笑ゥせぇるすまん 68 『安眠まくら』

アニメ
スポンサーリンク

画像も無しでレビュー

  • 理不尽度・2:忠告守らない系
  • 自業自得度・9:寝過ぎやろ
  • 変わり種度・3:不思議な枕
  • アンハッピー度・2:解決かな?
  • 度ーん・6:条件フラグ式ドーン!

概要

今日のお客様とその家族

  • 宗利 清 (むねり きよし) 46 サラリーマン管理職
  • 歯軋りする嫁
  • ひろしは落第間近の受験生

宗利 清 (むねり きよし) 46 サラリーマン管理職

・二階建ての一軒家持ちの寝具メーカーに勤めるタラコ唇のおっさん。仕事中にヨダレを垂らす程に眠りこけて上司には嫌な顔をされ、部下からは馬鹿にされている中間管理職。覚醒状況が瞼に現れる分かりやすい性格を持ち、中間管理職である事から、ある程度は有能であると推測されるが、嫁の「息子の大事な時期の相談」を「くだらない小言」と一蹴する所と、一度として描かれていない「居眠りに対して注意しない寛大さ」を持つ上司の小言を「くだらない」と吐き捨てる「黒さ」を持つ、その「黒さ」は喪黒に対しても適応される。

歯軋りする嫁

・名前共に年齢不明、恐らく専業主婦である。初っ端から「ギギギ」と妙にリアルな上下の顎を左右に擦り合わせる「どうやって上顎動かしてんの?」と疑問に感じる「歯軋り」で宗利の睡眠を妨害する嫁、雑な計算ではあるが4時間以上は歯軋りを続けている模様(隣で羊を数える宗利は5千を超えている、およそ一匹あたり3秒かかる)。ブスか?と問われれば「悪くない」と言える、まず目が「黒目のみ」で髪はショートでカーリー、体型は標準かやや細め、同世代(宗利46歳)と考えれば当時(昭和)ではかなり若々しい見た目と家でもオシャレな格好(ミニスカート)を履くところから「ジャージ」等で落ち着いたりしない洗練されたファッションセンスを持つ可能性のある嫁、しかし歯軋りする姿は酷い

落第間近の受験生

・名は「ひろし」、大学受験を控えるところから年齢は18歳。「必勝」の鉢巻を装備して自室には「必勝東大合格」と目標を掲げ、複数のお守りを持ち、謎の「K」マークの緑セーターを着用する猫目の受験生、「東大」が目標である事から「相当な学力」を持つと思われるが教師からは「志望校は難しい」と言われ母親からは「落第」するかもと心配される何とも振り幅のデカい青年である。出番は少なく出だしからテレビゲームをしてる場面が描かれ「駄目ヤロー感」を印象付ける一方、真面目に机に向かっている場面も描く謎仕様、果たして「ぶっ壊れたオヤジ」の元で受験が成功するのか?

立ち位置(もぐちゃん)

  • 飲み過ぎた喪黒
  • 睡眠学士喪黒
  • 聞き流される喪黒の小言

飲み過ぎた喪黒

・「飲み過ぎた」と言う理由から道端に投棄された布団(宗利の会社製)で寝ている、飲酒の場面はよく描かれるが「休息」シーンは珍しく、私生活の一片を垣間見える場面である。そもそも「作り」である可能性は高いがそうでなければ意外と「荒れた生活」をしてるのでは無いかと心配になる。布団を被った姿を「おばけ」と見立てて46歳の宗利を脅しに掛かる「わんぱくさ」も一入に心配が増す。

睡眠学士喪黒

・どこで情報を得たのかアメリカの不眠問題を語り、不眠によるリスクヘッジを宗利に啓蒙する。喪黒の良くやるやり口で脅しを掛けてお客様の「スキマ」を広げ喪黒の「必勝パターン」に持ち込む、当然その後のアフターケアは用意されているが万全とも完璧とも言い難い。

