笑ぅせぇるすまん 2 イージー・ドライバー RE

アニメ
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画像も無しでレビュー

7年ぶり(アニメ内時間・52話にて)の再登場を記念してセルフリメイク

  • 理不尽度・8:結果理不尽だが野に放たれなくてよかったかもしれない
  • 自業自得度・7:ドーン!より前から異常さは垣間見える
  • 変わり種度・3:原因と結果が分かりやすい
  • アンハッピー度・8:周りに多大な被害を与え、本人も車社会から抹殺された
  • 度ーん・6:出会いからドーン!までの短いこと

マイナスとマイナスを足してもプラスにはならなかった話

概要

今日のお客様

  • 教習所に通う浦成平一(うらなり へいいち・44)既婚
  • 息子とドライブに行くために免許を取りに来た
  • やる気は十分ではあるが運転がめちゃくちゃ下手である

教習所に通う浦成平一(うらなり へいいち・44)既婚

・ちょび髭、中わけ、細身のスーツ姿、カッパ口、気の弱いおっさん、既婚であるが妻子は登場せず

息子とドライブに行くために免許を取りに来た

・息子の詳細が不明だが、むしろ息子が免許を取りに来る方がいいのでは無いだろうか?年齢的にも18歳を超えていても不思議ではない。

やる気は十分ではあるが運転がめちゃくちゃ下手である

・浦成の失敗に、ものすごく怒鳴る教員!ひと昔の教習所って感じでヤバい雰囲気が出てる(オッサンがおっさんを叱る酷い有様)。初登場時の失敗はエンストしただけなので大した事はない。

立ち位置(もぐちゃん)

  • 凹んでいる浦成の休憩中を見計らい声を掛ける
  • 教習所に通っている訳では無いのに教習所に居るから何しに来ているのかと聞かれ「出来の悪い人に個人教習したい」と答える
  • 人間に対する愛情と思いやり」とふざけたことを口にして言葉巧みに引き込む
  • 強制的に浦成を「最初の客」と決めロックオン、しかも「ドーン!」までする始末。

凹んでいる浦成の休憩中を見計らい声を掛ける

・ボロクソ言われて草むらに座り込む浦成の背後から「しごかれていたようですな」と声をかけ、瞬間移動を披露し距離を詰め「ホーっホッホッホ」と高笑いをあげて異常な登場の仕方をする。(初名刺シーン有り)

教習所に通っている訳では無いのに教習所に居るから何しに来ているのかと聞かれ「出来の悪い人に個人教習したい」と答える

・浦成の教習所に通う動機を聞いた後に当然、喪黒の事も聞かれるが「いいえ違います」と一蹴。車の個人教授と言う聞き慣れない事を言い出し、さらに「教習所は営利第一主義」だとディスりだし「悪質なドライバーを乱造」しているとも付け加える。(その際道端で2人ともトラックに轢き殺されそうになる、トラック目線では惜しくもかわされる)

「人間に対する愛情と思いやり」とふざけたことを口にして言葉巧みに引き込む

・妙に大きな志を語り、最近の教習所について憂いている、彼を知る人なら既に怪しさが満載なのが分かる。個人教習をするのは初めてであるにも関わらず自身ありげに浦成を引き込む、「親切・丁寧・優しさ」がモットーらしい

強制的に浦成を「最初の客」と決めロックオン、しかも「ドーン!」までする始末。

・「あなたを最初のお客に決めました」と凄まじい強引さが炸裂、授業料は無料とも言うが決めかねている浦成に「ドーン!」しちゃいます。

ココロのスキマ

  • 正直いまいち「ココロのスキマ」が語られていないが、強いて言えば「運転が下手

正直いまいち「ココロのスキマ」が語られていないが、強いて言えば「運転が下手」

・スキマがあるから埋めると言う話では無く、喪黒の異常さを披露する紹介的な話である、浦成も負けじと異常者である

あらすじ補足

序盤

  • 異様に厳しい教官
  • いいカモ
  • いきなりドーン!
  • 教習開始
  • こんなんなっちゃいました

異様に厳しい教官

・歯が3本しかない教官にエンストしただけでスゲー怒鳴られている浦成、この時点では「ちょっと運転が苦手なのかな?」程度にしか分からないが次第にその異常さが見えてくる。教官の今では考えられないほど厳しい感じが出ている。

いいカモ

・おっさんが教習所に通ってる事に負い目(勝手な想像)でもあるかのように、そして怒鳴られまくって凹んでいるような感じで土手に座り込んでいる、どう見ても喪黒のいいカモにしか見えない。当然ロックオン。

いきなりドーン!

