笑ゥせぇるすまん SP1 『ユスリの落とし穴』

アニメ
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画像も無しでレビュー

  • 理不尽度・6:犯罪の片棒を担がされる
  • 自業自得度・7:悪事を覚え自ら堕ちる
  • 変わり種度・3:喪黒がすっかり「たぶらかされている」のは面白いが、、、話は普通
  • アンハッピー度・3:多数のヤンチャな女子学生に囲まれ、、、
  • 度ーん!6:あなたなら出来る!(犯罪を

※SPと銘打っているが特別感があまり無いかな、、、

概要

今日のお客様

  • 襟戸 勉 (28)えりと つとむ  エリート商社マン
  • 青春の日々を全て捧げる、、

・その名も「エリート物産」に勤めるエリート社員!見た目からはエリートらしさ?は無く小太りで色々と「ニブそう」な印象、学歴はあるものの、それだけって感じ、インテリ要素が描かれることも無く、私生活も描かれないので結局「よく分からない奴」。社内での評価は良いらしいが、どのような活躍があったのかは不明。

・物心ついた時から「一流」を目指し、青春の全てを全てを捧げ今やエリート商社のエリート社員。要するにスゲー勉強頑張ったって事。

立ち位置(もぐちゃん)

  • 登校?(襟戸には関係無い話)
  • 喪黒も男(襟戸には関係無い話)
  • お助けしましょう(襟戸に関係有る話)
  • 窃盗してるけどお助けしましょう(襟戸に関係無い話)
  • 婦女暴行されそうなのでお助けしましょう(襟戸にも関係ある話)

・時刻は午後4時、目的は一切不明であるが冒頭、雪が降る中「白雪女学園」へ続く道を、下校する女学生達とは逆に登校するかのように白雪女学園へ歩を進める喪黒、多くの女学生達が下校する中、その波を掻き分けるように道の中心、更には女学園への最短距離を歩いている、出だしから激烈な不審行動を取っている。

・1人の女学生がすれ違い様(って言うかすれ違って2〜3歩後だが)ハンカチを落とす、それを「背中」で感じた喪黒は振り返り拾う、「あの、、」とは声を掛けるもののすでに射程外、特に追いかける様子も見せず「何か」を想像して俯き、頬を赤く染め「あのような少女には俗世間の汚れや悩みとは無縁のものなのでしょう」と結果的に的外れもいいトコの勝手な想像をして、黒いスーツを雪で白く染めながら去って行く少女を見送っている。

・女学生に「うつつを抜かして」はいたが、ようやく本職に戻る。取り敢えず困っている襟戸相手に「ユスリ」をする事を持ちかける、当然渋る襟戸だが「そんな事では競争社会を生き抜くエリートとは言えない」と襟戸に対して「効果的」なフレーズをチョイスし「ドーン!」の力も借りて襟戸にやらせる。

・襟戸がすっかり闇落ちしている間に喪黒は決して「善良とは言えない見た目」だが決してYAKUZAでは無く「YAKUZI」と書かれた上着を来た、眉毛の無い「親分の舎弟」そのものっていう感じの丸刈り且つ知的水準低めのチンピラ丸出し男とその兄貴の2人組から、気付かれてしまう程の腕前しか無いのにそんな奴らから財布をパクろうとしてバレて追いかけられている女子学生を二人組から助け、女子学生から「おじさま」と呼ばれて頬を染めすっかりハマり「おじさま」と呼ばれた事を反芻して悦に浸り、拾ったハンカチで顔を拭いている。(ハンカチを落とした女子学生と助けた女子学生は同一人物)ハンカチ返せよ。

・ユスリ犯(襟戸)と窃盗犯(女子学生)が「ほてるH」(ラブホテル)にて一戦を構えようとしているが婦女暴行と判断して喪黒は持ち前のハッキング?能力で回転ベッドを高速回転させ襟戸を撃退!何を書いてんだと思われるかも知れないが著者もよく分かってない程の謎の行動。

ココロのスキマ

  • 青春の全てを犠牲にして努力したのに、、、、

・まず最初に喪黒から「会社は学校と違って試験の点数が全てではありませんからね、、」と論破されている、改めて「ココロのスキマ」と言うものを考えたらこれ程「スキマ」と言うものに当てはまるものは無いのでは無いだろうか?深刻な悩みでも無く、耐え難い苦痛でも無い、しかしどうする事も出来ず、ただひたすらに悶々とする日々、そもそもどんな犠牲が払われたのは描かれて無いので「スキマ感」もあまり無いが、、。努力が成果に見合うとは限らないと言うことを学校で教えるべきである。

あらすじ補足

序盤

  • お客様?
  • お客様登場!
  • 遊田(有能)
  • やけ酒の見本
  • かわいい顔でしょ?

