笑ゥせぇるすまん 61 『夢のマイホーム』

アニメ
スポンサーリンク

画像も無しでレビュー

  • 理不尽度・8:即断!即決!即失敗!
  • 自業自得度・2:ほっといてくれれば良いのに、、
  • 変わり種度・6:喪黒では無く住宅建売業者に恐怖を感じる
  • アンハッピー度・3:ほぼ被害無し?時間の無駄くらい
  • 度ーん・5:問答無用、即ドーン!

概要

今日のお客様

  • 一戸 立男 (いっこ たてお)41 サラリーマン 
  • 既婚 嫁(名前、年齢共に不祥、白目黒目逆転)娘と息子(年齢不詳、立男の給与事情を把握済み)
  • 家族の為に一生懸命家を探している。

一戸 立男 (いっこ たてお)41 サラリーマン

・キレイなジャイアンを弱体化させたような見た目(アホ毛みたいのあり)、サラリーマンとあるが何の仕事かは不明、しかし「ある人物」と関係ある会社なのでそれなりの会社の模様、しかし居心地は悪そう。

既婚 嫁(名前、年齢共に不祥、白目黒目逆転)娘と息子(年齢不詳、立男の給与事情を把握済み)

・家族共々服の柄が「思い」を表している(センスは酷い)、嫁はふっくらとした可愛い系?夕方から掃除機をかけ始める専業主婦であり、旦那をディスりながらも褒める時は褒めるパンダ目?の女。息子と娘は小学生低学年、息子は立男遺伝子100%(キレイなジャイアンを弱体化して更にサイズダウン)、娘は可愛いが嫁に全く似ていない、当然に立男のDNAは感じらないので謎の突然変異体である(海が好き)

家族の為に一生懸命家を探している。

・秘境(山をくり抜いた盆地)のような場所(バスは一時間に一本)にまで足を伸ばして家を探している(東京まで快速101分、価格4139万円はダメな模様)自分だけの都合では決められないので苦労をしている様子、立男は通勤時間、嫁は広さとキッチン周り、息子は通学、娘は海?、、、嫁に文句を言われながらも身を粉にして探し回った挙句、喪黒にもタライ回しにされ、ドーンもくらい、終いにはクソみたいな家を押し付けられる。

立ち位置(もぐちゃん)

  • セールスと家探し
  • 「相応しい」の定義
  • うっかりモグちゃん(セールスマン失格)

セールスと家探し

・お客様との共通点を示し同じ苦労を分かち合い、取り入る、今回の「それ」はこれである。家探しに苦労する立男に喪黒は『セールスと家探しは似てますからね』と切り出し『コツコツと歩き回り無駄足を重ねてやっとの事でお客様をつかむのです、お互い頑張りましょう』と、「てめーがやってない」事を堂々と語り、立男の共感(超疑っているが)を買う、そして付け入る「スキ」を見つけたら一気に滑り込んでくる不動産屋喪黒、『私にマイホーム探しのお手伝いをさしてくれませんか?』と、あっさりと堂々と強引に「ココロのスキマ」に入り込んで来る。因みに「仲介手数料」は取らない良心的な喪黒不動産である。

「相応しい」の定義

・魔の巣にて立男からこれまでの「家探し苦労話」を聞いた喪黒は『最近の地価の高騰は酷いもんですな』と業界人ぶりながら立男の要望、条件を聞き出して自信ありげに『私にお任せください、次の日曜日までにあなた方ご家族に相応しい物件を探して差し上げましょう』と一度たりとも「頼まれてない」のに妙に乗り気で、ぶち上げつつ、上から目線でセールスを進める。後日ここまで言っておきながら、立男を都内中引っ張り回しておいて、「即却下」される程のクソ物件を紹介する荒技をかましてくる。間違いなく「面白半分」で見つけて来た物件だろうが、当然喪黒自信も契約に至るとは思っていないであろう、全く時間の無駄である、しかもこれはこの後の下ごしらえに過ぎない。

うっかりモグちゃん(セールスマン失格)

・説明した商品と違う、、と言うか説明を間違えている、お客様に誤解を与え不利益をもたらす、セールスマンにとって「あるまじき」行為である。商品を納品後、お客様が実際被害を被ってから気づく「お茶目っぷり」を発揮する。自分の非を認めつつも直接謝罪する事も無く、更には「我関せず」状態で責任を丸投げする暴挙。少々目線を変えて考えてみると喪黒程のイカれた常識を持つ奴をも騙す程のイカれた物件が存在する世界、まだ「手を組んでいてくれた方がマシ」と思う。

