので取扱注意)、てめーの事は棚に上げて最大ボリュームで周りを罵る酔手、袋自体には消音機能は無さそうなので声はダダ漏れ、非常に使い所が難しい代物である。あともう一つ分かった事がある、どうやら「みんなのかーちゃんはデベソ」らしい、母親が臍ヘルニアである事に何のデメリットがあるのだろうか?インテリジェンスのカケラも感じ無い。
良い同僚
・爽やか笑顔の酔手、堪忍袋が鬱憤を全て受け止めたようだ。酔手は同僚達に声を掛ける「今日は奢るから俺に付き合ってくれないか?」当然に同僚達は乗る気じゃない、しかし1人の女性社員が「奢ってくれるならいいじゃない!」と乗ってくる、「あの絡み」を知っていれば奢られたって普通は行きたくは無い、しかも傍らに抱えた鞄から赤い謎の袋がはみ出していて怪しい出立ち、怪しいって言うか怖い。一軒目が終了、酔手は一才絡む事も無く無事終える、同僚からも「どうした?」と突っ込まれ、女性社員からは「なんか自信に満ち溢れてるー!」と知的水準が低そうな女に誉められる、更に水準が低い酔手は気持ち良くなって「二軒目」を提案、一同賛同の嵐(酔手の奢り)。出歯亀のREC有り。
終盤
- 堪忍袋(おかわり)
- お友達
- オーマイガー、、、
堪忍袋(おかわり)
・二軒目、酔手は途中離席する、どうやら自分自身の堪忍袋がパンパンの様子、酔手はトイレの鏡の前で思わず不満を口にして「お茶目モード」が出掛かる(目が上下から閉じかける)、、、が手持ちの堪忍袋を思い出し大きく息を吸い袋に向かって叫ぶ!「人の金で飲む酒は美味いだろー」「死んじまえ」等、所詮人が抱く不満なんてモノはこの程度の稚拙なモノなのだろう。トイレ全体に響き渡る大声で鬱憤を袋へ解き放つ、下手したら外にまで聞こえてんじゃねーの?ってくらい声がでかいし漏れてる、明らかに構造上に不具合がある、消音や吸音、何らかの機能が無ければとてもじゃないが使える場所が無い。その後、鬱憤を出し切った酔手は爽やかモードの笑顔で同僚達に「じゃんじゃんやってくれー」と上機嫌で酒を促す。外で亀見てます(ずっと着いてきてる?)。
お友達
・タクシーで帰る酔手御一行、酔手は先に降りて皆を見送る、「あれだけ飲んでも全く絡まなかったぞ!」と大満足の様子、鞄から堪忍袋を取り出し袋に感謝を伝えている「これからもよろしく頼みますよ」、、、「あいよ!」袋が喋った!?、、、って訳じゃなく近くに居た「酔っ払いのオヤジ」の返事だった。顔の作りは全く違うが「目」がそっくり!上下から瞼が閉じてる!片手には酒瓶、顔は赤い、説明がめんどくさいから総合するとどう見ても反社会的な御仁。当然ながら「絡み要員」なのでちゃんと仕事をこなす、酔手と取っ組み合いになり堪忍袋を取り合う体制になる、そりゃ互いに引っ張れば破れますね。袋の中の鬱憤が暴風と共に逆噴射!酔手の怒号と強風が2人を襲う、酔手は耐えたが「反社風目が酔手そっくりおじさん」は吹っ飛んだ拍子に酒瓶をわってしまう、怒ったオヤジは怒りの矛先を酔手に向け強烈な蹴りを放つ、こんな時でも「オーマイガー」を忘れ無い酔手(10メートル近い土手の階段を上から下へと吹っ飛ばされる)。
オーマイガー、、、
・苦悶の表情の酔手は担架に乗せられ救急車に乗る、そんな一連の流れの一部始終を撮った映像を病室のビデオカメラで酔手が見ている?果たしてこれは「何のプレイ」なんでしょうかね?全身包帯の酔手は苦しそうに口を開く、、「オーマイガー」。
感想
まとめ・あとがき
・「いい味」が出ている堪忍袋、もう少し袋にまつわるエピソードが欲しい所である。少々キャラの定まら無い酔手であったが出だしの暴れっぷりは強烈なイメージを残す、あれだけ暴れる人間がよくここまで人生を踏み外さずこれたものだと感心する、恐らく裏で支えるなり、助けるなりする人が居たのでは無いかと勝手に考えてしまう。
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