笑ゥせぇるすまん 67 『ハウスレディ』

アニメ
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画像も無しでレビュー

  • 理不尽度・3:強制掃除からの、、
  • 自業自得度・8:女の嫉妬
  • 変わり種度・4:謎のニューヨーク感
  • アンハッピー度・2:他の人探そう
  • 度ーん・3:言ってる事は正しい

概要

今日のお客様と愉快な仲間たち

  • 我間 真知子 (わがま まちこ) 29 ファッションデザイナー
  • ぼんちさん(那覇出身?)
  • キャサリン・ベイカー(精神修行中)

我間 真知子 (わがま まちこ) 29 ファッションデザイナー

・「名は体を表す」と「笑ゥせぇるすまん名前の法則」の例に習うと「ワガママ」と言う設定らしいが決してワガママでは無い、「自分の都合を中心に物事を考え、行動するさま」と言うのが我儘(ワガママ)であり、我間は今風に言えばADHD(注意欠陥多動性障害)の紫スースが似合う下記の図のような女。しかしただのアホ女では無く「礼儀正しく感謝の意を表す面」もあり「自己分析」も出来て仕事においても独立(未遂)も出来る程の実力を持ち、ただ単に「中身が無い男」に引っかかった哀れな女。喪黒曰くキャリウーマン。

ぼんちさん

・バックグラウンド0(ゼロ)正式名称不明、年齢不詳、結局何者だったのか?色々不審な点はあるが「」では無く「悪意」が無いのも分かる、唯一判明しているのは「どっか」の大会社の社長の息子と言う点である、ピッチリ固められたオールバックからは親からの縛りが現れ、水色のスーツからは親に染まりきらないぞ!と言う反抗期が現れ、「針金付けてんの?」と勘違いしかねない細いフレームのメガネからは「自己」の無さが伺え、乗り回す黄色いスポーツカーからは那覇愛を感じる(那覇・な・78-78)。パパからの言いつけはしっかり守りその決断にはしっかり従う素直な男であり、「清潔感」と言う点ではかなりの高得点をマークしているが、会社の入り口を塞ぐ様に車を駐車する点や、他人の家の前にシケモクを捨てまくる点や、超絶上から目線で人に合否を付ける感覚が一般人とは一線を画す所だが結果的に「ぼんちグッドエンド」に終わる。

キャサリン・ベイカー

・精神修行の為に「タダみたいな給料」で我間の家のみならず身の回りの世話までする自由の国から来たっぽい?「FREE」の精神をエプロンで示す橙髪と青い瞳を持つ女性。「無くしたものを見つける能力」と「味と栄養バランスを備えた食事を作る能力」と「仕事に対する適切なアドバイスをする能力」と「今カレの元カノに結婚報告をする図太い精神」を持つ「幸福の女神」(我間、ぼんち、喪黒談)。

立ち位置(もぐちゃん)

  • 不法侵入すれば投げれる
  • 管理人の越権行為
  • 正しい教え

不法侵入すれば投げれる

・法に触れる(刑法130条)事もお手の物の喪黒だが今回はちゃんと「」を喰らう事になる、首根っこを掴まれ、引きずり回され、3メートルはぶん投げられる(ノーダメージ)。出会いこそ法律を隔てた関係であったが名刺を渡すことには成功しており、後にお礼と感謝の品(アメリカンサブレ)を受け取る間柄になる、最終的には「至極真っ当」なアドバイスと「ドーン!」を返礼品としてお返しする。

管理人の越権行為

・実際に管理人だったのか?当たり前の様に「他人の家に他人」を入れ掃除をさせている、もちろん当人には無許可である、リアル管理人でも越権行為にあたら無いのだろうか?キャサリンを雇うにあたって「タダみたいな給料」とは言え金銭が発生している「契約」とか小難しい事は置いといて当初喪黒は「お金は一切頂きません」と言っているので少々矛盾を感じる。

正しい教え

・「自分で何とかするのです」いち社会人に対する正しい教えを解く喪黒、一時的にキャサリンにお世話になっていたが今まで「自分自身でダメなり」にやって来ている、今回は失敗したが「自己分析」の出来る女である、失敗から学び改善して更なる飛躍を期待して縋りつき助け求める我間に「もう手遅れ」と断罪し厳しくも愛のある対応(ドーン!)をする。唯一の誤算は期待通りにならなかった点である、