聞き流される喪黒の小言

・忠告は面を向かい合わせてしっかりと伝える、「ここら辺」は一貫して守る喪黒、相手方からの「承諾」を得て話は纏まる、殆どは「空返事」又は「その時は守るつもりだった」として忠告は無視され、約束は反故にされるが今回はそもそも宗利は「聞いてない」、正確には「聞き流されている」、「安眠まくら」の副作用は既に体感済みなので「それ」を理解した上での聞き流しなので達が悪い、喪黒に落ち度はなく「理不尽度」はかなり低い。

ココロのスキマ

  • 眠れない

眠れない

・眠りに関する「スキマ」は以前にもあり、多くの「人間」を悩ませる問題である、リアルであれば大概「ストレス」が原因として片付けられるが今回の原因は明白であり宗利自身も理解している、抱える問題(家庭や仕事)に不眠が起因してるが「最大の問題」は嫁の歯軋りに他ならない。喪黒にも語る事が出来なかった隠された?「ココロのスキマ」が塞がらない理由である。

あらすじ補足

序盤

  • 眠る中間管理職
  • 羊と歯軋りとピコピコ息子
  • 捨てられた布団
  • 眠れぬ酔狂
  • 睡眠学

眠る中間管理職

・一際デカいビル(自社ビル?)の大して忙しくも無さそうなオフィスの一角で、デスクに向かいながら居眠りをしている宗利を「睨みつける上司」と居眠りの何が面白いのか?その様子を見て笑っている部下が二人。「秋の寝具売りつくし計画」を練っている宗利は寝ては起き、起きては寝るの繰り返しをして1日を終わらせているのだろうか?黄土色と赤色の刺激的な色のネクタイとは裏腹な「クソつまらなそうな」業務を任されている中間管理職宗利である。誰しも学校や職場で眠くなる事はある、むしろ寝具メーカーとしては「良く寝る」宗利を商品開発に生かせないか検討すべきでは無いだろうか?

羊と歯軋りとピコピコ息子

・閑静な住宅街、時は深夜、1日の疲れを癒すべく布団で横になっている宗利は眠れずに「羊」を数えている、重要且つ重大な計画を任されるプレッシャー、会社の維新を賭けた壮大な計画にメンタルは削られている、「上司からの圧力」と「部下からの好奇の眼差し」、間に挟まれ疲弊しきって睡眠も「ままならない」のだろう、、、かと思ったが明らかな原因がすぐ横で寝ている「嫁の歯軋り」なのは明白。凄まじい食い縛りを左右にずらし、歯を擦り合わせて「ギーギー、ギリギリ」と怪音を立てている、寝れない宗利も心配だが嫁の歯も心配になる。実際に羊を数えて寝た人っているのだろうか?宗利の数える羊は5687匹を超えるも眠れる事は無くむしろ覚醒が進む、怪音から逃げる為に場所を移動しソファで睡眠にチャレンジする宗利、「ちょっといい感じ」になったのは束の間、感覚が冴え始めた宗利は2階でゲームに勤しむ受験生ひろしの音がきになり始めチャレンジは敢えなく失敗。

捨てられた布団

・『眠りたーい』と消え入るような呟きを連呼しながら夜の街(家の近所)へ繰り出す宗利、完全に目が「イっちゃってます」。この町の「不燃ゴミ」は木曜回収らしい、ゴミ捨て場には「扇風機」「掃除機」「パチスロ・ボヨヨーンの看板」「自社の布団」が捨ててあり今じゃ考えられないが家電がそのまま置いてある。一目で判別出来る程の特徴があるのか?それとも相当な「布団愛」がそうさせたのか?捨てられた布団に近づき『これはうち会社で作った布団だ』、『まだ使えるじゃないか』と捨てられた子猫でも見るかのように愛おしく撫で『捨てるなんて勿体無い!』と宗利「おこ」入ってます。「絶対」に入ってるハズが無い物理的にもおかしい布団の隙間から「結果的」に喪黒だった自称オバケが現れる、布団を被った姿を霊的存在と見立てて突如眼前に現れる驚愕の行動!当然驚く宗利だが、とても「アラフィフ」(喪黒は知らんが)とは思えない幼稚っぷり、『なんちゃって』と茶目っ気を出す喪黒だが存在自体はオバケと何ら変わらない怪しさを持つ。