・「お客様扱い」はされて無いがお客様的?な扱いをされる女が登場する(何気に名前は不明)その女(女子学生)をキレイな存在として描いていて「ココロのスキマ」等は無い存在として取り敢えず登場!(立ち位置・登校?、喪黒も男・参照)

・女子学生と対比させるかのように出だしから不満顔の襟戸が登場、エリート物産のビルの一角、でかいビルであるががすっかり終業していて電気は消えている、これまたでかいオフィスの一角から漏れる光、パソコンの光が襟戸の顔を照らす、喜怒哀楽を全て混ぜたかのような何とも言い表せられない表情、敢えて言えば「キモい」そのキモい顔で一心不乱に画面を眺めている。「襟戸!まだ居たのか、早く行かないと『遊田』の歓送会に間に合わないぞ!」と先輩?同僚?おっさん?誰?から声が掛かる、「ああ、、」とのラフな襟戸の返事から関係性が分からない見た目は完全に先輩(おっさん)、しかし襟戸はその謎の人物に声を掛けられ一瞬我に帰るが再びパソコンの画面にグギ漬けになる、そしてそのパソコンの画面には「留学」の文字が並ぶ、、、

・まずは人間の「コネ」と言うモノは「運」絡みだが、それを生かすのは努力と才能である。「いけ好かない」感じ全開の男、その名も「遊田」登場!彼は何かを「成し遂げ」そして何かの為に彼の歓送会が開かれている。誰かが「遊田くんの留学決定に乾杯!」と言っているので会の理由は「それ」らしい、その会はコンセプト不明且つド派手にライトアップがされている謎の会場で、20人以上がひしめきあい、立食形式で行われている。遊田は挨拶もそこそこに「浮かない顔」をしている襟戸を見つけ(あからさまに浮いてない顔をしている)「いやに浮かない顔をしてるじゃないか!」と観衆の前で疑問を襟戸に投げかける(遊田はその理由を知りながら、しかもそれは襟戸が言えない事も知っている上で問い詰める)、居た堪れない襟戸は「あっ!もうこんな時間だ、すまんが用事があって」と嘘100%の理由を付き会場を後にする。見送る遊田の振る舞いはすごく嫌味ったらしいが後に解る遊田の有能さが垣間見える。

遊田とは『全然見た目は違うが系統は近い』

・どうやら「留学」したかった襟戸くんは遊田に留学を取られてしまったようです、、、そこら辺の状況は良く分から無いが、襟戸は悔しさを爆発させて飲み屋へGO!「やけ酒」とはこういう事だと言わんばかりに飲みまくる、1ガロンはありそうな巨大なビールジョッキでビールをがぶ飲みするが3分の1を溢す勢いで飲む、なんだか分からない紙コップみたいグラス?で何かを飲む、デカさも去ることながら丸すぎて直立不能な、ブランデーボトルから直で飲む、とにかく飲む!周りに酒を撒き散らしてはいるが酔うには十分だったのかすっかり「出来上がった」襟戸は見事な千鳥足で雪の残る夜道を歩いている(とても危険である)前方を横切る「アベック」が建物名と目的語が一致する建造物(ほてるH)に入って行く場面を見て、嫌味とも哀愁とも自虐とも言えない全く意味の無い行動を取りつつ自我を保つのに精一杯になっている。

