画像も無しでレビュー
- 理不尽度・9:喪黒の存在も言わずもなが、血液的?にも理不尽
- 自業自得度・2:少しばかり違う家族に憧れたばかりに、、、
- 変わり種度・7:人間社会に溶け込む謎の存在
- アンハッピー度・1:身も心も休まる、、、
- 度ーん・3:説得、納得は一切無く
概要
今日のお客様
- 屋内 寒志 (やない さむし) 41 会社員
- 妻(OB) 息子(SON)
- 意外と希少人物!
屋内 寒志 (やない さむし) 41 会社員
・前髪が小規模のスネ夫?の普通のおっさん、ゴルフが好きと言う点以外は情報が無い、しかもそのゴルフが上手いのか下手なのかすら不明である。平日の真っ昼間にスーツで外出してる点から営業っぽいが正確な情報がないので推測しか出来ない。家族との確執はあるものの一定の「家族愛」は有る模様、、、なのが逆に悲しい。
妻(OB) 息子(SON)
・超絶ブスに描かれている妻(ジャイアンの母ちゃん的)、確執はあるものの過程が描かれてないので「なんか知らんが旦那にキレてる嫁」って感じ、しかも「ツンデレ」である(OBとは着用しているシャツに書いてある文字で意味は不明)。詳細不明の息子(おそらく20歳前後)、髪型と口周りに親父の遺伝子を感じるがハッキリ分かっているのは息子って事だけ(目元は母を感じる)、しかも「SON ・Tシャツ」を着用し息子である事を常にアピールしている、両親に対する思いは偏っている訳では無く、「親父に反抗的」って訳じゃなく「学生?」「浪人生?」って訳じゃなく、結局何者って感じ。父をパパ、母をママと呼ぶが違和感を感じるのは完全に筆者の偏見である。偏見ついでに息子を二十歳とすると結婚時期が凄く早いと感じた、このご時世余計に感じる、下手したら嫁は10代で結婚してる可能性もある。
意外と希少人物!
・約2000人に1人の人物である(のちに後述)、それが故の悲劇に巻き込まれる、ピンポイントで狙われた可能性有り。
立ち位置(もぐちゃん)
- 心のセールスマン
- 出番少なめ
心のセールスマン
・喪黒は自らを様々に語るが「心のサラリーマン」と直球の嘘を付くのは意外と珍しく、直球が故に誤解もされずにまかり通る。『今の世の中、物は豊富に溢れていますが心の中は寂しい人ばかりです』と風刺を効かせるが「家族を変えてみる」と言う、当然理解されない提案をする事により自らの存在を印象付け、「ココロのスキマ」に入り込む、相変わらず上手い手口である。
出番少なめ
・お約束の「約束」が無く、それが故に「約束を破る」事も無いので必然的に出番が少ない。
ココロのスキマ
- 私には家は有っても家庭が無いのです、、、
・出だしの喪黒の語り『老も若きも男も女も、、、』に被ってる段階で寒志と嫁は「やり合ってる」が、SON曰く毎日やり合ってるらしい(この時の理由は理解できる)しかし、毎日やりあう「理由」が不明である、そんなに毎日やり合える「理由」ある?。「家庭が無い」との比喩表現だがそう感じる動機がその「やり合い」なだけで少し弱いと感じる、しかも半分は嫁の時折感じる「ツンデレ」感のせいでは無いだろうか?。寒志曰く『女房も息子も私をバカにしている』と言うがその点も描写が乏しく決め手に欠ける。
あらすじ補足
序盤
- 誰でも怒るわ!
- 行きの偶然
- 99%カット
- 帰りの偶然
誰でも怒るわ!