眠れぬ酔狂

・『ちょっと飲み過ぎましてね、あそこで休んでいたんですよ』と見てない所で意外と荒れた生活をしている喪黒が宗利と仲良く公園でブランコに乗っている。『しかしこんな夜更けにお散歩とはちと酔狂ですな』と、酔った挙句に投棄された布団に潜り込み通行人に対して「自分は霊的存在」と虚偽の発言で驚かせている「酔狂喪黒」が不眠に苦しむ中間管理職を同列に扱っている。宗利は『実は私会社では係長という1番辛い立場の中間管理職でして家庭でも子供の教育問題やら何やらで常にイライラして気持ちの休まる時が無いんです』と何か知らんが自らのスキマを話し始める、更に続けて『ただでさえ少ない睡眠時間なので少しでも早く眠ろうとすると逆に目が覚めてしまって』と嫁の歯軋りの件には触れる事なくしみじみ語る、それに対して「スキマ大好き喪黒」はドヤ顔(いつもと変わらないが)で「最近の調査」と称して語り始める。

睡眠学

・『アメリカ人の三分の一は不眠症に悩んでいるそうです、』と、なぜか「アメ公」と「ジャパニーズ・リアルサムライ・ミドルマネジメント(適当)」を比べる喪黒、更に『慢性的不眠の人は疲労が原因で交通事故に遭う率が普通の人より2.5倍も高いとか』とスキマを広げにかかる、『脅かさないでくださいよ』すっかり「レール」乗り始めている様子の宗利、『脅かしてる訳じゃありませんが、気をつけた方がいいですー』と言葉による飴と鞭のSMですっかり調教済みになった宗利は『余計に眠れなくなってしまいますよー』と完全に「欲しがっちゃってます」、欲しがる子には飴を与える喪黒『良い方法が有るのですが試してご覧になりますか?』、ここでやっとこのSM嬢、、じゃなくこのおっさんの正体が気になり『でも、、あなたは?』と問う、「なんだチミは?」バリのお約束が決まった所で喪黒は満を辞して名刺を差し出す、『申し遅れましたが私セールスマンです』。

中盤

  • サボれない部下
  • 怪音
  • ハイテクノロジーピロー
  • 睡眠学2
  • α波が見せる景色
  • 振り幅がデカい息子
  • α波の底力

サボれない部下

・『今日の係長なんかキリッとしてるな!』「丸坊主」と「かっぱ口」の部下二人が早速宗利の変化に気付いている、丸坊主『いつもは寝不足でぼーっとしてんのになー』、かっぱ口『これじゃサボれねーな、仕事、仕事』部下から舐められ過ぎだろ!、しかも当の本人はただ目を開けてるだけにしか見えない、普段どれだけ「ぼーっと」しているのだろうか?やってる事も一見すると書類を書いてるように見えるが「ただペンで紙をツンツン」してるだけにしか見えないし、とは言え適度に「ゆとり」を得てせず与える上司宗利は坊主やかっぱ、その他部下(デスクの配置的に10人近くいる)にとって悪い存在では無さそうである。宗利の上司は黙々と仕事をして、そして部下達も仕事をし始める、オフィスではひっきりなしに電話が鳴り(誰か取れよ)仕事モードの雰囲気が漂い皆真剣に仕事をしている、そんなオフィスに漂う「ある意味静寂」を切り裂く「ブザー音」が鳴り響く!