ココロのスキマ

  • 片付けられない

片付けられない

・我間曰く「散らかっている」と言うが筆者との見解の相違がある。床に物が落ちている(服やゴミ、仕事道具)これは理解の範疇である、本来は立っている物が横に倒れている(ゴミ箱、花瓶、観葉植物、マネキン、テーブルの上のオブジェ)ここら辺から怪しくなる、45度近く曲がった壁の絵や転がるトイレットペーパー、糞尿と見まごう部屋全体に広がる汚れ、、、一見酷い有様であるが我間はデザイナーである、クリエイトな仕事をするには「普通」だと優れたアイデアは生まれない、本来の姿からは逸脱しなければならない故に「縦は横」に「横は斜め」に「清は汚」に「トイレットペーパーは床に転がさなければならない」、不便さを引き換えにクリエイトを手に入れたのでは無いだろうか?

あらすじ補足

序盤

  • どこで何を?
  • 別れのチャオ!
  • 散らかる部屋には入れられない
  • 紳士な不法侵入犯
  • 断罪

どこで何を?

・アパレルを扱う会社、その名も「Apparel」。所在地は不明だが結構な都会に自社ビルを構える(8階建て横幅はおよそ10メートル程)、一階中央に出入り口があり(3メートル程)、そのさして大きくもない入り口を「塞がんばかり」の勢いで黄色いスポーツカーが駐車されている、そしてその脇でぼんちが(今日のお客様と愉快な仲間たち:ぼんちさん参照)咥えタバコで我間を待っている、そして程なく我間登場!。場面は飛び時刻は夜、場所は自由の女神のオブジェが目立つ「自由なホテル」の側のマンション(我間宅)、よく分からない中途半端な時間からスタートしたデート?だがその内容も一切描かれてないので関係性の深さもよく分からん、一つだけ確かなのはこの後の展開を見るに確実に「ヤッテない」のは間違いない!

別れのチャオ!

・『ぼんちさん今日は楽しかったわ、それじゃチャオ!』ぼんちに背を向けマンションの入り口へ歩き出す我間へぼんちが「全身をギンギン!」に硬直させた後脱力し意を決して引き止める『ま、真知子さん!あの、、、なんだか名残惜しくて、寄ってっていいかな?』、理想的に展開だろう、お互い更に踏み込んだ関係になる良いチャンスではないだろうか、、、しかし『えっ!私の部屋?、、、ごめんなさい明日までに来シーズン発表のプレタポルテのデザイン考えなきゃいけないの!』ぼんちの視線を背中で一身に受けながら逃げるように小走りでマンションへ遁走、我間の背中を見送り「フニャぼんち」が俯き肩を落とす。(プレタポルテとは「既に用意されていてすぐ着ることが出来る服」の意、この場合だとサンプル的な物を指すのだろう、、、初めて知った言葉です勉強になるわー、「チャオ」とかどうでも良いです)

散らかる部屋には入れられない

・玄関の扉を閉め我間はでかいため息をつく『ごめんなさい、私もあなたを部屋の中に入れてあげたいんだけど、、、』、部屋の明かりが付き惨状が顕になる(ココロのスキマ参照)『こんなに散らかってるとこ見られたくなかったの、、、』、散らかってるって感じでは無く「単純に汚い」ってのが正確な表現である、ギリでソファーに座れる程度でフローリングの床に至っては「もしそこで寝なければいけない」としても「中華料理屋の厨房の床」の方がマシと思う程汚い(郊外の小さい公園にある公衆便所クラス)。「散らかる」「汚い」とは違うヤバさもあり、小さい観葉植物は萎び枯れ果てて鉢がタンスの上で横たわるアクロバットな状態である一方、大きな幹を持つ大きな観葉植物は元気な緑色を保ちしっかり育っている、、、が鉢は真横を向いている、開けっ放しのトイレのドアからは床に転がるトイレットペーパーが見える、勝手な持論だが「散らかる」と「合理的」は噛み合ってる部分があり両立する面があると思う、使い易さを追及すると一見「散らかっている」様に見える場合もあるだろう、しかしそれを踏まえてもトイレットペーパーの件は使いにくいと思う、ロール状態で拭いているのだろうか?我間は窓から走り去るぼんちの車を見送り名残惜しそうに呟く『ぼんちさん、、、』、それに呼応するように『オーっホッホッホ』と汚ない部屋に声が響き渡り、覗く窓に喪黒の顔が浮かび上がる。

