笑ゥせぇるすまん SP2 『OB夫婦 夫のケース』

アニメ
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画像も無しでレビュー

  • 理不尽度・8:綺麗な理不尽さ
  • 自業自得度・2:明らかにドーン!効果なので差し引きで低め
  • 変わり種度・6:SP3 OB夫婦 妻のケースとの連作と珍しい構成だが、それだけ
  • アンハッピー度・7:その後大幅ダウンするのが確認できる(2くらい)
  • 度ーん・3:ダブルドーン!だが特筆なし

※ゴルフと言う共通点から夫婦の日常を描く連作であるが、なまじ時間が有るせいかなんか薄い。

概要

今日のお客様

  • 虫味 一郎 (41) むしみ いちろう 会社員 
  • 妻(蝶子・36) 子供は居ない
  • 何が面白くて生きているんだろう、、、

・むしみ、、、無しみ、、、無趣味!そーゆー事ね!。小太りのおっさん、跳ねた前髪?、60%程しか開かない目、何の仕事かは不明だが生活(家)は裕福そうである(家が結構豪華)。

・なんて言うんでしょうか?大仏のようなパーマ?虫味とは違いパッチリお目目、活動的でテニスに行く場面あり、優雅な専業主婦を楽しんでいる(裕福さが伺える)、そして決して美人では無い。

・部下からの飲みの誘いをあっさり断り、その背中に向けて『あの人、何が面白くて生きてるのかな?』と憐れむような言葉を掛けられる。酒もタバコもギャンブルも兎に角遊びをしないと不思議がられるが、遊びの例が時代を感じる、本当に豊かになったね令和。

立ち位置(もぐちゃん)

  • メタ表現
  • 夕食持参でほぼ不法侵入
  • しかしもヘチマもありません!

・歩道橋から人々を眺めている喪黒、そして視聴者に語りかける、、『心の寂しいお客様を探しているのです』、喪黒の仕事熱心な所を垣間見える(誰にしよっかなー?とでも考えているのか?)。理由は全く不明だが流れる人々の群れから虫味が選出される。歩道橋上より1人を指差し今日のお客様決定!

・お客様との初顔合わせの際は準びを怠らない喪黒、お宅訪問の際は待たせる事なくチャイムと同時に玄関に入り、気を使わせまいと「言われる前に」家に入り、腹の減り具合を心配させまいと自ら弁当を持参して、更には虫味の分まで用意する、虫味の体を気遣ってなのか虫味自信で用意していた「カップラーメン」を即廃棄する優しさをも持ち合わせている。セールストーク中には虫味の家にある物(オルゴール)を上手く話に絡めて言いくるめる、環境利用にも長ける喪黒。

・『寂しい心の持ち主を幸福にする為に奉仕しているのです』と虫味に語る喪黒、「寂しい人認定」からの、出だしから胡散臭い話に加え『何か趣味を持つべきです』との助言、初訪問では『何かいい趣味があるはず』と見切り発車ではあるものの、その後しっかりと虫味にピッタリ?の趣味を提供する。

ココロのスキマ

  • 趣味を持ちたい、、のか?

・完全に喪黒の言い分で有る、『人間には遊びが絶対に必要』との考えにより虫味を分析した後の答えだが理には叶っている、、、が理不尽な程の押し付け具合、虫味の意向は全無視。

あらすじ補足

序盤

  • 黄昏喪黒
  • 遊びとは?
  • 追跡、侵入、破棄、進呈、紹介、提言、懇願
  • 決定しました!

・どこからとも無く現れる喪黒だが今回は「お客様探し」から物語が始まる、時刻は夕方、オフィス街にて流れる人々を眺め「黄昏」の似合う?喪黒がお客様を探す。出現方法にも色々あるが、このように「ぼーっと」している喪黒はあまりお目に掛かれないだろう、果たしてどんな思考をしてるのか?そのツラからは一切読めない。

・酒!タバコ!キャンブル!遊びをしない人として有名らしい虫味、飲みの誘いを華麗に躱す虫味の背中に『何が楽しくて生きてるんだろう?』と人格全否定の言葉が掛けられる。遊びのラインナップは置いといて、「なぜ虫味を誘うのか?」が疑問視される、単純に気を使われているのだろうか?それでも「人」には恵まれていると感じる、しかし来たら来たで扱いづらいんじゃない?