・午前5時、寒志の枕元の目覚まし時計がけたたましく鳴り響く、寒志は飛び起きるが眠気真子で目覚まし時計を止めにかかりベットから転げ落ちる(画面が揺れる程の衝撃!)、その一連のうるさい行為のおかげで隣のベットで寝るブスの嫁が起きる羽目になる(純粋に寒志の迷惑行為である)夫婦の会話は「喪黒の語り」で聞こえないが明らかに不満をぶつけている(当然である)、しかも息子も乱入してきて開口一番「寝られねーよ」的な文句を言っている様子そして、母と息子は結託して親父を責め立てる(しかも起きる理由がてめーのゴルフ)、よくある事なのだろうか?2人は超キレている(当然である)、不思議なのがここで寒志が何やら言い返そうとして表情が曇るがどう考えてもアンタが悪い(結局言い返しは未遂)
行きの偶然
・ゴルフバッグを抱え小走りの寒志、完全に遅刻の様子(ゴルフは紳士のスポーツ、遅刻は厳禁「OB夫婦 妻のケース」参照)。目の前にタクシーが通りかかり『助かったー』と安堵の表情、『すいませーん』とタクシーに駆け寄り乗り込もうとするが、後部座席の窓が開き『いや、あのもう乗ってるんですー』と「デカイツラ」で「デカイツラ」の喪黒が申し訳なさそうに?お断りを入れる、常人なら「乗ってる奴」的にも「状況」的にも次を探そうものだが「人に迷惑」と言う概念が乏しい寒志は「あい♡のり」を提案『申し訳ないんですが、急いでるもので駅まで相乗りさせてもらえませんか?』、喪黒も快く承諾『ハイ、いいですよ、どうぞお乗りください』。気を許したのか、居た堪れ無さなのか『いやー出掛けに女房とやり合ってしまってー』なんて寒志は軽い言い訳を話しつつ、タクシーは出発する。
99%カット
・ゴルフのプレイの様子は一切描かれる事は無く5秒ほどゴルフ場が登場しただけで「ゴルフ編」終了!明らかに必要ない要素なので描く必要はないが更に言えば「ゴルフ」である必要も無かったであろう、理由は時代的って事でしょう?。ゴルフ場にて他のプレイヤーとの家族感についての会話などあればもう少し深みが出た気もするが何せ尺が無い。
帰りの偶然
・場面が変わり夜の街、しかも駅前(十分繁華街である)、タクシーを待つ列の12番目にゴルフを終えた寒志が時計を眺めながら「これじゃ帰りが遅くなるなー」的な感じの表情で並んでいる(ゴルフ場が近くに有るようにはとても思えないがそれは野暮である)。そこへ『おやー?こりゃまた偶然ですねー』と背後から声をかけ喪黒が登場(今回は徒歩)『あなたは今朝の、、いやー本当に助かりました、おかげでスタートに間に合いましたよ』と丁重なお礼をする寒志、喪黒『よかったですねーオーっホッホッホー』何も起こらないハズも無く2人は「魔の巣」へ。
中盤
- 引き際があっさり
- AB型 RH –
- 赤い目
- よくあるお土産
- 酒と女
- パパはママに見栄を張る
引き際があっさり
・寒志『、、、しかし家族にとって主の存在ってのは何でしょうね?』そのような疑問を持つ体験をしているとは思えない喪黒へ問いかける、当然のように『さぁ、、』と深いため息のようなスルーにも近い返答をする喪黒、続け様に家族への愚痴が喪黒へと投げかけられる、、、『ほぉ』や『お気の毒ですな』と軽く流しつつ自分のターンにしたくて堪らない感情を抑えつつも「入り込む余地」を探しているようだ。『思い切って家族を変えてみては如何です?』思いもしない提案に対し寒志は『あなた一体、、、?』名刺のシーンへ。散々愚痴って置いてその上無茶振りも良いとこだがここで寒志は家族への思いを語り始める『あんな女房と息子ですが一応、私の家族です』、恐らく「これは」小さくとも純粋な「家族愛」であろう、そんな純粋なモノが現れては喪黒も一時撤退を余儀なくされる『もし私が必要な時はここへご連絡ください』とあっさり退散。
AB型 RH –
・季節は夏、時は昼、ビルの立ち並ぶオフィス街にネクタイを緩め、ハンカチで汗を拭く寒志が現れる、場所はオフィス街一角の公園、そこには献血ルームが設営されてい献血を呼びかける女の子が居る、イマイチ状況がよく分からないが何故か「そこ」に寒志が居る(他にも多数似たようなリーマンが居る、推測だが爪楊枝を咥えているので昼飯後?)。女の子『AB型 RH -が今大変不足しています、どうか献血にご協力ください』、いやいや〜そんなに簡単にしかもそこら辺にホイホイ居るような血液型じゃねーし、何せ2000人に1人の割合だからねそうそう居ないよー、と思ったが居ました!寒志『あのー僕はAB型 RH -だけど、、、』、「本日中に必要な血液本数、A型358本、O型231本」とやけにノルマ?が高い目標を書いた紙を抱えている所謂「かわいい」女の子が『よろしくお願いします』と深々頭を垂れ寒志にお願いをしている、寒志『うちの子もこのくらい可愛ければねー』と「ちょいデレ」しつつ『君アルバイトなの?』と謎に雇用形態を気にして質問を投げかける、『ボランティアです』と、茶髪で水色のスカートを履き、赤十字のマークが入った黄色いシャツを着たその女の子はハッキリと答える、関心しつつ寒志は献血カー?(バス)の中へ。