紳士な不法侵入犯

・喪黒が部屋に居るのは置いといて、どう考えても窓に映る喪黒の角度がおかしい、我間の真正面に映るのだから我間の「前」に居ないと物理的におかしい、野暮なツッコミはさておいてこの変態不法侵入者だが紳士な面を見せる。喪黒の声と存在に驚く我間は大きく仰け反り後方へ(つまり喪黒側)とよろける、厨房越え汚さを誇る床へダイブする刹那!喪黒がそっと優しく両手を我間の腰へ据えて支える、女性とは言え成人およそ50キロはある人体を一切の反動を感じさせる事なく受け止める体幹の強さ、そしていつもの口調で我間へ語りかける『わたくしこうゆう者です』、床に散らばるブラジャー越しに名刺を差し出す。『何、、これ、、?』流石のキャリアウーマン動揺するも、出された名刺は咄嗟に受け取ってしまうのだろうか?反射的に行動しているのだろうか名刺に書いてある事にまで眼を通す始末、その隙に喪黒が畳み掛ける!『心の寂しい方々をお助けするのが私の仕事なのです』、ようやく状況の異常性に気付いたのか我間は果敢にも「犯罪者」の背後に回り込み、後ろからから「首根っこ」(正確には襟)を掴み、部屋を引きずり回し始める。

断罪

・『ぐずぐず言わずに早く出てってよ!』我間は力みながら要望を口にし、強制力を持って喪黒を引きずり回す、「要望強制」のダブルパワーで問題を解決しようとする豪快さを持つ我間に喪黒は表情は一切変え無いものの苦しそうな声で語り掛ける、『キャリアウーマンはお部屋を片付ける暇も無いんですね、でもこれはいくら何でも、、、』。玄関の扉が謎の力で開きそこから喪黒が飛び出してくる、廊下を隔てた壁にまで達するロングスロー、直前にポジションから推測するに恐らく決め技は「投げっぱなしジャーマン」では無いだろうか。特にダメージ描写は無いが横たわる喪黒に靴と鞄が投げ込まれる、ここまでムチャクチャやられるの久しく無いだろう。不法侵入は喪黒のリングアウトと言う形で決着、、、と言うか断罪される。不法侵入者との乱闘とは一切関係が無い「部屋の散らかりっぷり」を鑑みて我間は『私だって女よ!身の回りの始末くらい自分で、、、』と今ならフェミニストが「ざわ」つきそうな発言で強がるも『はぁー』と大きくため息を吐き、項垂れ、諦めモード。って言うかあの室内で靴脱ぐか普通?

中盤

  • ぼんちは何処から?
  • ぼんち待機
  • この部屋は、、?
  • ぼんちパパの教え
  • 自由の国から、、
  • 幸福の女神

ぼんちは何処から?

・『”ぼんち”さん昨夜はごめんなさい、、』、我間とぼんちが「電話で通話」をしている、我間は会社から”ぼんち”は車内から、、、各々使用しているペットボトル程ある電話に時代を感じつつ、走行中に通話している姿にも時代を感じつつ、”ぼんち”が乗る車のナンバープレート「那覇・な・78-78」に何かの意図を勝手に推測しつつ会話が続く、『明日の夜、空いてる?君が独立する件でについて相談したいんだけど』、我間が答える『ちょっと忙しいけど、、』部屋の汚さとは反比例するかのようにパリッと決めた『紫のスーツ』に色合を合わせた『スカーフ』からは有能さと上品さが醸し出されている、更に優雅に足を組み、イーゼルのオシャレ版みたいな机の前で「服のデザインしてます」って雰囲気を全面に出している我間の足元からは「あの汚さ」でもちゃんと脱ぐ濃紺のパンプスにより清潔感すら感じる、『君のマンションでどう?』”ぼんち”はそんなに入りたいんか!って思わせる提案であるが、ちゃんと考えがあるのが後に判明するもそんな意図を知らずに我間は『え!!あ、明日はどこか外でお食事しましょうね!あーそれがいいわ!』と強引に押し進め決めてしまう、そして『チャオ』と「謎の沖縄推し」の”ぼんち”にイタリア語での挨拶で締めて通話を終える。