・飲みの誘いを断る時点から喪黒の追跡は開始されている(もし飲みに行ったらどうするのだろうか?)嫁は不在だが家で1人のんびりとしている所に喪黒が現れる、自宅侵入は夕飯前!(実際に侵入後に夕飯)、他人様の食生活を『虚しい限りですな』と全否定し食べかけのカップラーメンを廃棄される、「五色弁当」なるコンセプト不明の弁当を進呈するも口を付ける様子は無い虫味、自分の紹介(名刺のシーン)をサラッと終わらすと虫味に構わずムシャムシャ食べ始める、「ココロのスキマお埋めします」の文言に虫味から『なんのこっちゃ!』と言われながらも虫味は『今の生活に満足している』と喪黒不要論を唱える、、、が「何の遊びもしない」虫味に「遊びが必要」と提言する喪黒、傍らに置いてあるオルゴール(虫味私物)の仕組み(歯車と歯車の間に遊びがあるから動く)を話に混ぜながら(要するにもっと遊べ)と提言、『このままではバランスを失ってしまいます、今ならまだ間に合います』と脅しとも取れる熱い思いを虫味にぶつけて「やる気」させている、何をしたらいいのか?との問いには『何かあるはず』と見切り発車もいいとこだが、帰りがけに弁当箱を玄関に置いて置いてとの懇願をしてあっさり帰る。

・休日の午後1時、布団に包まりながらテニスへ出かける嫁を送り出す虫味、お向かいの奥様と出かける場面で入れ違いに喪黒が登場、家の中では虫味は寝てる。『虫味さん、、』枕元に立つ喪黒、当たり前ように不法侵入しているが、虫味は飛び起き驚いているものの『あなたは昨日の、、』と少しズレた反応で済ます。一晩一生懸命考えたのか『あなたにピッタリの趣味はこれです!』と徐にゴルフクラブ(ドライバー)を振りかざし虫味の目の前に振り下ろす、かなり危ない行動ではあるがそんな事は意にも介さず話が進む、喪黒は虫味に帽子を被せ、ドライバーを持たせ一言『あなたの趣味はコルフに決定しました』状況を理解出来て居ない虫味は『私はスポーツは、、、』と動揺を隠せずにいるが喪黒は構わず虫味にグローブを装着させ『しかしもヘチマもありません』と全てを解決する言葉?で虫味に付け入る隙を与えず、更にビビり散らかしている虫味にむけて人差し指を突き出し、トンボと戯れるかのように目の前で指を回し『あなたはゴルフが好きになる、、、ドーン!!』

中盤

  • レッスンプロ登場!
  • ドライバーの価値
  • 流石名器だ!
  • 買いたたく
  • 忠告

・ジャイアン系、、、こんな一言でイメージが完璧に浮かぶ(大人のジャイアン)。虫味の為に頼んだとされるゴルフのレッスンプロがゴルフ練習場に居る、見た目からは実力は分からないが赤ジャージ姿のせいか、何だか胡散臭い。虫味は喪黒にゴルフ練習場に連れられて来ている、後はプロに任せると言い喪黒は『用事が有るのでこれで失礼します』とあっさり退散。相変わらず謎の人脈だがおそらく「普通の人」では有るだろう、少々親しげでは有るが関係性は不明。

・グリップはオーバーラッピングで、、、早速レッスンが始まっている、スタンスは肩幅、『肩の力は抜いて、ゆっくり振り上げて、、』この名も知れ無い見た目の悪いレッスンプロはとても丁寧な指導をしている、見た目は悪がい口調は柔らかく、見た目が悪いが的確な指導?っぽい(当方ゴルフは無知)。虫味は言われた通りに構えて、振り上げて、振り下ろす!そしてドライバーが宙を舞う、、、『クラブじゃなくてボールを飛ばすんだよ!』と本性が出たのか見た目の悪いプロが怒鳴り散らす(そんなに簡単に当たれば苦労はしないと思うが)五メートル程先に落ちたクラブをレッスンプロ(こいつ名前無いの?)が取りに行く、素人目の自分が見てもとても危ない行為に見えるが、周りの状況を考える事なく芝生の上を歩いて行く、プロ『クラブを飛ばすのは一流だぜ』とよく分からん事(こーゆー話があるの?)を言ってクラブを拾い上げるプロが突如驚愕!『こっこれは!あんた、このクラブ分かって使ってるのか?』と、その後にプロはこのクラブの価値を熱く語っているが割愛