怪音

・『ブブー』何か不正解でもしたかのような「ビビー」とも聞こえるチープな機械音がオフィスに鳴り響く、近くの上司を始め隣の島(デスク)の坊主とかっぱにまで聞こえている、皆が音の発信源である宗利の方に目線を向け『え?』『なんだ?』とオフィスに激震が走る!、、、、程の事は無いが皆が宗利の同行に注目が集まる、しかし当の宗利は「2発を2回、合計四回」も怪音を轟かせながらも「えっ?なんの音?」的な小芝居(周りをキョロキョロ)をかましオフィスから出ていく。その余りにもしれっとし、あまりにも我関せず的な宗利の「ただオフィスから出る」行動が不気味に映り場を凍らせている。

ハイテクノロジーピロー

・『あ〜、頭がスッキリしたぞー!』トイレの鏡の前で両手を左右に広げ「のび」をしている、そして徐に「うなじ」に手を伸ばし「何か」を取り外す、手のひらには「小さな枕」が握られている。そもそもブザーがなった辺りからうなじに「何か付いてんな」とは思ったがここで形状は判明する、ただそれは外見だけの話でここからがその「まくら」の異常さの本領が発揮される。サイズは手のひらに収まる程で本体は白、枕カバー(ピンク)も完備している、うなじから外す際の「謎のカチャ」音も疑問だが更なる謎が開き始める(文字通り)、妙に滑らかに(作画に気合い入ってます)蓋が開き、動作音も機械チック?でヒンジもしっかり描写されている、内部は如何にも「機会ですよ」感が満載の謎のボタンと計器類が見え「さぞかし細かい設定ができるんでしょうね!」と思わせる見た目で「有りもしない伏線」を勝手に感じる(ホントに何も無い)。言葉こそ一切発する事は無いが宗利の「大満足」感がしっかり伝わってくる表情で場面は終わる(騒然となったオフィスはどうなるものやら)

睡眠学2

・『いや〜本当によく眠れました』魔の巣にて酒を酌み交わす宗利と喪黒、「例の枕」をカウンターに置き結果報告をしている。喪黒『そりゃ良かったー』と早く蘊蓄を垂れたいのかあっさり気味に宗利の方を見る事も無く返答をする、一方の宗利は半分閉じてる(通常)目を喪黒に向けながら感想を続ける『しかし仕事をしながら眠れるなんて便利な代物ですね』、睡眠について感心、興味、疑問等を投げかけられたら睡眠学博士喪黒(嘘)は黙ってはいない!宗利目線に目線を合わせてくる喪黒(つまり見つめ合う)『人間は安眠するとα波と言う脳波を出します、この枕は脳に直接α波を送りリラックスさせてノンレム睡眠に導くのです』「脳に直接」と言う「決して良い訳ない」仕組みで構成されている「その危うさ」に一切疑問を持つ事なく違う点に疑問を持つ宗利、『ノンレム睡眠?』喪黒『つまり熟睡の事です、起きていてもα波によって眠っている状態と同じ安心感を脳に与えますから眠るような気分で通常の社会生活を営めると言う訳です』この蘊蓄の説明の補足で描かれる「枕から何かが出て脳に入ってる」(宗利の目がバッキバキ)画像が「もうヤバい」感満載である。『いやーこんな便利な物が無料だなんて悪いですね〜』お決まりの「金銭の授受」が無いことの再確認だけの為の「このやりとり」も終えてモグちゃんの忠告タイムが始まる!『ただし!まだ試作品ですから使い過ぎには注意して下さいね』これ程に人体に影響がある物が試作段階である事とその試作段階で人柱にされている事の「危険さ」に気付いているのか?気付いていないのか?呑気に宗利は『ど、どうもありがとうございました』と眠い返事を返す。