赤い目
・バスの中では「ピンクのナース」がお出迎え『ハイ、腕をこちらに入れて下さい』ベッド横たわる寒志に優しく話しかける、ナースの顔を見るや否や頬を赤く染める寒志、恐らく年齢は嫁と大して変わらないだろう、しかし同じXX染色体を持つ生物とは思えない程の綺麗どころ、しかも「目が真っ赤」、白目の所が充血して赤い訳じゃ無く、黒目が真っ赤?でとても妖艶な雰囲気を醸し出している、腕を消毒されながら『こんな人が女房だったら、、、』と妄想を広げつつ顔は完全に「イッている」。新手の性的サービスかと勘違いしてしまいそうになっている寒志をバスの外から黒い、丸い、血液型不明のおっさんが見ている。
よくあるお土産
・『ただいまー』ベロベロに酔っ払って「無い」寒志が帰宅した、酔っ払いと「セット」と呼んでも差し支えない「あのお土産」を携えて、なんとも不釣り合いなイメージがある。自ら大きな声を出した事に気づいて自分で自分を嗜める寒志『静かに、、静かに、、』(迷惑行為と考えてるようだが帰宅の挨拶でそれは無いんでない?)、面倒な家庭環境に気を使いながら家の奥へと入っていく。リビングでは女房がダイニングチェアに寒志へ背を向けた状態で座っている、テーブルの上には「ワイングラス」と「AuTO STOP」と言う銘柄のワイン?ウイスキー?の瓶があり既に軽く「できあがっている」(顔が赤い)、寒志は『飲んでるのかい?』と決して嫌味も無く、責め立てる様子等は一切感じ無い「むしろ優しい口調」で酒が似合いつつ貫禄も感じさせる我が愛しき妻へ語りかける、、、、が愛しい妻は『飲んだら悪いの?』といきなり喧嘩腰(なんでやねん!)妻『あんただって飲んで来たくせに』と「ジェラってる」としか思えない感情をむき出しにして振り向き様に更に食ってかかる!『そんなに帰りたくないなら帰って来なくたって良いわよ!』勝手な勘違いで苛立ちの表情を隠せない寒志に更に追い討ちを掛ける『何よその顔は?、あんたみたいな甲斐性無しじゃどこも行くトコ無いわよね〜』遥か下を見下す様に嫁の「ドヤ顔」がすごい、しばらく黙って耐え忍んだ寒志だが『バ、バ、バカにするな!私だって!』反撃開始。
酒と女
・『あ〜ら?そうなの?そいじゃさ女のトコでも行ったらどうなの?』妻として、いや女として「何の魅力」がありコイツはこの立場にいるのだろうか?何か特殊能力でも無い限りその見た目のハンデを埋める事は到底叶わない、なぜコイツはこんなにも強気なのだろうか?と疑問を持ったところで寒志の主張が炸裂する『私はこの家の主だぞ!』と一世一代の主張に対して「食い気味」に息子が割って入る『良い加減にしてよ!!』スゲーキレてる、親の喧嘩なんかほっとけよとは思うが理由が有るようだ『毎日、毎日、喧嘩ばっかりしてー』どうやら毎日喧嘩しているようだ(マジで何の理由?そんなネタ無いだろ)。少しキャラ変した嫁が(弱気モード)『だってーパパったら私達を捨ててよその女の所へ行くって言うんだからー』と「甲斐甲斐しくするもこの仕打ち」とでも言わんばかりのクソみたいな演技で息子の同情を買おうとする嫁。
パパはママに見栄を張る
・息子『パパー、見栄を張らずにママに謝りなよー』これは強烈である、真偽はともかく息子に「見栄を張るな」と言われるとは相当舐められている証拠、『謝る事などしていない』と見栄には敢えて触れず「親父の正しさ」を全面に主張するが動揺が隠しキレず声が上擦っている(何とも情けない)、そして嫁が引導を渡す『それじゃどこへでも好きな所へ行ったら?あんたなんて居ない方がマシよ!』、左右の瞳がサイズ違いになる程の怒り?で我慢の限界に来た寒志は『よし!じゃ出てってやる』と豪語して、せっかく携えた「あの土産」を床に叩きつけ、大型肉食獣のように歯を食いしばりリビングを出て、そして「かなり」名残惜しそうに家から出て行った。
終盤
- 家族交換チャンス!
- 屋内家(二軒目)
- 屋内家(一軒目)
- なぜ呼んだ?
家族交換チャンス!