・自宅にてクラブを磨く虫味、プロから希少価値があると聞かされたせいなのか自らクラブの歴史を調べている、蘊蓄は割愛。虫味『磨いたら艶が出て、木目が浮かび上がってきた!さすが名器だ!』と相変わらず60%しか開いていない目でクラブを眺めている(喪黒、ちゃんと手入れしておけよ)。そこへ嫁が現れる、『やっと何かをやる気になったのね!』と喜んでいる様子、2人の馴れ初め等は一切不明だが仲は良いようだ、『私もゴルフ始めようかしら、ちょっと貸してみて』と軽いお願いをするが虫味は目を全開にしてそれを断る!『あー!ダメ!ダメ!これはダメなんだ!』と目をギンギンにさせニヤけながらクラブを眺めている。クラブの価値を知ってから何か変化を感じる。

・魔の巣にて喪黒と虫味が飲んでいる、喪黒は虫味がゴルフを楽しんでいる様子を聞かせれご機嫌の様子、虫味『ところで喪黒さん、あのドライバーなんですが、あれを私に安く譲って頂けないでしょうか?』喪黒『あーあのドライバーを?』虫味『プレーしている内に自分のクラブが欲しくなってきたんですよ』と、表情から察するに「嘘」であるのが一目瞭然、喪黒がドライバーの価値を知らないと踏んで買い叩きに来る虫味、しかし喪黒は価値をしっかり理解している模様、どうみても「スポンサーの意向」を感じる飲み物を飲みかけていた虫味は吹き出しす、言葉巧みに安く買おうとした事は置いといて虫味は『そんな名器をどうして私に、、、』と喪黒へ問うと喪黒は『良いクラブを使えば自ずと良いゴルフが出来るものなのですよ』と謎理論をかますが続けて『是非ともあなたにゴルフ好きになってもらう為にあのドライバーをお貸ししたのです』とすでに「あて」は外れて虫味が「おかしく」なって来ているのは知ってから知らずか呑気にグラスを傾けて酒を飲んでいる。

・『喪黒さん!40万でも50万でも良いです!あれを譲ってください』椅子から立ち上がり妙にテンション高く喪黒へお願いする虫味、喪黒『おーよっぽどあのクラブが気に入ったようですな』と虫味の真意を知ってから知らずか、虫味『そうなんです、毎日帰ってあれを磨くのが最高の楽しみなんです』と本来の目的からズレた着地にはなったものの喪黒は『よろしいそれほどあのクラブを愛してくれるのならあなたに差し上げましょう』と気前のいい喪黒、虫味が喜ぶのも束の間に『ただし!』と人差し指を突き出し忠告『クラシッククラブはあれ一本にしてくださいよ、クラブへの愛情はあの一本に注いでやってくださいね』、、、虫味『ハイ、、』

終盤

  • 無視済み
  • 非売品
  • 喪黒も予想外
  • 無計画すぎる

・相変わらずゴルフクラブ磨きに精を出す虫味、プレイしている様子は無い、目を80%程開きながら超ニヤけて鼻歌まじりにクラブを磨き続けている様子を呆れた様子で見ている嫁。「俗に言うトランペットを眺める少年」状態の虫味「ゴルフショップ・アルバトロス」の店頭ショーウィンドウに釘付けの様子、目線の先にはグルフクラブ、我慢しきれず虫味は店内へ。ゴルフクラブを抱え帰路へ着く虫味(ニヤけすぎて顔面がヤバい)、「あー早速、喪黒の忠告を無視してるのかー」と思ったらすでに「無視済み」でした、自室には大量のゴルフクラブ、その数およそ20本以上!クラブに囲まれた虫味はテンション爆上げ奇声をあげている。