・「勝手にHでもしてろ!」と吐き捨て襟戸は再び雪の夜道を歩き出す、そして10メートルも歩かない内に「黒スーツ」が見切れ襟戸と衝突、黒スーツは「ほてるH」を囲う壁に向かい仁王立ち(雪の夜道)、あらゆる点が不自然であるが、あえてここはスルー。襟戸とぶつかった「黒スーツの小太り」はぶつかった拍子に顔面から雪へダイブ!。お互い弾き飛ばされたので襟戸は全身雪まみれ、片や「黒スーツの小太りのデカづら」は『随分とご機嫌ですな』といつもの口調と余裕の表情を見せ、襟戸に振り向く、、、が表情が無い!「黒スーツの小太りのデカづらの福耳」の顔は真っ白!襟戸は『ぎゃー!のっぺらぼう』と古典的な反応と「アニメによくある早足の時、足が複数になる」状態になって驚く、「黒スーツの、、略」は『のっぺらぼうではありませんよ』と言いながら、「女子学生から遺失物横領」したハンカチで顔を拭き、『かわいい顔でしょ!』と付け加え場を和ませる、、、事も無く襟戸をキレさせる。驚き、悔しさ、かわいい顔、等の様々な感情が入り乱れ、襟戸の感情キャパシティーは限界を迎え、最終的に泣き出してしまう、『何が留学だよ、、、』と打ちひしがれた男泣き「隙だらけ」襟戸に優しく声を掛ける『私の行きつけのがありますので、そこで飲み直しましょう』。

前・中盤

  • 一流になる為
  • 海外留学制度と遊田の経緯
  • あなたなら出来ます!(犯罪を)
  • 私の体に火を付けた(精神的)
  • 喪黒発狂!

・早速喪黒の観察眼が発揮される『バッジからお見受けしたとろこ、エリート物産の方ですね』、襟戸の胸に光る「金色の直角三角形」のバッジがどうやら「それ」らしい、喪黒は続けて『超一流エリートサラリーマンが何の不満があってやけ酒を、、』と上手い「ココロのスキマへの滑り込み」を仕掛ける。襟戸は「このバッジ」を付ける為のこれまでの努力を語り始める、倒置法を用いて幼稚園、更には物心がついた時から「受験勉強」に明け暮れる様を誇らしげに、そしてどこか「後悔」をも感じさせる口調で語る、そんな襟戸と対比させる為に描かれる「青春を楽しんでる人」が多数登場するが「車を乗り回す」や「クソダサい格好でスケボーをする」等「バカ丸出し」で全く羨ましくない、襟戸は「青春の謳歌」を勘違いしていないだろうか?

・悲壮感を全開にして語る襟戸に『そんな努力の甲斐があって今や大企業のエリートじゃないですか?』と喪黒はサラッと流す、『入社試験も一番でした、、』と襟戸は続ける、要約すると「そんな僕が出世が約束された留学制度から外された」と文句を言っている。喪黒は『あなたより優秀な人が居たんですか?』と、当然の返しをする、『とんでもない!』と語気を強め襟戸は留学制度に選ばれた「遊田」について語り出す。「襟戸と同期」「コネで入社」「女の尻を追いかけ回すしか能の無いつまらない男」「社内の女と散々遊び回った挙句に専務の娘と婚約」「専務の力で留学生になった」(リアルで女の尻を追いかけている描写有り)。喪黒曰く「女の尻を追いかけ回したのが役に立った」と、簡潔に遊田の優秀さを説明して襟戸の愚痴を潰して行く、襟戸は違を唱え『奴は最初からそれが狙いだったんだ、そうでなきゃあんな傲慢でわがままな女と婚約なんてするハズが無い!』と、やけに専務の娘について詳しいがここで喪黒がこの「甘ちゃんインテリヤロー」に決定的な一言を授ける『会社は学校と違って試験の点数が全てではありませんからね』。『だからと言ってあんまりだー』と嗚咽混じりの号泣をする襟戸を横目に喪黒はウイスキーの香りを楽しんでいる、襟戸がどれだけの犠牲を払ったのかを理解した喪黒は、同情したのか鬱ぎ込む襟戸の背中を摩りながら『努力した者が報われず、遊んでいた者が報われては世の中真っ暗です』と次の一言を言いたいが為の伏線を張りながら自分のペース、そして話の流れへと持っていく、『よろしい、私があなたをお助けしましょう!