ぼんち待機

・「自由なホテル」の近くにある我間のマンション入り口にて座り込む”ぼんち”、昨日電話にて「七時にマンションまで迎えに行くよ」と約束をしていたがその約束は守られていない、正確には約束は守っているが我間が居ない。約束が守られ無い事と時代的に連絡手段が無い事による「苛立ち」を踏まえても「入り口を半分程塞ぐ位置で且つタバコを捨てまくる」のは頂けない、加えてガラス戸のすぐ側に座り込んでいる為もしも扉が「外開き」なら住民に対する監禁罪すら成立しそうな位置に陣取る”ぼんち”の足元には11本程見受けられる吸殻、時間にすると45分はその様子で待っているのだろうか?そんな迷惑千万の”ぼんち”に黒いスーツの丸いおっさんがいつの間にか背後に「謎の空間を出現」させて近づいて来る『もしもし、誰かおまちのようですなー』

この部屋は、、?

・自宅と会社の位置関係へ不明だが我間は「徒歩出勤」なのだろうか?『すっかり遅れちゃったわ』と小走りで息を切らし自宅へ向かっている。『やぁ!』”ぼんち”が片手をあげ玄関ドアを開けた我間に挨拶をしてくる、優雅にソファに座り「くつろぎモード」の”ぼんち”はスリッパを履いているがそれは「部屋が汚ない」からではなく一般常識としてである、『この部屋は?、、』住民すら面影を感じない程に整理整頓されている部屋に我間は驚愕し理解が追いついていない表情である。本来立っているべきゴミ箱やマネキンは立っていて、壁と床はリフォームレベルに清掃され、枯れた植物は生き返る、、、事は無いだろうから植え替えてあり、そして何よりもトイレのドアは閉まり中は伺いしれないがトイレットペーパーはホルダーに納めらているだろう。『管理人さんが鍵を開けてくれたんだ』サラッとセキュリティ的に問題大な発言をするも我間は『あ、あのー』まだ理解が追いついていない、更に”ぼんち”『真知子さんがこんなに室内を綺麗にコーディネイトしてるなんて驚いたよ』『え?っえ!』まだ追いついてない”真知子”(そいえばこんな名前でした)。

ぼんちパパの教え

・『僕はパパにいつも言われてるんだ、人にお金を貸す時はその人のウチのトイレを見ておけってね』得意げに話す”ぼんち”にまで追いつかない我間、更に続けて『滅多に人に見せないトイレを見れば人柄が分かるって』、教えは「立派」かも知れんが当の本人の内面が見えてこず、悪そうな素性ばかり見えてくる、語れば語る程中身の無さが浮き彫りになる”ぼんち”だが「それどころ」じゃない我間は『そ、そう?』と上の空で返答をする。場面は飛びデート中(遊園地)の描写、『合格だよ、、』大分入れ込んでいる割にはまだ合格点は与えていない様子の”ぼんち”の合格通知、そんな一方的な超絶上から目線の発言にも一切「ひっかかる」事なく我間は『パパとママに紹介するよ』との男女の「関係レベルアップ」のリーチ発言に『嘘みたーい!』と無邪気に喜ぶ我間。『楽しかったわ』と満足げな我間、それに対して爽やかに『それじゃ!』それに対して『チャオ!』どうしてもイタリア語を使いたい我間は自宅前にて”ぼんち”と別れる。部屋に帰ると我間はすっかり綺麗になったトイレに入り便器に抱きつく!今夜の「良い流れ」に感極まり笑い声が漏れるそして以前までの「廃墟の便所を凌駕する汚さ」の時はとてもできなかった「便器と抱擁」を心行くまで堪能する、そんな変態行為を目の当たりにしても臆する事なく我間の背後から声を掛ける人物が現れる。