ココロのスキマ

  • 家が欲しい

家が欲しい

・とうとう「ココロのスキマ」を物欲呼ばわりする時が来るとは、、、。今住んでいるアパートは手狭になってきた、住宅環境が最悪(目の前が道路)、一戸建てを探すが金が足りない、公団住宅は倍率が高すぎる、文句は垂れるが妥協はしない、金は無いが何とかしようともしない、そんな奴だから喪黒にしてやられるんだよ!と口が悪くなってしまったがそれ以上に喪黒のやり方が「あくどく」強引である。

あらすじ補足

序盤

  • 秘境
  • 不動産屋モグちゃん
  • 立男の現状

秘境

・崖下10メートルは有るだろう、下に川が流れるガードレールが無い日本とは思えない(千葉県の銚子の方っぽい、チラシによると)酷道を抜けた先に目当ての物件がある、山の一部を更地にして住宅の区画が設けられている(40〜50戸は立ちそうな場所)、1戸だけ建てられているその秘境を高台から眺める男が居る(一戸立男)。詳しい面積は分からないが駐車スペースは2台分、東京までは快速で101分(近くに駅があるとはとても思えない)、価格は4139万円と破格!高い方に破格である。条件が合わないようで諦めの様子の立男、一時間にギリ一本バスが来るバス停で立男は項垂れている、、、と『家をお探しですか?』と背後の草むらから草に絡まっている喪黒が登場する、続けて『良い物件は見つかりましたか?』との問いに「直前まですげー驚いていた」のにあっさり『いやー全然』と普通に会話が始まる。こんなトコまで来ておいて「通勤の事を考えるると遠すぎる、、、しかし便利な所は手がでない」なんて苦労をどこぞの不審者に打ち明けると『お互い苦労しますなぁ』なんて返してくる、立男が『じゃあ、あなたも、、』なんて共感しかけた所で『いえいえ、私はセールスマンです』と名刺を差し出す、サラッと「嘘」ついたで!のちに「セールスと家探しは同じ理論』を展開して立男を納得させる(してないっぽいが)。

不動産屋モグちゃん

・「セールスと家探しは同じ理論』を論じた後に喪黒はマイホーム探しの手伝いを自ら申し出る、立男『不動産もやっているんですか?』と、よくある流れになるも『ボランティアですから』の一言で強引に場を収める、どこをどう納得したのかホイホイ「魔の巣」にまで連れ込まれて、自らの極小のココロのスキマを語り始める。

立男の現状

・子供が大きくなり手狭になって来まして、、、と言うが「全く狭そうに見えない」、息子がテレビゲームをしてその後ろで娘が座卓で勉強をしている、まずこの時点でかなりの余裕が見て取れる、更には隣には部屋が有り嫁が掃除をしている、そして台所は別に確認できる、、、が手狭そうに玄関外でタバコを吹かす様を見せ「手狭感」を強調。住宅環境が最悪とも語り、すぐ目の前に幹線道路っぽい道路?が通っている様を描き環境の悪さを強調(渋滞しているし、遠近感がよく分からんがそれだけの道路で柵が木製?)。いざ戸建てを探すと価格の高さに驚愕(頑張れよ)。諦めかける立男に悪魔の囁き『諦めちゃいけません!私にお任せください』どう考えても怪しいが立男は『どうかお願いします』と何度も頭を下げる有様。

中盤

  • 物件紹介1(強風が吹き日当たり最悪)
  • 物件紹介2(永眠出来そうな家)
  • 物件紹介3(見晴らしはサイコー!)

物件紹介1(強風が吹き日当たり最悪)

・『今日は2000万円以下の物件を中心に見ましょう』と、都心へと電車で向かう喪黒と立男、『そんな安い所が都心にあるんですか?』、喪黒『有りますとも!(ドヤ顔)』のしょうもないやり取り有り。六階建のマンション、外観は茶色で綺麗である、内観は明らかに外観のサイズを超えて謎のサイズ感、エントランスは非常に豪華で総ガラスの自動ドア、大理石の柱、でかい天窓、絵のない謎の額縁、外観からは有り得ない中二階、ワクワクが止まらない立男を連れ中へと入っていく、下品にギリギリなる程度に金の装飾が施されているエレベーターの前を通りぬけ「非常口」と書いてあるドアへ入っていく、中は「歌舞伎町の裏路地」のような厳つさで、その先に目的の物件?がある。マンションは上空から見ると「口」の形をしていて「真ん中」に空き地がある、なんとその中にその物件がある、しかも4階建!しかも和風!しかも各階四畳半!しかも屋上がベランダ!しかも日当たり最悪!しかもビル風が吹き荒れる、、、、立男『ここは勘弁して下さい』、理由は「安眠出来ない」との事、そこじゃねーだろ!更には喪黒は『ごもっとも』と言いのける始末、どこをどう「相応しい」と思ったのだろうか?

物件紹介2(永眠出来そうな家)

・『ここなら静かだし、安眠出来ますよ』と自信ありげに語る喪黒、、、とは裏腹に唖然とする立男。霊園の中でお墓に囲まれた一軒家に2人は居る、立男『眠ったまま目が醒めなくなっちゃうんじゃないですか?』とお墓に対する酷い印象を持つ立男だがそれは問題では無く、その家が建てられた経緯でも無く、その家のサイズである、喪黒のアホはウケを狙っているのか?要望聴いていたのか?悪趣味に付き合わせてんじゃねーよ!どう見て「多目的トイレ」くらいしかねーだろ!立男も『ここは、、ちょっと、、』としか言いようがないだろうが!喪黒は『ホーホッホッホー』と適当に誤魔化して『次はもっと見晴らしがいい所にいきましょうか』。

物件紹介3(見晴らしはサイコー!)

・『見晴らしサイコー!』ハイテンションの喪黒、どこか既視感が有ると思ったら「46 見下ろす男」に出てくる「あの家」。「前の住人」から思うにここは「更生施設」であり住居では無い、ましてや家族ではとても住めない、つーか完全に喪黒のバカはウケを狙ってるね、家のサイズも更に小さくなってんじゃねーかよ!マジで個室トイレ並だよ!家の中どーなってんだよ!人1人寝るスペースすら無いからね!えっ?何?これが2000万円もすんの?立男も『サイコー過ぎます!』なんてアホみたいな事言うな、更に「こんなの」見て『やっぱりマイホームは叶わぬ夢なんでしょうか』なんて理解した風になるなよ。喪黒『来週また探しましょう』これで用意した物件が終わりなのが驚きで有る、しかも来週ってアンタ、、、

終盤

  • なる、、かね、?
  • 立男の変わらない現状
  • 住めますとも!
  • 即断!即決!即ドーン!
  • いざ物件へ
  • 奴隷から王へ
  • 水平思考から垂直思考へ

なる、、かね、?

・どう見ても「鳴金」(53 自画自賛55 からみ酒)である、立男が勤める謎の会社にあの「鳴金」が来ている、社長っぽい奴と話している、関係性は一切不明だが親しげに話している所を見ると立場は近い関係のような気がする。鳴金『いやー土地が有るは有るで税金対策で頭が痛いよ、まーせいぜい10億くらいの話だがね、、』と言う話を少し離れた所で立男が何とも言えない表情(悲しみと怒りを同時に出したような表情、黒目が横に潰れている謎の表情とも言える)で聞いている、って言うか近いから聞かざるおえない状況。

立男の変わらない現状

・嫁『は〜早く広い家に引っ越したいわねー』と嫌味を口にする何故か毎回夕方に掃除機をかける目の色逆転の嫁、娘『海の見える家に住みたいなー』と難易度高めの要望を口にする娘、息子『パパの安月給じゃ無理なんじゃない?』と親父の給与事情を知る息子、そして空き缶を灰皿がわりに玄関外でタバコを吹かす立男が深いため息をついて毎回渋滞している目の前の道路を眺めている。

住めますとも!

・使えない不動産屋は放っておいて自ら「住宅総合展示場」へと足を運ぶ立男、展示場だけに理想的な住宅が並ぶ、内装も豪華でそれっぽいいい設備?(すいません、察して下さい)、風呂のドアがガラス張りで丸見えなのが気になるが、、、これは今(1990年代のトレンド?)。うっとり感動ヅラで内装を眺める立男、しかし本音は悲しいもので『所詮は叶わぬ夢か、、こんな家に住めたらなー』とウォークインクローゼットの扉を開ける、、、『住めますとも!』中から喪黒の登場!他の見学者が居る中での強行、違う人が開けたらどうするんだろう?

即断!即決!即ドーン!