・門から出て10歩も歩かない内に『お待ちしておりましたよー』と寒志に声が掛かる、自宅を知られている上にタイミングも完璧、しかし自ら「必要な時は呼んでくれ」と言ってたくせに自ら現れる喪黒、ただ項垂れて家から出てきただけなのに「察した」ように『今こそ家族交換のチャンスですよ』と嗾ける、動揺している寒志に更に『大丈夫!きっとあなたが満足される家族をご紹介します』と結果的に間違ってなかったが、とても「ハイ、お願いします」とは言えるはずもない選択肢を与え、決断を迫る!迫ると言っても一回だけ聞いた後に返答する間も与えず「ドーン!」しちゃいます。
屋内家(二軒目)
・2人は洋館の前に佇む、立派な洋館は煌々と灯りが付いていて非常に豪華である。喪黒『どうぞこの中へ入って下さい』、寒志『でも知らない家にいきなり、、、』喪黒『知らない家ではありません!表札をよくご覧なさい、屋内さん』と門に掲げてある表札を指差す。確かに「屋内」と書いてある、振り返ると喪黒の姿は消え門が開く。仕組みは不明だが玄関の扉も自動で開き正面に「ピンクのナース」が出迎えている『おかえりなさい、あなた』、寒志『君は、、、』と状況が理解できてない寒志を尻目に『ミチコさん、パパがお帰りよ』と2階の方へ声を掛ける、『パパーお帰りなさい』と1人の女の子が駆け寄り抱きついて来る、まだ「あの時」の赤十字マークの入ったシャツを着ている、嫁(仮)は花柄のワンピースを着ているのに娘(仮)はそのまま、結局どちらも「ズレたセンス」を感じる。嫁(仮)『お風呂沸かしてありますからすぐお入りなって下さい』と優しく声がかかり、『一緒に入ろ』と声を掛ける娘(仮)、家族の愛情を感じたのか(少なくとも下世話な感情では無い)寒志の目が潤んでいる、とんでもなく展開がスピーディーだが幸せ家族スタートです!ってのを門の外から喪黒のおっさんが見ている、曰くあり気な効果音と共に、、、
屋内家(一軒目)
・一軒目の屋内、『おかしいわねー』嫁が頬杖を付きながら寒志の帰りを待っている、一夜明けた様子で朝になっている、息子は呑気に『カプセルホテルに泊まってるんだよ、心配することないって』と、嫁は『し、心配なんてしてないわよ』と分かりやすい反応『日曜だって言うのにゴルフまでもすっぽかすなんて』とても心配している。そして夜がふける、描写的にはその日の夜のハズ、寒志はまだ帰らない、息子『ほんとにパパどうしたんだろ?会社も休んでるって言うし』ゴルフと会社同じ日にあるの?って言う野暮な疑問は置いといて、嫁と息子はお互いの寒志に対する態度を責め合う『あんたがパパをバカにするからよ』『ママだって大事にしなかったくせに』少しの静寂を挟んでインターホンが鳴る「ピンポーン」、喪黒『こんばんわ』。
なぜ呼んだ?
・「TAXY」と言うスペルミスっぽい「TAXI」で洋館の前に降り立つ2人と喪黒、『どーぞ、ご主人この中にいますよ』と案内する喪黒、今回は自分らで扉を開けたものの中は真っ暗、奥に明かりがうっすら見え奥えと進む、ありがちな「扉が勝手にしまる」演出で2人は驚くものの(喪黒は既に居ない)更に進む、角を曲がると明かりが付いた部屋が見えて声が聞こえる『ママ最高だね!』『ほんとAB型 RH -はいいわー』。ドアの隙間から縦に顔を並べ2人は中を覗く、そこは風呂場で三人が一糸纏わぬ姿で抱き合っている『身も心も休まる、これが本当の家族、、』とちょっと違う気もするが本人は大満足の様子、当然そこで終わる訳もなく寒志は「立派な牙」が生えた2人(仮)に噛まれ血を吸われていく、吸われているが本人は大満足、しわしわになって来てるが本人は大満足、髪が抜けて歯が抜けてきても死にかけても本人は大満足、恐らく死んでも本人は大満足だろう(明確な描写は無い)、ただただ嫁と息子はなぜ呼ばれたのか?と言う疑問だけが歯形の様に心に残る、吸血鬼だけに、、、
感想
・なんか母娘(仮)側からの依頼じゃねーのって?疑惑あるよね!
あとがき
・交換と言うなら代わりの「旦那」を提供しないと、事の顛末を見せるんじゃなくてそう言う展開もいいかもと思った。
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