α波が見せる景色

・『今日は一つ、我が社の営業対策ついて諸君の活発な論議を戦わせてもらいたい』と「だいぶ偉そうな人」が会議を取り仕切っている、そしてデカいのデカく無いのか規模がイマイチ分からない寝具メーカーの会議室にて議論のぶつかり合いが始まる!宗利も一室に構え目がバッキバキでやる気マンマン、、、かと思ったら既に『アルファ波モード』に入っている、、、今まで「頭部又は顎に強い衝撃」を受けた事はありますか?某有名格闘漫画で良く描かれる「あの感じ」です、グニャグニャです、これで「リラックス」出来てるならいいがとても「そう」は見えない、まず色が変(なぜか緑を基調とした色彩、目に優しい?)、そして音声も変(完全にインタビューを受けるモザイク越しの闇金の人)この辺が試作品らしさなのだろうか?改善の余地有りである。そして「初っ端から」会議に参加する気無しの中間管理職も如何なものだろう。

振り幅がデカい息子

・『あなたー、ひろし(息子)の成績の事なんですけど、この間先生に呼び出されて、このままじゃ志望大学は無理だって、ホントにあの子ったらちっとも勉強しないし、下手すると落第するかもしれない〜』と、東大合格と落第の鬩ぎ合いをしている息子を憂いる母の親心をウイスキー片手にテレビを見ながら「アルファ波モード」で聴いている宗利、イマイチな反応に「名もなき嫁」が『ねぇ!聞いてるの?』と呼びかける、宗利は「焦点も両黒目のサイズも合ってない、もののけ姫に出てくるコダマの様な曇り無まなこみたいな目」で嫁の方に振り向き『あ?あ〜聞いてるよ』と若干上の空感が有りつつも返答をする、「刃牙の脳震盪モード」で嫁の愚痴が続くも『よーし、よし!一度よく言ってきかせるよ』と意外とちゃんとした返答を返す(事前にワードを登録してるのか?オート返答機能でもあるのだろうか?なんせあのハイテクですから)。一方その頃、会話の主役は「ちゃんと机に向かい勉強」していた。どゆこと?

α波の底力

・激烈な歯軋りをものともせず隣で眠る宗利、そのうなじには「例の枕」、歯軋りの方をどうにかする気は一切ないのだろうか?嫁の顎が心配になる。流石はハイテク枕である、スヤスヤ眠っている、、、、が果たして良い事なのか?「覚醒+α波モード」が正しい使用方法ではないのだろうか?「睡眠+α波モード」はなんか過剰な感じで良いとはとても思えない「あの視覚と聴覚」で寝るのはキツいだろ!と、言う野暮な心配は置いといて宗利の「ぐっすり安心熟睡モード」が続く、全く意味が分からない「脳波」の様な波形を前面に映し出し更に「自分が自分の周りを回る」と言う書いてても意味が分からない表現を重ね、「ちょっと尺取り過ぎじゃない?」と皆が感じる頃、白い光に包まれて「朝かな?」と思ったら「夜でした(魔の巣)」。

終盤

  • α世界
  • 対応力!
  • ビックリドッキリメカ
  • 枕爆破ドーン!
  • ピッタリのアルバイト

α世界

宗利『あの枕のおかげでいつも頭はスッキリしていて実に快調です』、喪黒『そりゃ良かったですな〜』、宗利『何よりも上司や女房のくだらない小言を眠りながら聞き流せるのが1番良いですねー、しかも相手からは眠っているように思われないのですから実に都合が良い』、喪黒『しかしだんだん慣れてくると眠り心地があまりにも良い為についあの枕を外すのを忘れてしまいがちです、ブザーが鳴ったら必ず外すように心掛けて下さいね』、宗利『ええ、大丈夫わかっていますよ』、闇金ver喪黒『外し忘れると大変ですからね気をつけて下さいね』、ガンギマリ宗利『はい!』、、、との一連の会話は既に宗利の「α世界」での出来事となります。そももそ、いつからあの枕付けてんの?朝から付けてるのか?終業後に付けてるのか?魔の巣に来た時に付けたのか?そもそも寝過ぎじゃないのか?枕付けてるから夜寝れてるんじゃないのか?まだ眠いのか?上司の「くだらない小言」ってなんだよ!(居眠りしてるのに文句ひとつ言わない良い上司じゃないか)、あと喪黒に感謝を伝えるのに寝ててどうすんだよ!しかも完全に「小言扱い」かよ!喪黒も気づけよ!とは思ったが奴ならワザと言わない可能性もあるな。