・妙に高い志を掲げ今の教習所界隈のダメさを憂いている喪黒、しかし結局はいいカモを見つけたので食べちゃいましたって事、洒落臭いから「いきなりドーン!」で言うこと聞かせちゃいます。

教習開始

・空き地で浦成を待たせる喪黒、しばらくするとロールスロイスっぽい高級車で登場!「いい車で練習しないと気品のある運転ができません」と謎理論を展開して教習スタート!しかし、いきなりバックでぶつける浦成、この時点でこの浦成の運転技術の異常さがわかる。喪黒は一才叱ることはなく「どんどんやっちゃいましょう」と寛大なのかイカれているのは分からない。「いくら高くても物は物、物に執着しすぎる事は人を軽くみる元になるのです」と分かるような分からないような持論を展開し教習が進む。

こんなんなっちゃいました

・そして辺りが暗くなった頃には廃車に、、、この時点では浦成の方が若干異常者度合いは上である。そして絵に描いたような廃車具合は恐ろしさを感じる程に見事である

中盤

  • S字とクランク
  • 魔の巣にて
  • ベロベロ教習

S字とクランク

・教習二日目、喪黒は赤いスポーツカーで登場!住宅街にてS字とクランクの教習スタート。浦成は「こんな狭い道路は無理ですよ」と言って壁にぶつけまくっているがどう見て片側1車線は取れる広さ、下手さがさらに向上してる気もするが喪黒は励まし、支え、共に危険に立ち向かっている。喪黒は「うまい、うまい、調子が出てきましてね」と励まし浦成を鼓舞する、そして袋小路に差し掛かり赤いスポーツカーは廃車になりました。

魔の巣にて

・浦成の感謝の言葉に喪黒は「私は金銭的な報酬は求めません」「感謝してもらうだけでいいのです」と聖人君子を気取り、浦成と2人で酒を飲んでいる。これだけ見ればホントに聖人君子だがそんな事は無く、悪魔のような誘いをする。ベロベロに酔った浦成だが「今ならスイスイ運転できそう」と調子に乗っている、喪黒が聖人なら「やってみますか?」なんて言わない、、、が喪黒は言った。

ベロベロ教習

・ちょっと待っててっ下さいと闇に消える喪黒。浦成は「一体車を何台を持っているんだ?」なんてアホ丸出しだが、暫くするとトラックに乗って喪黒が現れる、浦成がトラックに乗り教習がスタートする。しかし後方から持ち主だったのか「トラックの運ちゃん」が追いかけてくる。運ちゃんはハッキリ明確に「泥棒ー!」と言うが、が構わず発進、雲行きはさらに怪しくなる。

終盤

  • 飲酒どころでは無い
  • 当然の結果

飲酒どころでは無い

・片側3車線以上の広い道路を右往左往、酔っているからと言う理由では説明が付かない動きを見せる。無理な幅寄せをした結果、寄せられた側はガードレールを超え森へ吹っ飛んで行った。昨今「煽り運転」が問題となっているが浦成はその気が無く楽しく運転をしているだけ、そこが問題でタチが悪い。吹っ飛んで行った車を目にして「ホーっホッホッホ」なんて笑っているサイコパスが隣に乗っているもんだから問題は深刻である。後方からパトカーが迫ってくる、喪黒は「もっとスピードを上げましょう」なんてしっかり教官気取りで教えている、トラックは街中に入っていく。前方は赤信号、喪黒は「行っちまいましょう」と言う、「かもしれない運転」の危険さと制動距離・停止距離の概念を蹴散らす勢いで教習を進める。

当然の結果

・これまで人や物を上手く避けてきたが、とうとうラブホに突入!致している方々は迷惑千万だろう。凄まじい事故だが浦成本人はほぼ無傷で目を回している程度、喪黒は瞬間移動を発動しいつの間にか下車している、そしてあっという間に警官に囲まれて御用となる。喪黒は「あの人は一通り運転をマスターした事でしょう」と1人の人間の人生をぶっ潰しているのにも関わらず満足気にその場を後にする。

感想

まとめ

今回からお決まりの名刺のシーン、魔の巣のシーンがあり、謎の安心感がある。注目点は喪黒の異様な優しさと、その裏にある「大胆な行動」がある。

浦成の為に用意した車は結局「力技」で用意していたようで驚き、浦成以外にも被害者は多数、彼らには一切フォローがなく放置されているだろう、最後には浦成に気持ち程度のフォローを入れているが全くの見当違いなのが理不尽感を引き立たせる、しかしあれだけの「いかれ具合」の浦成をこの時点で消しておいて正解であろう。

現代とは飲酒運転の捉え方が少し甘く「重大な違反」感が薄いのも印象的だった

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