自由の国から、、

・『オッカエリーナサイマセー』、ステレオタイプのアメリカンスタイルジャパニーズが背後から聞こえてきた。『誰!?』便器との抱擁に夢中の我間が振り向くと、『キャサリーン・ベイカー⤴️デス、モグーロサンニ、コチラヘウカガウヨウニイワレタ、ハウスレディデース』、文字にすると読みずらく一見すると「何言ってんの?」って思うかも知れないが実際に言葉で聞くと「全然普通」に聞こえる不思議。我間は呆気としながら『喪黒さんに、、?』と言うものの「かつてぶん投げた人」の事なのか直ぐに理解して『じゃあ、ここを片付けてくれたのはあなた、、』と、もっと根本の問題はさておいて話の流れと捉える、あんな一瞬の名刺交換からでも経緯まで把握出来る我間は「寛大な心と高い理解力」を持つ。オレンジの髪に青い瞳、デカデカ「FREE」と書かれた前掛けからは「自らのルーツ、主義、願望」が見て取れる、、、気がするが勘違いかも知れないけどご愛嬌。ナイスタイミングによる部屋の片付けにより我間の夢は実現しつつある、感極まった我間は「綺麗になった」とは言え便器に抱きついたその体でそのままキャサリンに感謝の抱擁をする、それを困惑しながらも優しく受け止めるキャサリン『OH!』と小さく呟く。

幸福の女神

・「魔の巣」でのお客様と喪黒との再会、よくあるシーンではあるが「なんで場所知ってんの?」と疑問が浮かぶ(名刺にでも書いてあるのだろうか?)。『本当にありがとうございました!』我間が喪黒に感謝を伝えると共に「お礼の品」が手渡される、喪黒『お礼などよろしいですのにー』と謙遜し今や不法侵入で繋がった関係が感謝を伝える間柄になっている、「良い事が続いている」と上機嫌でそれがキャサリンが来たことによるものであると伝え更にその詳細を説明を始める「無くした物を見つけてくれた」と無くした指輪を見つけたシーンのカットが入る、以前のような「絶望的」な状態では決して見つかる事はないであろうデカいダイヤの指輪を見つけるファインプレー、「作る食事も美味しくヘルシー」で「コーディネイトのアドバイスとデザインのアシスタント」と饒舌に語る、自分の完全なる上位互換だとは気付かずに我間はご機嫌な様子。『それで「タダ」みたいなお給料なんてなんだか悪くて』と負い目を感じている我間、「タダ」みたいなとは?一体いくら払っているのだろうか?まずはお礼をするのはキャサリンにだろとは思うし、契約的に「タダ」みたいな給料に設定したのは喪黒では無いのだろうか?喪黒『彼女は精神修行の為に日本に来ているのです』と貰った「お礼の品」を開封している、更に続けて『お金の為に仕事してる訳じゃありませんからねー』と「タダ」とは言わないが決して高価とも言えない「自由の女神サブレ(多分千円くらい)」を開封し終えると『彼女を大切にしてあげてくださいねー』と敢えて強調はしていないが「約束」を提示してくる、そして結局キャサリンが何者なのか良く分からん状態のままである。

終盤

  • オウ!エクスキューズミー
  • よくある言い間違いの表現
  • 何も出来ない自分へ訣別
  • ぼんちパパからの回答
  • もう手遅れだけど適切な励まし
  • 精神修行の成果
  • 悪化

オウ!エクスキューズミー

・『来月からは君も立派なブランドオーナー、そして僕の、、、』トイレットペーパーの転がってない綺麗になった我間の部屋で二人は赤ワインで乾杯をしている、馴れ初めから経緯などはどうでもいいが既にに結婚直前まで来ているようだ。今まさに二人の唇が重なろうとする瞬間(大概ヤロー側は唇を窄めアホみたいな面になる)その間に映る玄関からキャサリンが家に入ってくる、『OH!Excuse me』頬を染め、口元を手で覆う仕草(よくあるリアクションだが何の意味なんでしょう?)で「やっちまった感」を出している、なぜ事前に知らせておかないのか?後10分程遅かったらもう「OH!Excuse me」ではすまなかったかもしれない。『今、お客さんが来ているの』と我間は少々取り乱しながらも冷静に説明をしているが「ぼんち」の方は何とも言えない表情(驚きと困惑を足して二で割り、そこに僅かな怒り)でキャサリンの方を見ている。ここで「ぼんち」の分かりやすい心の移り変わりが描かれる、まずは上記のような表情である、『オウ、スイマセン』そうキャサリンが答えているのを聞いている内に「何かに気づく」表情に変わる(おっ!キャサリンって可愛いやん!的)、『オカエリハモットオソイカトオモイマシテ』(お帰りはもっと遅いかと思いまして)、「ぼんち」は目を見開き、空いた口は塞がらず、眉毛が目から離れていく、そして何より頬を赤く染めている