対応力

・『では!宗利君レポートを読み上げてくれるかね』会議室にて上司の指名に宗利はすっと立ち上がり「営業成績」を読み上げる、、、眠りながら、他の課の人間も集まる中ただ一人眠りながら積極的?に参加している。宗利が「寝ながら仕事」(クオリティは不明)してるお陰なのか「営業成績」が23.7%の上昇率を上げているとの事、今後の見通しに「新製品の販売拡張」を高めてシェア増強を見据えている模様、、、なんだか「ちゃんと仕事」してるっぽいな、そもそも宗利が優秀なのか?枕がスゲーのか?シナジー効果なのか?寝てる方が「使える奴」ってのも皮肉なものである。それにしてもうなじの枕が違和感すげーよ、絶対に誤魔化し効かないよ、スゲー目立ってるもん!形が枕である必要無いよね。

ビックリドッキリメカ

・「ビビビビー!ビビビビー!」ブザーが会議室に鳴り響く、『えっ?何の音?』音がデカ過ぎるせいで周りがザワ突き始める、しかし当の本人は報告を続けている(首元であれだけデカい音鳴ってるのに起きないのは不具合だろ)、手のひらサイズにあれだけの機能!(機能があるっぽい中身の見た目)のデメリットなのだろうか「発熱」がすごいのか?白煙が立ち昇り始める、そして蓋が吹っ飛び内部から火花が迸る!「機械的にありがちな壊れる直前」の表現が始まりトラブルスタート!当の宗利は「いつにもまして」(いつもを知らんが)ハイテンション!仕事と社に対する熱い思いを語り続ける、そして「その思い」に呼応するように枕が「膨張」を始める!?この時点で上司、その他同僚達は「怪音を鳴らし白煙を上げ火花を散らし膨張する枕をうなじに付けたガンギマリの宗利」に異変を感じ会議室から逃げ出す!「スーパーサイヤ人2状態」の宗利は『さあ!会社のエネルギーを結集するのです!一挙に爆発させるのです』と言う「合言葉の様な熱い言葉」と共に「急激な化学反応」をする、つまり爆発!

枕爆破ドーン!

・爆破されるのか!と思った刹那!喪黒がカットイン、強烈な後光の中で背中を向けていた喪黒が振り返る『外し損ねたら大変ですから気をつけて下さいね』と改めて「忠告」(実質初回)を与える、『気をつけて下さいねー、気をつけて下さいねー』と大切な事なのでリフレイン、とても「神々しい演出」に、もしかしたら?「爆破回避か!?」と期待が膨らむ!、、、が、やっぱり『ドーン!』でした、そして煌びやかに枕とビルが吹っ飛びました。

ピッタリのアルバイト

・爆破後の経緯や被害状況等は一切不明だが宗利が同じビルで警備員をしている場面が描かれる、大体予想はつくが「よく警備員として」でも戻って来れたものである、当然寝具メーカは解雇されているだろうにその後、ビルを爆破しといてそのビルを警備するとはこれ如何に?宗利『5687匹の羊、、、』と羊を数えながらビルを警備して回っている(まだ寝ようとしてんのか?)顔はやつれ目が真っ赤、悲痛な面持ちと声色でビルを徘徊、、、じゃなく警備し続ける、、、のを外で喪黒がビルを見上げ締めの挨拶『やーれやれ、半年分の睡眠時間を数日で使い果たしてしまうなんて、しかし警備員とはピッタリのアルバイトを見つけたもんですな〜』「睡眠の前借り」なんて聞いてねえよ。

感想

・まずタイマー付けろよ、膨らむ機能なんていらねえから、あと音デケーよ!振動にしろ。

あとがき

・睡眠の快感に囚われ「睡眠自慰」にハマった、そして喪黒にハメられた中間管理職の話。宗利のバカより嫁の顎とひろしの進路が心配です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました