笑ぅせぇるすまん 58 『思い出酒場』

アニメ
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画像も無しでレビュー

  • 理不尽度・7:さんざん楽しませておいて突然取り上げる
  • 自業自得度・6:ちょっとおっちゃん入れ込みすぎじゃない?
  • 変わり種度・5:数々の大正ロマン演出
  • アンハッピー度・3:何があった?
  • 度ーん・3:ワープドーン!

概要

今日のお客様

  • 開高 角太郎(かいこう すみたろう) 60 サラリーマン
  • かつての酒場を懐かしむ元夜の帝王?
  • 大正ロマンに憧れる昭和一桁生まれ

・本人か!ってくらいに下記の画像に似ているナイスミドル、物腰は柔らかく丁寧、老け込んでいるとも取れる。今年定年と言う情報くらいで家族構成など不明

・後輩からの飲みの誘いを「若い者には付いていけない」と断るが昔は酒豪でならして、「銀座や新宿の夜の帝王」と呼ばれていたらしい(後輩談)、ここら辺の描写は無いので真偽は不明、当時を知ってそうな人が出ているが語られる事は無い、あえて本人も言わない、言いたくもなりそうだが言わない。一般人に出来ない事を平然とやってのける、そこに痺れる!憧れる!、、、事は無く、裏では後輩に「じいさん」呼ばわり。

・大正ロマンに憧れていると自ら告白、(理由は昭和一桁生まれだから、、、意味わからんが)「昔」がよかったと1人呟く寂しげな年配、「昭和一桁生まれ」と言っているので野暮ではあるが現在に当てはめると90歳オーバー!

立ち位置(もぐちゃん)

  • 生理現象
  • 昨今の酒場事情
  • シャブ漬け生親父

・生物?なので排泄は必然!意外に無かったおトイレタイム。バーのトイレにて小便中の開高の隣に突如として現れる喪黒。排泄時と言うのはとても無防備であり危険な時間である、喪黒は開高に話しかけるタイミングを待っていたようで隙を見せた瞬間噛み付いてきやがった!訳じゃなく。開高は「うろたえる」ばかりで逃げる事も出来ず「連れションスタイル?」で会話に持ち込まれる、喪黒のサラリーマン荒技が炸裂。あと異様に雰囲気が暗いトイレが印象的である。

・とどのつまり「昔はよかったねー、だよねー」って事で2人は意気投合、昨今の酒場ディスで盛り上がる。とても気が合う様子である、途中喪黒が「ポン引き」に間違われるアクシデントがあるものの開高は喪黒の誘いに乗って「開高ぴったりの店」へと向かう。(滞在していたバーもこれから行くバーも魔の巣では無い)

・ざっくり喪黒のやった事を説明すると、結局そー仕向けて、そーなったら警告!、押すなよー、絶対に押すなよー的なお約束、「いいもの」をあげて気に入りハマったら取り上げる、気づいたらすっかり薬漬けに、、、

ココロのスキマ

  • 嗚呼、、昔はよかった

・昔がどう「良く」、今がどう「駄目」なのかの対比が描かれているのでご紹介、因みに「今」はカラオケバーを指す。『昔、喪黒開高両名談』かつての酒場ではおのずと節度があって、安心して飲めた、きっぷの良いママ、心根の優しい純情なホステス、それに腕の良いバーテンが居てそれは居心地がよかった。『今、喪黒開高両名談』どこもかしこもカラオケでうるさいうえに、ホステスは客のボトルをがぶ飲みするばかり。、、、店に依るだろ。

あらすじ補足

序盤

  • ?の巣
  • 後輩の誘い
  • ?の巣2
  • トイレ
  • 最近の酒場ディス
  • CAFE AKANEKO

・見えそうで見えない店の名前、路地裏の更に路地裏?妙にキャラの立ったマスター(頭頂部全般に髪は無く、両こめかみを後頭部で繋ぐようにグレーの髪が残る、真っ白な髭が両耳を顎を経由して繋がっている、そしてタキシード)が居る「謎のバー」で開高が飲んでるシーンから本編スタート。

・少し時は戻って時刻は終業の17時、会社を出ようとする開高は後輩に呼び止められる「一杯付き合いませんか?」茶色、緑、青のスーツに身を包む若い後輩3人組にお誘いを受ける(特に慕っている様子や他の目的が有った訳は無さそう)「若者のペースにはついていけない」とあっさり断り「また誘ってくれ」とサラッと退社。3人組は開高がもう定年であること知っているようで開高の過去話に話が進む。「昔は酒豪でならした」だの「夜の帝王」だった等、一見どこか尊敬を感じさせる流れだったが「あのじいさんがねー」とあっさり切り捨てる、そもそもなんで飲みに誘ったのだろうか?