よくある言い間違いの表現

・思わず「本当」の事を口走ってしまう事はありますか?我間はキャサリンがハウスレディである事を言い掛け「お友達」だと訂正し「ぼんち」に紹介をする、キャサリンは軽く会釈を済ますと『オハナヲオトリカエシマス』(お花をお取り返します)と我間の事情を一切察する事無く(聞かされてないだろうし、知ったこっちゃないが)ハウスレディの仕事に取り掛かろうとする、『えっ!!いいのー、自分の事は自分でするから』、と事情を知らない「ぼんち」からすると理解し難い会話の内容と前掛け姿でお友達が現れる謎な状況が目の前で展開しているが「ぼんち」の目はキャサリンに釘付けで耳は完全に閉ざされている完全に「一目惚れ」である。『ああ、あの、、』と「ぼんち」は我に帰り『よかったら君も一杯、、』我間が食い気味に『彼女飲めないんですって』と話を終わらせにかかる、「ぼんち」は構わず『彼女キレイだね、、』と惜しげもなく現彼女の前で言い放つ、我間も『そ、そうね』と(ぼんのヤロー惚れやがったな、しかしここで変に感情を出したりすると余計な事になりそうだから冷静に)返す。『じゃあ、僕もう帰るから、ゆっくりして行きなよキャサリン!』と「キス直前」でお預け食らったとは思えない程に「冷静且つ紳士的な気遣い」と「いきなり名前で呼ぶ大胆さ」を見せ「紳士ぼんち」はクールに去る(欲求の矛先が別に向いた時の男程に紳士な者は無い)。

何も出来ない自分へ訣別

・『また来るから、今夜はこれで、、』とお預けを食う我間、『じゃあね、、、チャオ』といつもとは格段にテンションの低い「チャオ」でお別れをする我間とは対照的にハイテンションな「ぼんち」は『おやすみ!』と颯爽に黄色いスポーツカー(那覇仕様)で帰って行く(夜に結構な騒音と白煙を撒き散らして)。『OH!』何やら我間に言い詰められているキャサリン、『だから、もう私一人でやっていけるって言っているの』と語尾強めに言い寄る、『デ、デモ、、』と(お前トイレットペーパー転がす程部屋汚すから駄目だろ)言うが我間は「ド正論」をぶちかます!『あなたが何でもやってくれたら、私は何も出来ない女になっちゃうの、会社も辞めたし、そろそろ花嫁修行もしなくちゃいけないしね!』、とてつもなく高濃度の「嫉妬」含まれているものの「事実」であり、「正しい判断」である、きっかけが良くなかったがいずれ来るモノであり重要な事である、「なんかキャサリン可哀想」的な雰囲気になるのも変な話である、しかし『OH、ソウデスネ、、』と笑顔で答えるキャサリンに皆さん同情は隠せないだろう。お預けを食い欲求不満の盛りのついた我間はキレ気味に『それじゃ!悪いけど、なるべく早く出て行ってね!』と言う、「えっ!一緒に暮らしてたの?」と言う疑問は置いといて『ハイ、、』と慎ましやかに返事をして視聴者の同情を買うキャサリン、、、と言う一連の流れをマンションの外から喪黒が見ている。