・『ぴったりの一戸建てを見つけましたよ』と、いまだに自信を持って発言出来る喪黒もヤバいが、『ほんとですか!』と神にも縋る感じで助けを求め、願いが通じ、安堵した表情で話を聞いている立男も相当である。『ある住宅会社が作ったモデルハウスなんですがモニターとして住んでくれる人を探しているんです、住み心地を定期的に報告して頂ければ無料であなたの家になるんです』、とても怪しいがもしかしたら有り得るかも?の瀬戸際の内容に戸惑う立男『そんな夢見たいな話、、、』と少々傾きつつあるが迷いは残る、そこに喪黒は『では今から早速見に行きましょう、あなたのその目で確認して下さい、そこで即断!即決!するのです!あなたの夢のマイホーム』、、、「ドーン!」、問答無用かよ。

いざ物件へ

・電車に乗りパンフレットを眺めながら家族全員で物件へ向かう、『この住宅会社ではうまく行けば同じ場所にどんどん建売住宅を建てていく計画らしいんだ、うちはその第一号になるんだぞ』と、自慢げに子供達へ説明する立男(紙面には一見普通の一軒家が載っている)、隣では1人だけ異質な目を持つ嫁が和かにその様子を眺めている、とても微笑ましい場面である。電車を降り駅前を歩く立男一家、駅前は栄えていてマンションやデパートがある、嫁『駅から10分なんて便利じゃない!』、息子『学校も近い!』、娘『海が見えるといいなー』(一貫して娘は海に拘る)。『こっちが近道なんだ』と立男が「海へのトンネル」と書いてあるトンネルへと入っていく(出口は見えていて長さは40〜50メートル程)。嫁『トンネルの向こう側なの?』とトンネルの中程で立男に話しかけると、『いや、ここだ!』と、直角に曲がる、中程に細い道があって更に20〜30メートル程先に玄関らしき扉がある(そこまでの地面が異様にギラついている、更に照明は上でなく左右の壁面に誘導灯のようにあって近未来的)。玄関ドアの表札にはしっかりと「一戸」の名が刻まれている。

奴隷から王へ

・とりあえず豪華である、展示場でのシーンを使い回してはいるが豪華なのは間違いない(吹き抜け、螺旋階段、ガラス扉の風呂)、窓から外を見ると一面オーシャンビュー!娘の要望が叶う!小学生低学年とは思えない恍惚な表情をして喜んでいる、そして『こんなキッチンが欲しかったのよ』とアイランドキッチンを前に小躍りをする、マジ顔面アップの時は目が怖いよって思う嫁、『サイコー僕の部屋だー!』とベットの上で飛び跳ねる息子、どうやら暖炉もあるらしい、床下収納庫も広いらしい、友達いっぱい呼んでも大丈夫だねーや勉強部屋が有ってうれしーとか、皆がハイテンションで建物探訪している、更に嫁が『広すぎて掃除が大変ね』と自虐ネタまでかましてくる始末。そして3人が立男に抱きついて、嫁『パパご苦労様』、息子『すごいやパパ』、娘『サイコー』、また嫁『愛してるわー』、超ご満悦な表情の立男『外も気持ちいぞ、見てきてごらん』と王様のような堂々たる風格!『夢のマイホーム、、、俺の城だーー!』と、天に両手を広げ高らかに勝利宣言!(何に?)嫁と子供たちは外へと向かう。

水平思考から垂直思考へ

・『わー!!』3人が草むらに横たわっている、、何がなんだかって感じで驚き立ち上がり周りを見渡し驚愕!家は実のところ壁面に張り付くカタツムリのように「岸壁に垂直に家が立っている」様々なツッコミどころが出てくるがとにかく大胆なオチである、知ってか知らずか立男は高笑いを続ける。喪黒『おっと!この図面はこう見るんですね』と横から縦に持ち替え「てへ!」って感じで踵を返し海へと消えていく(なんでやねん)その際「水平思考がどうの、垂直思考がどうの」と言ってるがよく分からんから割愛。

感想

・酷い物件のように描かれているが、入った時点では普通だったので仕組みをちゃんと理解して使えば、いい物件のような気もする、パンフレットには駐車場があり、車があったがあれは完全に虚偽ですね。狭い国土ゆえの苦渋の作戦のように喪黒は語るが普通に立てる数倍のコストと技術が使われているのでは無いだろうか、業者の凄まじい技術力と大胆な発想から生まれるこの家が今後の日本の未来をいい方向へと変えてくれる事を願う。

あとがき

・以前お墓の真ん前の物件を見に行ったことがあるが静かでいいよね(駐車場が無くて断念したけど)

コメント

タイトルとURLをコピーしました