・でかいツラを襟戸の顔に寄せ、人差し指を突き出し「ドーン!」でもしちゃいそうな勢いで作戦を語る、、、前に名刺を差し出す『申し遅れました、わたくしセールスマンをやっております、喪黒福造と申します』、とにかく遊田に留学を辞退させる事を目的として事が運んでいく。喪黒は襟戸に盗聴器を差し出す、『敵を倒すにはまず敵を知ることから』と名武将喪黒が作戦の内容を襟戸へ説明する、要するに「弱み」を掴んで留学を辞退させる作戦である、ここでも「甘ちゃんインテリ小太りヤロー」は『それじゃユスリじゃないですか!』とブルってやがる、歴戦喪黒は『そーゆー言い方もあります』と悪びれもなく語り『それは卑怯じゃないですか』と躊躇う襟戸へ更なるありがたい言葉を授ける『そんなことでは競争社会を生き抜く真のエリートとは言えませんな』、完全に煽っているが効果は有ったようで襟戸は悩み始める。喪黒は決めにかかる『遊田さんも同じように出世の為に好きでも無い専務の娘と結婚したと言うじゃ無いですか』ただただ「専務の娘」の扱いが酷いが喪黒は更に大きなスケールで事を語り出す『これはあなたの為だけで無く、世の不公平を正す為にやらなければならない事なのですよ』ビビり散らす襟戸に喪黒は散々『あなたなら出来る』と連呼して挙句襟戸の迷いは無視して「ドーン!」しちゃいます。

・時と場所は変わり「昼のエリート物産社内」遊田の電話が鳴る、『君か、、、』相手は専務の秘書、『明日のご都合如何でしょうか?明日から専務は関西へ出張でございまーす』と意味深な物言いをする秘書、遊田『君も大したタマだな』と感心と意地悪を合わせたような返事をする、秘書『ひどーい、あなたが私の体に火を付けた癖に、、』と、字面だけだと単に放火の話になってしまうが、、、そんな事では無く要するに「専務の娘と婚約してる癖に専務の秘書と浮気してる」って事。秘書『逢いたいわ』遊田『横浜のいつもの所で、、』、遊んでるねー遊田!相当やってるね!小慣れた感じで会話が終わるがそれを少し離れた所から襟戸が盗聴している、事前に仕掛けて置いたのか小さなマイクを耳に装着して会話の一部始終を聞いていた模様、そこへ「関係性不明完全に見た目は先輩」が通りかかり襟戸へ声を掛ける、『おい、何やってんだ襟戸』、飛び跳ね驚く襟戸だが『何でもないよ』と軽やかな足取りと軽い返事でその場を去る。

・夜の埠頭、いつもの場所である埠頭に止めた車内で2人は唇を重ねる、、、フィジカルもエリートなのか襟戸は埠頭の端に捕まりながら、なかなか厳しい体制からカメラを構え、密会現場を撮影する(一度海に落下している)。魔の巣にて会話を録音したテープと密会写真を喪黒へ手渡す。ここで2人は改めて相関を確認する、喪黒『専務秘書兼愛人でもあるかすみ(秘書の名前)』『専務といえば、、、』、襟戸『遊田の義理の父親』、喪黒『秘書のかすみは?』、襟戸『専務の愛人』、喪黒『遊田さんは?』、襟戸『かすみと不倫』、喪黒『オーホッホッホー!』次第に高まる気持ちがオルガズムに達したかのように立ち上がり笑い出す喪黒、『証拠は揃いました、あとはお任せ下さい』と何故か異様に頼もしく見えるモグちゃん。

中・中盤

  • 傲慢で我儘娘登場!
  • 一件落着?からのアイキャッチ
  • 助ける気無し!(マスター)
  • 返せよ、、

・どこぞの「高級?プール」に遊田が居る、『ハーイ、あなたー』と遊田に対しててを振る女が一匹、、、結構な高さからの飛び込みを披露してからの満を持しての登場である、、、がほぼ顔は映らない、出番も無い、傲慢さも、我儘ぶりも拝見出来ず早速「専務の娘」はフェードアウト!(ぱっと見と声は可愛い)。ガウンを羽織プールサイドで寛ぐ遊田に「客」が現れる。『突然ですがこの写真を買ってください』喪黒は密会写真を遊田に見せ、更に電話でのやり取りを録音した音声も聴かせる、喪黒の攻め方はとても無駄がなくスムーズ、やり慣れた感がある。『いくら払えばいいんだ!』との遊田の問いに喪黒は一枚の「請求書」を差し出す、「請求欄」には「海外留学辞退」と記載されている、当然遊田は渋るが喪黒は『嫌ならこの写真とテープをフィアンセに渡しますよ』。遊田はリッタークラスの汗をかきながら苦渋の決断をする、、、のを遠目で襟戸が見ている(スゲー悪そうな顔で)。そしてプールに喪黒の『オーホッホッホ』が木霊する。