・「しょぼくれた」様子で夜の繁華街を歩く開高、その足は「あのバー」へ向かう。常連である事は間違い無いだろうが付き合い度合いは不明、店内はジャズが流れていてポスターも多数「そっち系」ある事が分かる、開高以外に客が居る様子は無く仲良くカウンターでチェスをしている。「開高さん、いつも一人だね」、「若い連中に誘われたんだがカラオケバーってやつは馴染めなくて」といつものやりとりなのか会話してる間に開高は「チェックメイト」される。

・「どっこいしょっと」と立ち上がり開高はトイレへ、キャラの立ち過ぎているマスターが意味ありげに見送る(詳細不明だが奴が居る事は知ってるハズ)。共同トイレなのかバーのトイレとは思えない程寂れたトイレ(公園の公衆便所みたい)で「昔はよかった」と呟きながら目はうつろで小便器に向かい用を足している、すると突如「ホーッホッホ」と真横から聞こえてくる。小便器は3つ、開高は真ん中、どちらに現れても必ず視界には入る、全身黒ずくめ、サイズは太め、って言うか肩が当たってない?って程に狭い小便器間、この厳しい条件を掻い潜り奴が開高に気づかれずに隣へ降り立つ。開口一番に「歴戦の強者もだいぶくたびれてますな」と、いきなり失礼ジャブを放つ喪黒、不信感を抱かせ距離を取られるも、続け様に懐へ飛び込むブローを放つ!「まったく同感ですな」、、、2人は仲良くお酒を飲み始める。

・喪黒「いやーあなたとは話が合いますな!」開高はすっかり仲良しとなって喪黒と一緒に最近の酒場事情を憂いている(内容は「ココロのスキマ」参照)「あなたにぴったりの店」があると喪黒は提案して開高もすっかり乗り気になっている、申し遅れましたと名刺を差し出す喪黒、開高は「まさかポン引き?」と疑っているが、実はそれどころじゃ無いのはいざ知らず。セールスマンであり、ボランティアであり、お金は頂かないと念を押し2人は「ぴったりの店」へ向かう。

・地下街を歩く2人(時間なのか人気は無い、しかし明かりはしっかり付いている)「近道をする」と言って袋小路に開いた人1人が通れるくらいの隙間へと入って行く、隙間の先には上り階段があり、そこを登ると外に出る(階段上部に地下鉄とあるがそんな様子は無かった)。ここで大正ロマン演出がスタート!2人はセピア色に変身、見上げる先には「カフェ・あかねこ」(赤い蛍光灯)何とも形容し難い作りのカフェ(三階建てくらいの四角いビル、外装が大正っぽいっちゃ大正っぽい、、いや知らんわ)

ドーンまで

  • 色分け
  • ぬるぬる動く悦子
  • 第二の人生
  • 連れション
  • 指輪

・店内は古いジャズが流れ賑わっている、一対一くらいの割合で女性が男性に付いている、客(男)はスーツで女性は着物に白いエプロンという格好、意味ありげな色分けもあり店の女性はカラー、客はセピア色(喪黒含む)従業員(男)もセピア色、「どこから来ている」のかを示しているのだろうかとは思ったがよく分からん。

・「いらっしゃいませ」と悦子が現れ席に付く、ショートの似合う古風な女性で声からも御淑やかさが出ている、目がぱっちりで色白、赤い着物も似合っていて両方のこめかみと真ん中の分け目から「ヒートン」みたいな巻毛が出ていて不思議な妖艶さがある。「FPS」と言う言葉をご存知ですか?動画の1秒あたりの静止画枚数を表す数値、フレームレートとも言います、悦子だけなぜか高フレームレートで作画されていて所謂「ぬるぬる動く」状態で登場する。

・「どうぞ」とビールのお酌をされる開高、夜の帝王も思わずタジタジ、開高のドストライクだった模様。「昭和一桁生まれの私にとって大正ロマンは憧れ」と店の雰囲気にも感激してる様子、さらに開高が悦子に酒を進めるも「私は結構ですから」の「お客様が楽しく飲んでいらっしゃれば」と気持ちの良い気の使いように開高は更に感激と言うか何か「すけべ親父」が垣間見える。後日開高は赤猫に現れる、「毎晩いらしていただけるなんて」と悦子に嬉しがられているがこの親父はすでにハマっている模様、「悦子の顔を見ないと寝つきが悪い」なんて大好きアピールを欠かさない元夜の帝王、そんな言葉を言われ悦子も頬を赤らめる。赤猫のトイレにて小便器に向かい用をたす、そして「我が人生第二の幕開け」だと高らかに宣言(独り言)