ぼんちパパからの回答

・港の見える公園、我間と「ぼんち」は公園の入り口を塞ぐように車を駐車している事に一才気兼ねする事無く話している、『大切なお話って何?』呑気に我間が問いかける、『実ばパパに海外出張を言いつけられて、来月日本を発たなきゃならないんだ、少なくとも3年は向こうに居なきゃならない、それから君の独立資金援助する件もパパが、、、、ダメだって、、』と残念そうに語る「ぼんち」、内容の薄い急な話ではあるが『なんですって?』と理解と驚きの反応を見せる我間、『すまない、パパが駄目だと言ったら、どうにも出来ないんだ、、、』と自分の雑魚っぷりは置いといて更に追い討つをかける『トイレを掃除したのはキャサリンだね』となぜか全てバレている様子(チクった犯人はヤツしか居ないが)、「合格」から一転して「不合格」になった泣いている我間に「ぼんち」は背中越しに『さよなら』と別れを告げ車で去っていく、港の見える公園に置き去りにして、、、

もう手遅れだけど適切な励まし

・『愚かな事をしましたね、、』背後から喪黒が声を掛けてくる、『喪黒さん、、、』と流れる涙を止める事も出来ないままに驚く我間、『つまらぬ嫉妬で女神を追い出したりするから幸運が逃げてしまったのです』と完全に「泣きっ面に蜂」状態の我間、更に蜂が群がって来る、『もう手遅れです、キャサリンは祖国で結婚すると言いました』、またキャサリンに頼ろうとしていたのか?我間は喪黒に縋り付き『私は、、、どうすれば?』と喪黒に助けを求める、喪黒『自分で何とかするのです!』と至極真っ当な助言且つ励ましをする、『何もかも自分でやるのです!』喪黒の右手人差し指が我間の顔面中央を捉えて励まし?が続く『自分で!自分で!じっ!ぶっ!んっ!でー!ドーン!

精神修行の成果

・ピンポーン、ピンポーン我間宅の呼び鈴が鳴り『ハーイ』と返事が返ってくる、『真知子さん、、、』「ぼんち」が玄関を開け『先日はすまなかった』と置き去りにした事なのか、自分の雑魚っぷりに対してなのか謝罪しながら中を覗いてくる、中は真っ暗だが微かに見える部屋の様子は「時の流れ」を超越したかのような荒廃っぷり、奥から我間の微かな『ぼんちさん、、』と言う反応が返ってくる、そんな異変には気づいてない(何でやねん)様子で「ぼんち」は続ける『僕はニューヨークで結婚する事にしたんだ、素晴らしい女性を紹介してくれてありがとう』といつの間にか「紹介」と言う形になってるのが疑問だがその紹介された女性が玄関に入ってくる、「FREE」を得たキャサリンが前掛けを付けずに現れる、一応俯き加減で申し訳なさそうな表情をしているが真意は分からない、ぼんち『キャサリンと知り合ってから僕はツキまくっててね、まさに彼女は幸運の女神だ!』、俯き目を閉じていたキャサリンが目を開け自ら勝名乗りあげる『マチコサン、、、ゴメンナサイ』一体何に謝罪してるかは言うまでも無いし、言葉とは裏腹な真意を感じる、とんだ「曲者」である、もし「良い人」であればこの場には現れないだろう、「ぼんち」からの当初の誘いに一度は「マチコサン二ワルイカラ」なんて断り、ましてや我間に会いに行くなんて事はしないだろうが、結局はこの有様、精神修行の成果としか思えない。

悪化

・『キャサリーン、、』我間がゴミ山から這い出しくる、髪はボサボサ(これは分かる)、身体中が汚れている(これも分かる)、口紅はしっかり塗られていルガ顔は汚ない、シャツは着てないがスーツの上着は着ているそして右肩が大きく破れている、スカートは履いてないがスカーフはしっかり巻かれている、部屋の荒廃っぷりも含めて「ここまで」やるのは一苦労であったであろう、『戻ってきて〜、お願い〜』キャサリンに抱きついてくる、異常さに動けずにいるキャサリン、そして婚約者がバケモンに襲われているのに何も出来ず驚くだけの「ぼんち」。バケモン『掃除して〜、料理作って〜、トイレ綺麗にして〜』と懇願し頼ろうとする見る影も無い我間だが少しは学んだのだろうか?「トイレットペーパー」が転がっているようには見受けられない、それ以外は悪化しているけど。

感想

・汚ない部屋の割に格好は最初から身なり整ってたよね、リアルでも部屋は汚いけど身なりはキチンとしてる人いますよね。

あとがき

・どんなに部屋を散らかそうとも床に転がらんだろう、トイレットペーパーは、、

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