・『かんぱーい!』喪黒と襟戸は魔の巣にて祝賀会(襟戸の海外留学決定)をしている、喪黒『努力してきた当然の結果です』と襟戸を褒め、襟戸も『本当にありがとうございました』と爽やか笑顔で感謝を伝える。一見ここで終わってもいいだろ!的な感じだが恐ろしい事にまだ「半分」である、全30分の内の15分経ったところ。すっかり「出来上がった」襟戸が魔の巣から出てくる、いきなり階段ですっ転ぶが足取りはしっかりしている『喪黒さんて変な奴だと思ったけど大した救いの神だったな』とちょいディスりからのワッショイ、調子のいいもんである。雪の降る夜道を歩いていると突然襟戸が弾き飛ばされる!女子学生が襟戸にぶつかりそのまま走り去って行く、170㎝80㌔(想像)はありそうな襟戸は吹き飛ばしそのまま走りさるフィジカルは凄まじい、道端でへたり込む襟戸だが走り去る女子学生の後ろ姿をみて『あれは白雪女学院の制服、、』と満面の笑みを浮かべ過去の憧れに浸っている、、、と2人の「反社」の御仁が女子学生を追いかける様に襟戸の横を走り抜けて行く、そして走る女子学生がアップになってアイキャッチ。

・走る女子学生は一軒のバーに飛び込む!中には「あのマスター」ここは「魔の巣」のようだ、『追われてるんです、匿って下さい、お願いします』と懇願する女子学生、微動だにせず、一言も口にせず、グラスを磨き続けるマスター、、、とんでもない精神を持ってやがる、そこへ追いかけてきた反社の2人が登場!女子学生を連れ去ろうとする、「離してー!、助けてー!」と救助の声を一切無視してマスターはグラスを磨き続ける(何気にやべー奴)、反社のどっちかと言うとバカな方が『オヤジ(マスター)騒がせたな、下手な真似すると粗大ゴミが増える事になるぜ』と自己紹介にも聞こえるセリフを吐き去ろうとする、その間マスターは店のボトルが割られるも一切反応する事も無くグラスを磨き続ける(ガチでヤバイ奴、しかし無害)、そこへ喪黒(ガチでヤバイ奴、しかも有害)が登場!って言うか店の奥に居た。

・SP仕様のある意味余計な演出満載で喪黒が登場(チンピラに振り向くだけ)当然バトルが勃発!まずはバカの方の下っ端が「右ストレート」を放つ、喪黒は俊敏なダッキングで避け、続け様バカの足元のラグをスゲーパワーで引く、物理法則を完全に無視して下っ端は店外まで吹っ飛んで行く、そんな怪現象を目の当たりにしながら臆する事なく兄貴分が喪黒へ仕掛ける!(その前にドスを抜いている)顔面目掛けドスを突き出す兄貴の覚悟もすごいが、眉ひとつ(眉毛は無いが)動かさず避ける(帽子には刺さっている)喪黒は強者である。避けざまに人差し指を兄貴の顔に突き出しその勢い?風圧?気?でサングラスを割る(兄貴の目はカワイイ)そして「ドーン!」が炸裂、兄貴は店外まで吹き飛ぶ。一件落着の女子学生は喪黒の注意を素直に聞き『じゃあ、さよなら、おじさま』と喪黒のすけべ心を刺激して軽やかに走り去っていく。「おじさま」の余韻に浸る喪黒は頬を赤く染め、そのケツじゃなくて後ろ姿を見送る、そのでかいツラを女子学生のハンカチで拭きながら。

後・中盤

  • ユスリチャンス!
  • 時々自分が分からない
  • ハッカー喪黒
  • 最大級ドーン!

・『いよいよ留学かー』百貨店に現れた襟戸、準備で大忙しの割には意気揚々と店の中へ入っていく。「一度でいいから見てみたい、バーゲンでおばちゃんが商品を取り合うとこ」ゴロが悪いが正に「それ」が店内にて繰り広げられている!棚から商品を漁り、奪い合い、挙句に商品を破壊!喪黒にもどうにも出来ない何らかのスキマがここには有る、、。襟戸『女ってのはホントに、、、』と呆れていると、ふと目線の先に「あの女子学生」が飛び込んでくる、「冬物大処分!2枚で1500円」のコーナーに佇むその女子学生は手慣れた様子で自分のカバンの中に「スカーフ」をねじ込む!(慣れてはいるがやり方はガサツ、どう見てもバレバレ)そのまま走りさる女子学生に驚きを隠せないままの襟戸だが急に「悪」と「エロ」を足して2で割って、さらに倍にしたような顔になり女子学生に対し追跡を開始する。って言うか入店からずっと喪黒付いてきてますけど、、、。『ユスリだ、ユスリだ、ユスリだ』と何故かこれから「すること」を連呼して女子学生に迫る、そして襟戸が伸ばした手が女子学生を捉える、動揺、困惑、可憐さを合わせた表情を見せる女子学生に対して一言『見たよ、、、』襟戸君のユスリチャーンス!

・喫茶店の席で向かい合う2人、『お願いです、見逃して下さい!』まー当然こんな事言うだろうなってセリフを吐く女子学生、大声で懇願する女子学生に対して襟戸は『人がせっかく穏便に済ませようとしてるのに』と女子学生を宥める、すると涙を流しながら女子学生が語り出す、『時々自分が分からなくなってしまうんです』ここから過去の回想が始まる(襟戸に伝わって無い?)終始モノクロで前日のチンピラとの一悶着は「実はこのねーちゃんチンピラから財布パクって追いかけ回され取りましたわ」って話(ただただあのバカ2人がかわいそう)。場面は戻り喫茶店へ、とにかく謝り続ける女子学生、退学を恐れるあまり襟戸の琴線に触れるフレーズを言ってしまう、、、『何でも言うこと聞きます、、』襟戸『本当だね、、?』発言の真意を確認する真剣な言葉とは裏腹に「エロ」と「エロ」を足して割らずにさらに倍にしたようなツラで俯く女子学生を舐めるように見ている。

・当然行き先は「ほてるH」。入り口で少々の押し問答があるもののあっさりと中へ連れ込まれる女子学生、その様子を喪黒は写真に撮っている。丸いベッドに押し倒される女子学生『いや!』今にも飛びかからんばかりの襟戸が鏡越しに確認できる、インテリヤローの性の目覚めは凄まじく、野獣の如く女子学生に飛び掛かる、間一髪回避する女子学生、ベッドにうつ伏せ状態で倒れ込む襟戸、すると突如ベッドが回転を始める。管理人部屋の様な所に喪黒が居る(隣で管理人のおばちゃんが寝てる)、仕組みは一切不明だがどうやら管理人室から各部屋の回転ベットの回転数をいじれる模様(パソコンらしき物を操作している)、アホが想像する大分古い「パソコン出来ます」的な表現(キーボード連打)を披露して襟戸の居る部屋の回転ベッドを操作している。自力では脱出不能な程の回転?(遠心力で飛ぶだろ)で襟戸は回転ベッドに囚われている、ようやく遠心力で吹っ飛ばされそのまま隣部屋の風呂まで飛ばされる、そこへ一本の電話が鳴る、初見では使い方が理解できそうも無いふざけたデザインの電話を女子学生がとり電話の主が女子学生に語りかける、『お嬢さん、お逃げなさい』、女子学生『いつかのおじさま!』、喪黒『後は私にお任せを、、』と電話を切る。

・襟戸が風呂で暴れてる隙に女子学生が部屋から逃げ出す、襟戸が捕まえようとするが寸前で逃げられる、すると部屋の明かりが消え真っ暗になる、困惑する襟戸の前に暗闇に浮かぶ多数の喪黒の顔、、『いけませんよ、まだ蕾の花を散らすなんて』と洒落た言い方するがつまり「FUCKすんなよ」って事でしょ?襟戸も『あんたに関係ないだろ』(まーそうとは思うが婦女暴行だし)と反論!幻影喪黒VS襟戸が始まる、終始一方的な襟戸の攻撃(一度もヒットせず)逆に鏡を殴り自爆!次第に増える喪黒の顔に囲まれ遂には「多重ドーン!」が襟戸に炸裂!再度風呂まで吹っ飛ばされる。この後なんか知らんが女子学生の日常が描かれる(レイプ未遂後から帰宅、着替え、ピアノ演奏)豪邸に住み「良いとこの子」的な演出が入る、そしてがっつり喪黒おじさまが外から見てる(まだあのハンカチ持ってる)。