・定年親父の「新たな幕開け」宣言に「待った」を掛けるため?突如として隣の小便器に喪黒が現れる(当然連れションスタイル)早速「恋ですか?」と切り出し開高の第二の人生を潰しに掛かる、「ご忠告しておきます!」「この店はノスタルジックな気分に浸る為にあるのです」「恋をする場所ではありません」、、、開高はかなりショックを受け弱気になってしまう、喪黒は更に追い討ちをかけるように「これ以上通い詰めたらとんでも無いことになりますよ、もう来ない方があなたの為です」と止めを刺す(もぐちゃんすげー言う)、、、、が夜の帝王(元)が黙っていない、表情は一変し「自分の金で飲む以上どこで飲もうが勝手でしょう」と語気を強め反撃、喪黒「後悔しないでくださいね」とあっさり引き下がる(てめーが誘ったんだからもう少し説明しろよ)

・悦子に指輪をプレゼントする開高、「えっちゃん(悦子)にもらって欲しいんだ」と少々強引に自ら悦子の右手の中指に指輪をはめる、「イヤかい?」とスケベ心を胸の奥にしまい「気の使えるおじさん」を装うように紳士ぶってるようにも見える開高、相変わらず「ぬるぬる動く」(FPSが違いすぎて別ゲーみたいになってる)悦子が気になるが「どんな気持ち」かよく分からんけど指輪もらって泣く悦子も気になる(何か暗い過去でもあるかのような)その後、肩を寄せ合い2人の影は重なる、、、事はなく(店の中なので)、悦子は「明日もいらっしゃる?」と何やらフラグを立ててくる、開高も「必ずね」と答える。

ドーン!

  • 軽犯罪法違反(立ちション)
  • 「さあ?」
  • 汚いドーン!
  • 核の炎に包まれた、、

・次の日、相変わらず後輩からの誘いをスルーして赤猫へ向かう開高、例の地下街の隙間に向かうも道が無い、「道を間違えたか?」と困惑の開高、壁に向かい「そんな、バカな」と現実では絶対言わないようなセリフを吐き汗だくで焦っている、そこへ「どうなさいました?」と喪黒登場!野郎とうとう犯罪に手を出しやがった(今更)思いっきり壁に立ちションしてやがる、しかも開高のすぐ隣で、、、気づけよ。突然ですが字幕を出しながら見ることをお勧めします、この場面親切にも「小便の音」とキャプションが入ります、実際音も聞こえるし湯気も立っているのが分かる、、、妙にリアル。

・当然赤猫の所在を喪黒に確認する開高「赤猫はどこに?、、」喪黒「さあ、私には、、」と立ちションしながらすっとぼけ、「てめーが知らない訳ねーだろ」とごく自然な疑問が浮かぶ、当然開高も浮かぶ、そして問い詰める、「どうか教えてください、お願いします」「どうしてもあの店に、、」「いえ、えっちゃんが忘れられないんです」と夜の帝王が恥を忍んで懇願する様はなかなか痛々しい、、、一連の悲痛なお願いを立ちションしながら聞いていた喪黒はとうとう折れる、「ホントに困った人ですね、どんなことになっても知りませんよ」とここまでやっておいて責任逃れの無責任発言を放つ。

・無責任発言も気にせず開高は「構いません、教えて下さい」と腹を決めた様子で喪黒へ迫る、「どこにあるんですか?」の問いに「ここです!」と散々喪黒のモグちゃんをいじくり回した手を洗う事無く開高へ向ける、「ここです!」小便後に洗ってない指を開高に突き出し「ドーン!」

・目を覚ます開高、そこは赤猫に続く階段の下、急いで階段を登る開高(上に着くとセピア色になります)目の前には赤猫があるが、、、廃墟と化している、「核の炎にで包まれたのかな?」と思ったが時代が合わない、よくわからん。廃墟になってから大分時間も経過している様子で人影も無い、、、所がどっこいえっちゃん登場!あの御淑やかな声も健在、開高のあげた指輪もしているから間違いない、喜ぶ開高は悦子に近づき手を握る、感動の再開!ゾンビになった悦子と開高はその後幸せに暮らしました(開高大絶叫!、暮らしたかどうかは知らん)

感想

あとがき

・なんか時代背景に合わせた事件、事故になぞっているのかと思ったがそんな様子は無い、喪黒の発言からただ単に時間が経過しただけっぽい、演出の正確さも分からないのでノスタルジックには浸れない。

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