・後日、ここでやっとゴルフショップのマスターが登場!とんでもない見た目である、「スネ夫の親戚」と言えば察しが付くであろう見た目、良いキャラである。すでに常連客扱いで親しげに会話している、虫味は見ていたクラブが気に入ったのか『これもらうよ』と即決!しかしマスターの方が少々困惑した表情で語る『言いにくいんですが今度から現金にして下さい、あなた大分無理なさってるんじゃ無いですか?』と虫味の「経済状況の心配」と「現金払い」の関連がイマイチ分からないが「なんかヤバい」のは伝わってくる、大きい且つオシャレ且つ呑気な専業主婦を持つ虫味にとって頭に来たのか『余計なお世話です!私は無理なんかしてません』と語気を強め返す、マスターも『それなら良いんですが、、』と安心した側から虫味が店に並ぶ他のクラブに釘付けになっている。説明は省くが「すげーいいヤツで非売品」って事を説明している、当然そんな事はお構いなしに虫味が欲しがる、ガラスのケースに入っているそのパターにかぶりつかんばかりに凝視している、『いくらでも都合する』と言うが『これだけは売れません』と言われ虫味はため息を吐きながら店を後にする、、、

・『あなた私の忠告を無視しましたね、、、』目の前には喪黒、無視具合を見るからに少々を現れるのが遅い気もするがやっとの登場である。虫味が前を歩き、喪黒がその後を追う形で道を歩いている、喪黒のお説教を背中で聞きながら、俯き、「うるせーな」的な事を考えているのが見え見えな背中を喪黒へ見せている。耐えきれなくなったのか突如振り向き『私は深みにハマってしまったんだ!』『一本買うと、また一本、次から次へとコレクションしないと気がすまなくなったんだ』『これと言うのもアンタのせいだ!あのクラブをくれなければこんな事にもならな買ったんだ!』さすがに喪黒が可哀想に思える言い分だが、出だしが問答無用ドーン!ですからね、この言い分も分かる。喪黒も『飛んだ言いがかりだ、、』と予想外を主張するが「そんなわきゃねーだろ」とは思う。喪黒『私はゴルフは進めましたがクラブのコレクションを勧めた覚えはございませんよ』と見解の総意を軸に虫味を圧倒、虫味は『ゴルフクラブが欲しくてたまらないんだ!』とアホ丸出しの言い分で喪黒へ反発、喪黒『そうですなぁ、今更後戻りはできませんね』そんな事は無いと思うが続けて『どうせならもっとって程的にやって下さいな』と結局後押しすんのかい!ってな感じでドーン!しちゃいます。2回目

・深夜ゴルフショップアルバトロスの前に人影が現れる、、、そいつはガラスを割りゴルフクラブを盗んで行った、、、様子を目の前ですでにマスターが見ている変な場面、野暮とは思うがスゲー変、すでにマスターはドライバーを構えて準備してるし。人影が虫味なのは視聴者側には直ぐに分かるがマスターは気づいていない様子(それにしてもガラスをすごく広範囲に割っている、秒でバレるわ!と思うし、やるなら開店時に店内から盗めよとも思う)。マスター『ドロボー!ドロボー!』と叫びながら虫味を追いかける、マスターは持っていたクラブを前方へ投げつけるとそれが見事に虫味の後頭部に命中!即死クラスの衝撃なハズだが何故か虫味はほぼ無傷、転びはしたものの痛がる様子も無くクラブの心配をする始末、追いついたマスターが虫味に掴み掛かりそこでやっとマスターは犯人が虫味だと気づく『虫味さん、どうしてまた』なんて呑気な感じになり話のオチがつく。去り際の喪黒の『この後も続きますよ』の件が無いとただでさえ印象が薄いので「スペシャル」と言うことを忘れてしまいそうな感じがある。

感想

・やはり本人の自覚する「スキマ」が無いとただの「イジワル」的な話に見えてしまう、そこを喪黒がどうやって弄るのかが重要だから人物や過去、スキマの背景をも少し描写しないと話が薄く見えてしまう。

あとがき

・1組の夫婦を目線を変え描く挑戦的に試行だが内容がついてこれてない感がある

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