終盤

  • 謎の理論
  • どんでん返しの予兆
  • ご褒美だと取ることが出来る強いメンタルがあれば、、

・『あいつ邪魔しやがって』と会社のトイレにて文句を垂れる襟戸(その後普通に会社に来るメンタルはおかしいだろ)、『不気味なオヤジ』とも言い放ち、救いの神から喪黒は「不気味なオヤジ」へと降格した模様、『あたしが何か?』と突如現れる喪黒は『せっかくの留学を自分からぶち壊しましたね』と襟戸に詰め寄る、『何の事です?』と、とぼける襟戸、『とぼけてはイケません、あんな清純な少女を脅してはいけませんよ』一応説明する喪黒、『その償いをしてもらいましょう』とホテルで撮った写真と内部での会話を録音したテープを襟戸に見せる、慌てふためく襟戸(どう見て女子学生にまでダメージがいくシロモノである。)に喪黒は謎の理論を展開する『あの年頃の娘には発作的に万引きをしてしまうような情緒不安定な所がある物なのです』と全小売業を的に回すような発言は置いといて、喪黒は続ける『その弱みに漬け込みユスられた彼女は心に深い傷を負ってしましました』として襟戸に100万円を要求する。冗談じゃない!と困惑する襟戸だが『あんたには留学行きを助けてもらった恩がありますからね』と、ここに来て謎の感謝を見せ条件を承諾する。

・徐に100万円入りの封筒を女子学生に差し出す(パパ活じゃないよ)、あっさり受けとる女子学生だが『おじさまが私にこのお金を?』と一応お金の出所を確認している、場所は道端(通学路)時は夕刻、怪しい取引にしか見えないが喪黒は素直に『とんでもないことしたあの男からもらいました』とお金の出所を説明する、襟戸からの謝罪とも付け加える。万引きと言うフレーズを使い少し動揺させるがこれは女子学生のココロのスキマを是正する為に敢えて使ったもぐちゃんの優しさだと思う。そしてクールに去る喪黒、、、からの不適な女子学生の微笑み(封筒に書かれているエリート物産の文字を確認している)。

・留学間近の超ご機嫌な襟戸の元へ「あの白雪女学院の女子学生」から電話が入る『今のこの会社の地下の駐車場に来ています会いに来て下さい』要件を伝えると切れてしまう、ものすごく怪しみながらも駐車場へ向かう襟戸、『襟戸さん、こんにちわ』女子学生が現れる、続けて『お金は確かに頂きました、でも、、、』困惑の襟戸を気にする事なく続ける『あんな端金では、、、』、襟戸の困惑は怒りに変わり女子学生に掴み掛かる、その瞬間鋭い「斬撃」が襟戸を襲う、女子学生の指にはカミソリが装備されている、切れたネクタイが宙を舞い襟戸が青ざめる、たじろぎ後退りするも「回り込み逃げられない」では無く、別の女子学生が襟戸の周りを囲んでいるその人数、実に10人!(とりあえずみんなサングラスに長い制服のスカート)、襟戸『おおお俺に何かしてみろ、お前がが、ままま万引きの事を〜ー』とんでもない動揺ぶりである、『あなたも度胸がある方ね、このあたしを脅かそうなんて、、』口調は優しいが「ヤバさ」を孕んでいる、そして「シメ」のセリフ『白雪女学院裏番、カミソリおれいを舐めるんじゃないよ』(このセリフと同時にサングラス装着)「これからは長ーいおつきあいになりそうね?これからどんなお礼をして下さるのか楽しみだわ」、白雪女学院裏番カミソリおれい(笑)の高らかな笑い声で幕は閉じる。

※喪黒の去り際、あの女子学生を食中植物に例え、皮肉混じりの強がりにも聞こえる捨て台詞で吐き、あのハンカチを手放す。

感想

あとがき

・演出による引き伸ばし等、薄めたカルピス感は否めない、ダブル主演的な感じを出してるが「そう」はなって無いと思う。

コメント

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