画像も無しでレビュー
- 理不尽度・9:本人に非はなく、しかも嘘に踊らされる。
- 自業自得度・1:自業ではあるがこれはしょうがない。
- 変わり種度・7:善良な気持ちが報われない
- アンハッピー度・8:救い無し、死んでは無い?
- 度ーん・4:先ドーン!約束を守らせる効果は無い。
概要
今日のお客様
- 吉手 麻仁也 きちで まにや 32 サラリーマン(丸井商事)
- 不二子顔?モブによく居るカッパ顔、黄緑色のスーツを着用
・時折登場する派手スーツを着る人物、リアルに居たらなかなかのものである。
立ち位置(もぐちゃん)
- 相変わらず突然現れるが今回は酷い、駅のホームで線路を背に白線ギリギリで自分のカバンに座りこんでいる。
- そんな状態で名刺を出すものの「物売り」と勘違いされる。
- 「切手好きに見せたい物がある」と射幸心を煽り魔の巣へ連れ出す。
・基本的には丁寧且つ紳士的な立ち振る舞いだが今回は出だしからヤベー感じ。
ココロのスキマ
- コレクションにハマり過ぎて会社に遅刻
- 集めるのが最近苦痛になっている
・記念切手発売の列に並び会社に遅刻する、普通にダメヤローである。当然上司に遅刻を咎められるものの「事前に連絡してくれ」と一定の理解と至極当然のお叱り受ける。
・今コレクションを止めると今までが無駄になるとズルズル続けている。
あらすじ補足
序盤
- 「見せたいもの」と言うのは「レア切手!」。『差し上げます』とあっさり言い放ち「ただしコレクションと交換」と条件を付け加えるいやらしいもぐちゃん。
- 吉手も快諾!自宅から100冊はありそうな切手アルバムを魔の巣へ持ち込む。
- 「ただし(二回目)」絶対に手放したりしない事!売ったりしたら不幸が訪れる、と念を押される。
・スゲーレアらしく本当か嘘か喪黒が蘊蓄を語る(詳細は割愛)価格は「5千万円」はするらしい。全てのコレクションと交換してコレクションを打つ切る事が条件
・自宅にて母がテレビゲーム(ファミコンみたいの)をしている、何気ない場面だが伏線?となっている。
・「念押し」からの「ドーン!」、先ドーンのパターンですね。
ドーン!中盤
- 売るつもりは無いものの切手屋にて価値を鑑定してもらう
- 母はゲームしてるかと思いきや「株の売買」をやっている事が分かる。
- 「趣味を奪ってしまったのでは無いか」と柄にも無く心配する喪黒、しかし吉手は「良い切手」を持った事による自信で仕事も順調な様子。
・本当に価値はあるようで店主にしつこく売買を持ちかけられる(当然売らない)っと言うか交換する前にやっとけよと思う。
・テレビ画面で株価チャートを眺めている母、何度かこのような場面が出るが次第に怪しい感じになってくる。
・謎の自信で私生活は順調、喪黒の「気持ちゼロの心配」も相まって暗雲が立ち込める。
ドーン!終盤
- 切手にキスまでして怪しさを高める吉手、相当入れ込んでいる模様。
- 母は株で大損、追証3000万円を叩き出す!息子に「なんとかしてー」と軽く言ってのける!
- 母の事を思い切手を売ることを決意!奔走する。
・仕事は順調だが私生活(家の中)では切手に愛撫する危ない野郎。
・完全に読めていたが母が株で大損をする、しかも既に亡くなっている旦那の遺産を使い込んでいた模様、今回の話誰が一番駄目かと問われれば間違いなくこの母親である。
・当然「約束」は理解している、しかし母を思う気持ちが彼を走らせる。
※一見美談の様だがそうでも無いような気がする、しかも「もぐちゃんの」琴線に触れる事もない様子。
オチ
- 切手屋の店主が居ない、他の店に行くが価値が分かる人間が居ない、と上手く売ることが出来ない。
- どうにか切手屋の店主を見つけて駆けつけるが「ショベルカー」に轢かれる。
・駆け回る様は必死で吉手に感情移入してしまいそうになる程に必死さが伝わってくる。
・一見「ショベルカー」は急だろ!とは思うが工事現場などが場面として出ているので不思議と違和感は無い。
感想
まとめ
「母を想う気持ち」が全く喪黒に通じないと分かる「納得からの恐怖」を思い知らされる。
終始「いい人」の様に描かれていたが改めて人外の存在であると再確認
追記
喪黒は最後の最後でレア切手が「コピー」であると暴露!吉手がこの事実を知らないことがせめてもの救いである。
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